桜の道を辿る・北国の桜　白河市から二本松市へⅡ・⑥
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二本松市・桜吹雪の舞う鈴石の桜　２０１９．０４．２２＊（禁）無断転載
 
＊参照ください・桜の道を辿る・北国の桜・目次・２０１８年４月９日～１０日
①福島県白河市～須賀川市 ②二本松市 ③白河市１ ④白河市２ ⑤桜と狛犬

２週間前・４月８日の二本松市の一本桜を巡る旅はまさに咲きだしたばかりの最も美しい桜の姿を見る事が出来ました。県境の高原の村の狭い畑に苗を植え種を蒔く季節が迫っています（近所の農家の人の助言を得ています）。５月の連休前に出かけるとすると２２日しか都合が付きません。

山形の置賜桜回は開花の絶好の時を迎えているでしょうが今回は種蒔きを主たる目的とすることにして桜は二本松で楽しむ事にしました。幾つかの一本桜では吹き抜ける風に乗った桜吹雪に体中を覆われた旅になりました。それでも殆どが静かに咲く一本桜の艶姿を見る事が出来ました。２１日の夜、到着した高原の村ではコートなしでは過ごせない寒さでした。三泊四日の旅は一日が桜、一日が買い物と種蒔き、その間に峠を越えたイワナ釣りと一週間も滞在した気分になる程の充実した時間を過ごすことが出来ました。２０１９．０４．２２
〇2019年４月８日・北国の桜Ⅰ（二本松市）・掲載順路①～⑤（マップ・コード：寺社の入口部分に設定しました）
①常願寺（61003006*88）⇒愛宕神社（61003283*54）⇒慈眼寺（61 035 581*06）
②茶園の桜（129608272*78）⇒大隣寺（129606637*76）⇒霞が城（129637274*30）
③龍泉寺（129636611*43）⇒蓮華寺（129638004*61）⇒鏡石寺（129608821*13）

④善性寺（129638389*16）⇒長泉寺⇒本久寺（129639214*86）⇒駅前交流センター駐車場（129 607 403*13）・街散策と二本松神社
⑤白河市南湖神社・楽翁桜⇒白河市・妙関寺の乙姫（おとひめ）桜
〇2019年４月２２日・北国の桜Ⅱ（二本松市）・掲載順路⑦～
⑥西郷村・阿武隈川の桜⇒二本松市平石町・豊稔神社⇒鈴の石の桜129491135*78⇒芹沢の千年桜129431220*76⇒３５

⑦新殿神社（129416811*40）⇒福田寺（129416811*40）⇒合戦場の桜（129444239*55）
⑧桃前の桜（129477644*68）⇒愛蔵寺・護摩桜（129598001*86）
⑨祭田の桜（129623166*57）⇒小田彦太郎桜⇒中島の地蔵桜（129655624*04）
 
スライド・2019年
スライド・2019年①　画像をクリックするとスライドがご覧いただけます。 スライド・2019年②　画像をクリックするとスライドがご覧いただけます。
スライド・２０１８年
スライド①　画像をクリックするとスライドがご覧いただけます。

スライド②　画像をクリックするとスライドがご覧いただけます。
北国の桜への道・２０１８年・地図　*２０１９年訪問地
 
福島県西郷村・阿武隈川の桜

快晴の朝、車から桜の並木が見えてきました。朝の眼ざめに立ち寄ってみる事にします。この阿武隈川の土手の桜を見に訪れる人は稀ではないかと思われます。嬉しい事に長い並木の先に残雪の那須連山が見えます。幸先の良い旅立ちの朝の風景です。２０１９．０４．２２

土手に下は阿武隈川が流れていました。若干の雪解け水が入っているのかもしれませんが大河の水量には見えません。田植えの季節を迎えて何処かで取水されているのかもしれません。２０１９．０４．２２
ソメイヨシノらしい大きな花弁が一杯に開いています。誰も見ていない満開の桜との出会いは、今日の旅の辻占としては瑞兆の知らせかも知れません。２０１９．０４．２２
土手の近くの農作地際に水仙が沢山花を咲かせていました。農家の人が植えたのかもしれません。北国の桜への旅では出来る限り予定外は立ち止まらないと心に決めているのですが、ただあるだけの普通の風景に惹かれて決心はしばしば反故になってしまいます。２０１９．０４．２２
二本松市平石町・豊稔神社

国道4号線を北上しています。二本松市が近付くほどに左手の残雪の安達太良山の風景がその高さを増してきます。この残雪の山を背景にした桜の姿こそ、私の北国の桜を訪ねる目的の一つになります。２０１９．０４．２２
国道4号から右折して道路を進んで行くと最初の目的地鈴の石の桜の看板が目に入りました。１．２ｋｍとの表示に近くに居る事が分かります。その安ど感から左手の小高い岡の上に鎮座する神社の桜に目がいってしまいました。目的地以外立ち止まらいと言う決心は何の役にもたちませんでした。二本松市平石町の豊稔神社の参道を登ります。２０１９．０４．２２
小山の上の神社の桜です。晴天の空から桜の花弁が舞いおいてきます。満開を過ぎて桜吹雪の季節になってしまいました。２０１９．０４．２２

小高い岡の上の社で旅の安全を祈ってお参りをさせて貰います。一本桜ではなく数本の桜が植えられていました。２０１９．０４．２２
 
二本松市・鈴の石の桜

鈴石神社左手の道を登って行くと岡の上に”鈴の石の桜”が見えます。通りがかった地元の方に桜の木の下の駐車スペースに車を止めさせて貰うことをお願いすると、出たらチューンを掛けてくれれば良いとの事で心置きなく桜を見る事が出来ました。

時折強風の吹き付ける快晴の朝、満開を過ぎつつある鈴の石の桜が大量の桜吹雪で迎えてくれました。私の好みの静かに咲くエドヒガンの一本桜からプレゼントです。体中桜の花弁で覆われます。２０１９．０４．２２

鈴石神社住所：県二本松市鈴石町。鈴の石の桜は鈴石神社の小山の左の坂道の上にあります。鈴石神社は狛犬を居る事がグーグル・マップで分かっていたので迷わず参拝をさせて貰いました。たまたま境内の掃除をしているらしい地元の方がいらっしゃって興味深い話を聞けたことは楽しい思い出になりました。

鈴石神社については別のページでご紹介しますが、この神社の木彫の彫りの数々の素晴らしに驚かされました。幾つかの神社の素晴らしい木彫を目にしていますが鈴石神社の彫りはそれらに匹敵する職人の彫りに見えました。２０１９．０４．２２

花吹雪の中を坂道を登りながら上から下からと鈴の石の姿を眺めています。勿論誰も見る人はいません、時折車が通っていくだけです。２０１９．０４．２２
既に満開の時を過ぎて数日が過ぎたようでまさに過行く春の気配です。それだけに花吹雪が激しく強風に待っている別の美しい世界を見せてくれます。２０１９．０４．２２

鈴の石の坂から２００ｍ程先の小山の上に美しい樹形の桜が見えます。鈴の石の桜から次の芹沢の桜へ向かう途中訪ねたのですが道が分かりませんでした。美しい姿だけが思い出に残りました。２０１９．０４．２２

 

 
二本松市・芹沢の桜・推定樹齢８００年超

芹沢のサクラ住所：福島県二本松市芹沢１１２。最初、マップ・コードセットした場所は芹沢の桜の峠を越えた反対側の道に出てしまったようです。車を止め桜を探して小さな峠まで歩いてみました。集会所と廃屋があるばかりで桜の姿は見えません、眼下には集落が広がっていました。諦めて次の桜に向かうって進むと芹沢の桜の看板が出てきました。それに従って坂道を緩やかに上ると右手に桜が見えてきました。

最初に車を止めた場所はやはり小さな峠の反対側でした。車を止めるスペースは狭い坂を登った桜の木の下に２～３台程止められます。２０１９．０４．２２

 

 

 

 

推定樹齢８００年を来れる古木の為か太い枝が幾つか折れていました。痛ましい桜の姿です。この古木を維持管理するのはさぞかし大変に苦労だろうと思いました。

桜の花が散りだしています、加えて折れた太い枝を見たりしたこともあり寂し気な咲き方に見えてしまいました。２０１９．０４．２２
まさに満開の時を迎えたばかりの美しい桜の色に見惚れてしまいました。２０１９．０４．２２
芹沢の桜は集落の後ろの山の斜面にたったいます。見下ろし眼下には若い桜が植えられている様子が見えます。２０１９．０４．２２
高台の上の台地から見る花を咲かせた芹沢の桜はこの森のやはり女王に見えます。一時の華やかな春を迎え、やがて花を散らした後は辺りの木々の緑の中に埋もれていくのでしょう。２０１９．０４．２２

散る桜の花びらを顔に浴びながら見上げています。誰も見ている人の居ない静寂が支配する森の中で得難い至福の時を味わっています。

次の桜は今回の旅の大きな目的の一つ、合戦場の桜です。残念ですが次に向かわなくてはなりません。２０１９．０４．２２
 
合戦場の桜への道

芹沢の桜から合戦場の桜を目指します。道中のどこも桜と花々に溢れています、全てに足を運んでいては時間が足りなくなりますのでその気持ちを強く抑え込んで先に進まなくてはなりません。

芹沢の桜を出ると直ぐ左に久安山観音寺の桜が見えてきました。我慢する気持ちが抑えられなくなって数分間だけ道路の広いスペースに車を止めて見入ってしまいました。２０１９．０４．２２

次の合戦場の桜は写真で見る限り姿の美しい桜に見えます。近くには他にも美しい一本桜が見られる場所です、人込みを覚悟しなくてはならないようです。２０１９．０４．２２

 
04/27/2019
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