野草摘みの土手のジョギング 菜の花の土手  彼岸花の土手のジョギング
 
土手に人が居なくなると何処からともなくムクドリと思われる小鳥が集まってきます。カラスの群れは気味が悪いのですが小鳥の群れは春を告げているようです。
私も蹴散らすようにして走りますが当然素早く飛び去ってしまいます。実際はのろのろと近づくのですから結果は見えています。

 

2017年2月5日、何処となく春の気配がする土手をのんびりと走ました。一応往復16km程をよたよたと走ることにしました。

晴れて風の強い日は土手から富士山が見える事が多いのです。今日は生憎雲が空を覆って富士山が見えません。この雲はかなり巨大です。それでも広い空に広がる雲の形が面白く長い道中退屈はしません。2017.02.05

 

小さな船が浮かんだような雲が流れていきます。雲の動きはゆったりとしているようで気が付くとかなり遠くに流れて行っているようです。

往路の3kmを過ぎるとスカイツリーが見えてきました。今は正面ですが8kmの折り返し点近くでは視界の左端に見えるようになります。

川が大きく左にカーブして流れているようです。2017.02.05

 
復路の野草摘み

復路を12kmほど戻ってくると左手の土手に菜の花が咲き出しています。背丈は短く、盛期のように土手一面が黄色という事ではありません。それはそれで可憐に見える好ましい咲き方です。

 

30〜40cmの鮮やかな黄色の花畑の中にたっています。長く伸びた花は何故か一部花が落ちているようです。

背丈の短い菜の花を摘みました。

土手の斜面に沢山の短い菜の花が咲いています。黄色の野草の中を歩くのは心がウキウキします。

腰にぶら下げたビニール袋に菜の花を入れる前に青空をバックに写真を撮りました。日当たりの心地よい良い斜面での花摘みはジョギングの疲れを癒してくれます。2017.02.05

猛烈な北風が体を押し戻して先へ進むのに往生します。土手に人影が消えています。

復路の14km地点で土手を降りる事にします。この季節自転車に大きな籠を載せて野草を採っている人が時々居ます。菜の花が咲く、カラシナと思われる葉っぱを採っているようなのです(名前は間違っている可能性もあります)。大きな籠から見ると個人的に食べる範囲を超えているようで、仕事にしているのではないかと思えるほどです。

私も土手を降りて摘むことにしました。鎌を持っていないので手で中心部の柔らかい部分をむしり取ることにしました。根が抜けてしまった1本の根本が大根のようになっていました。

 

柔らかそうな中心部をむしりました。

2回分楽しむほどのカラシナをとりました。

カラシナと一緒に沢山のイヌイノフグリの可憐な花が咲いていました。野草の可憐な美しさは、自然の中で自らの力で生きている健気な姿が生み出すものでしょうか。これは個人的な好みなのですが、牡丹シャクヤクにはない清々しさを感じてしまいます。勿論村では牡丹もシャクヤクも大切に育てては居るのです。

 

土手は風があたらずポカポカと気持ちが良いので少し斜面を歩きました。土手に出ると又強風に押し戻されるようになります。ここは心地よい別天地です。2017.02.05

 

家に帰ってカラシナは胡麻和えで食べました。2度ほどあく抜きをしたので、ほろ苦さが適度になり採りたてなので葉っぱも柔らかく大変美味しい一品でした。菜の花は花瓶にぶち込んで眺めています。

よたよた走るジョギングも悪くはありません。もう一回はカラシナを楽しむことが出来そうです、そして来週も土手に行ければ、野草摘みが出来るのですから心配は無用のようです。2017.02.05

04/17/2021
Copyright (C) Oct. 10,2007 Oozora.All Right Reserved.
本日カウント数-
昨日カウント数-
トップ・ページに戻る
村の植物
村からの旅
村での生活
村の温泉
山を旅する
村の傍の奥の細道
ページ一覧
街の暮らし
物語の始まり