土手のサクラソウ
土手の自生地のサクラソウが満開 4月14日

3月終りと4月の第一週は隅田川のジョギングと散策に出かけた為に何時もの土手のジョギングから暫くの間遠ざかっていました。嬉しいことに(推測はしていましたが)2週間ぶりに出かけた馴染みの土手ではサクラソウの自生地に可憐な花が咲きだしていました。

見世物のような派手さとは無縁の緑の自然の中にただ静かに咲いている清楚な姿のサクラソウとの一年ぶりの再会に心が和みました。往路は先を急ぐのでカメラのシャッターを数回押しだけに留め復路にその楽しみを取っておくことにしました。

片道5km程の折り返し点の橋脚にタッチしてから復路を辿ります。往路の土手では特徴のある幾つかの野の花が咲きだしているのが目に入りました。それらを見ながらサクラソウは復路の最後の行程の楽しみに取っておくことにして土手の野の花を見ながら土手を辿る事にしました。

2025.04.14

土手の野の花一覧をご参照ください。
土手の野の花のアルバム写真
土手のジョギングの折に目にした野の花の写真を納めれた下記アルバムをご覧ください。
土手の野の花とその風景 アルバムページ
サクラソウ自生地の野の花 のアルバム画像をご覧ください。

土手のジョギングとサクラソウ自生地 アルバム・ページ

2024.09.30

サクラソウと野の花 ”土手のジョギング・サクラソウと野の花@”掲載の画像は左記アルバムよりご覧ください。尚、上記の土手のジョギングとサクラソウ自生地と併せて掲載申し上げました。

2023.09.25

土手の野の花一覧をご参照ください。文中の植物の名前が違っている場合もあります。

2024.09.30

2025年4月7日・ジョギングする土手の野の花とサクラソウ

ムラサキサギゴケ

9:55・若干風が吹く程度でコンデションとしては絶好の日和の土手の出発点の草むらに小さな紫の版を付ける野の花・ムラサキゴケが大きな群落を作って咲いていました。

2025.04.14

ムラサキサギゴケ

10:42・美しい富士山の姿を道連れに片道5kmの土手の贅沢なジョギングの折り返し点が近くなりました。嬉しいことに厳しい寒さと引き換えに富士山の周りには雲も無くくっきりとした姿を存分に楽しむことができました。

加えて厳しい寒さのお陰で土手の上にも殆ど人の姿は見られません。

2025.04.14

野の花の特性でもありますが多くがそれぞれに特殊な姿で花が咲いているので目を近づけて観察しないとその実像が見えません。紫色の小さな花びらに似ずかなり複雑な姿で咲いています。この季節、芝生状の草むらの中にかなり大きな群落を作る生命力の強い野の花です。

2025.04.14

4月14日・往路のサクラソウ

8:58・ムラサキゴケをカメラに収めてから土手のジョギングに出発します。土手に登る緩やかな坂道の出発点の脇の野草の原の中に想像通りサクラソウの花が彩を添えて咲いてくれていました。

3月下旬頃ボランテイアの人達が草地で雑草を抜いたり整備をしている姿を見ています。例年その方々のお陰で雑草の原に咲く自然のサクラソウの花を楽しむ事が出来ます。

あえてサクラソウがその生命を維持できる必要最小限の手入れに抑えて自然の姿を保っている事に大きな感銘をうけます。2025.04.14

小さな可憐なサクラソウが目の前に幾つかの大きな群落を作って咲いています。雑草のこの地がサクラソウの生存地、出来る限り人の手を遠ざけた自然の中にこれ程可憐な花が存在する事は信じられないことに思えてしまいます。

花が咲き終われば人間の丈より高い葦の原の中に埋もれてほぼ残りの一年を過ごすサクラソウにせめてもの声援を送りたいと思いました。

花弁に露の雫を纏って短い花の季節を精一杯陽の光を浴びて咲いてくれていました。

2025.04.14

既に青い葦などの雑草がサクラソウとのせめぎ合いを制してそのテリトリーを広げている様子が見えます。私にはただ見るだけしか出来る事はありません。

2025.04.14

青草の原に花の季節だけ瀬一杯そのテリトリーを広げた幾つかのサクラソウの群落が目に入ります。その一つの群落をカメラに収めて復路の再会を願って土手のジョギングの為に坂道を登ります。

2025.04.14

10:32・土手に登ると大きな空に広がる雲の下に3月31日の隅田川のジョギングでその真下を通って目にしたスカイツリーが見えます。町の土手のジョギングや散策では何時も目印になってくれる私には親しみを感じさせてくれるスカイツリー。折り返し点まで目を上げればその姿が飛び込んでくる心強い道連れです。

2025.04.14

10:54・2週間ぶりの土手のジョギング、何か随分久しぶりな新鮮な気分になりました。お馴染みの約5km程の折り返し点の橋げたにタッチしながらカメラのシャッターを押しました。帰路は往路で目にした幾つかの野の花を見ながらジョギングを続ける事にします。復路の最後の楽しみのサクラソウの花との再会を目指して出発点に戻る事にしました。

 

2025.04.14

ヘラオオバコ

10:58・土手の道の端のあちらこちらにヘラオオバコが奇妙な花を咲かせていました。点々と続くヘオオバコの群落が土手の斜面をなぞって流れる風に大きく揺れていました。

2025.04.14

ナヨクサフジ

11:00・優雅なナヨクサフジが緑の雑草に絡まるように大きな花びらを咲かせていました。どの野の花も、優雅な姿からは想像もできない強い生命力で雑草と共存しているその姿に感銘を受けますが、この紫の花弁のナヨクサフジも優雅な姿から思いもよらない強い花のようです。

2025.04.14

蛇が少し怖いのですがナヨクサフジが大きな群落を作っている緑の花の中に入っていきました。緑の雑草に絡まるように咲く紫の花房を写してみました。

2025.04.14

オオイヌノフグリ

雑草の中に咲く1cm程の小さな花弁の花ですが、やはり野の花の強さでテリトリーを広げてあちらこちらに群落を作って咲いていました。

2025.04.14

 

11:14・何か目新しい野の花に出会うかもしれないと土手から続く草の中を川岸まで下ってみました。数本の大きな木が作る小さな森の横を通ると沢山のカラスが一面に飛び立ちました。

カラスの巣の近くを通って刺激したようです。

 

2025.04.14

ヘラオオバコ

土手の道の端に点々と群落をつくってヘラオオバコが咲いていました。風に長い茎を大きく揺らしていますが花房の重みも苦にならないのかリズムを刻むように心地良さそうに体を揺らしていました。

 

2025.04.14 

12:03・復路のジョギングがほぼ終わり土手からの坂道を下りだすと眼下に出発時に立ち寄った桜草の自生地に戻ってきました。

2025.04.14

復路は少し日の光が強くなったせいもあり緑の野の原とそこに艶やかな色で転々と群落を作って咲く錯綜のコントラストが出発時の風景より活力を感じさせてくれます。

2025.04.14

12:03・見る人も居ない桜草は足元から群落を作って咲いてくれています。目を近づけてその姿を存分に楽しませてもらいました。

 

2025.04.14

12:04・果たして来週の土手でこの清楚な姿の花を見ることが出来るか分かりません。多分見られても咲き始めの生命力が減じた姿を目にすることになろうと思い、再度全体の姿を目にとめてこの風景を胸にしまい込みました。

2025.04.14

 

隅田川の小さな旅で2週間ぶりに訪れた馴染みの土手で咲きだしたばかり清楚な野の花に出会うことが出来ました。見せるための細工とは無縁の野に咲く透明感のある野の花の姿に引き込まれるように魅せられたジョギング途中の至福の一時、大切な思い出として胸にしまい込みました。

 

2025.04.14

 

04/16/2025
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