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下新倉氷川八幡神社・明治25年(1892年)狛犬  *()転用・使用

土手のジョギングの帰路の狛犬巡り①和光市の狛犬

①掲載分 6月11日・新倉氷川八幡神社(和光市新倉2丁目18−60)⇒6月17日・ 下新倉氷川八幡神社(和光市下新倉3丁目13−33 )⇒ 武州白子熊野神社(和光市白子2丁目15−50)

②掲載分・新田宿八坂神社(板橋区成増2丁目34 )⇒田柄愛宕神社(練馬区田柄2丁目17−11)⇒ 田柄天祖神社(練馬区田柄4丁目27−5 )

2019年6月11日と17日、土手のジョギング後、家への帰路大回りして狛犬を訪ねる事にしました。

⇐6月17日は、ジョギングする土手の上から雲で頂上が隠れた富士山が望まれる絶好の日よりでした。時折ちらっと姿を見せる頂上にはまだ残雪が見られました。今回訪れた神社は川の対岸にあります。2019.04.17

和光市・新倉氷川八幡神社
新倉氷川八幡神社住所:和光市新倉2丁目18−60。カーナビに従って進んでくると坂道の左に神社が見えました。果たして境内まで車で入れるか案じていましたが参詣用の駐車場が一の鳥居の先にありました。心置きなく参拝が出来ます。

境内の参拝者用駐車場から入り口の一の鳥居を写しています。入口の鳥居の間だけを注意して通り抜けると後は問題なく駐車場まで来られました。2019.06.11

広々とした大地に神社は鎮座しています。車が駐車できたので焦る必要は皆無です、清々しい境内を心行くまで見て歩きました。2019.06.11

富士嶽浅間大神の大きな石碑が見えます。富士山信仰に関する富士塚等で見られる猿が神使として置かれていました。

氏子の人が奉納したと思われる沢山の石碑が見えます。

拝殿の狛犬の前に”子宝犬”の石像があります。

神社の参拝が楽しくなる石像です。手で撫でまわされて光沢が出ている石像の様子から多くの参拝者の心の癒しになっているように感じました。

 
氷川八幡神社狛犬・平成2年

拝殿の前に”平成2年御大典記念”の文字が刻まれた新しいタイプの狛犬が奉納されていました。2019.06.11

明治15年(1882年)と明治40年(1907年)の狛犬

二の鳥居の脇にもう一つの古そうな狛犬が奉納されています。

右の阿像と推測される狛犬はほぼ普通のサイズです。台座には石工名は見つかりませんが明治15年(1882年)の年号が見えます。経年の為か全体に摩耗が進んでいるようです。

格別際立って鋭利な彫りには感じませんが全体の造形が手慣れた石工の作品であることを感じさせます。2019.06.11

左の吽像と思われる狛犬、石の素材の感じや彫りは右の阿像と同じ石工の作りに見えます。ただ、吽像の台座には明治40年(1907年)の文字が彫られています。何かこの明治40年は台座などの補修がなされた事かも知れませんが約24年の年代のブランクの意味が不明です。

あっさりした彫りながら造形に隙が無く安心して見られる狛犬だと思いました。2019.06.11

 

和光市・下新倉氷川八幡神社

下新倉氷川八幡神社住所:和光市下新倉3丁目13−33。笹目通を右折してから細い道を対向車の来ない事を念じながら進んでくると道路の脇に鳥居がありました。入口に3台程の参詣者用駐車スペースがありました。

参拝をした後、⇐反対側の鳥居から入ると大きな駐車場がある事が分かりました。2019.06.17

綺麗な神楽殿が有ります。

境内のガクアジサイが見頃でした。2019.06.17

 

 
説明板に書かれた境内社の琴平神社と稲荷神社が奉られています。2019.06.17

狛犬は拝殿の右側に置かれています。拝殿でお参りをさせて貰いました。2019.06.17

下新倉氷川八幡神社・明治25年(1892年)狛犬

右に置かれた阿像、一見して江戸時代の狛犬かと思いました。この時代の狛犬は、石工の腕が総じて高いために楽しく石像を見る事が出来ます。

極めてバランスのとれた、全体の造形に違和感を感じさせないので細部を詳細に鑑賞する心にゆとりが持てます。2019.06.17

逆光を避ける為に吽像から阿像を写しました。体の線が大変美しい事が見てとれます。台座は獅子山に似た積み上げられた石の上に置かれています。2019.06.17

左に置かれた吽像、この時代の狛犬は未だ子供や玉などの付随物が彫られて居ないものがかなり多く見られるように思われます。個人的にはこのような狛犬だけの外連味のない石像が気に入っています。

吽像も阿像と同じく大変安定感のある造形で楽しく見させてもらいました。2019.06.17

獅子山に似た石積の上に乗った阿像、全ての部分にかなりの手間を掛けて作られている事が感じられます。2019.06.17
こちらは左の置かれた吽像です。美しい形は見飽きる事がありません。2019.06.17
 
武州白子熊野神社

武州白子熊野神社(和光市白子2丁目15−50)。
和光白子郵便局側の狭い道から入りましたが(入り口が狭く一度は通り越してしまいました)、もう一つの旧川越街道からの入り口の方が安全です。

境内の後ろは丘陵のようで静かな落ち着いた境内です。左写真の緑が茂る”武州白子富士山”と名付けられた小山があります。2019.06.17

登り口の標識です。 鳥居があります。 所謂頂上の石の社です。

”武州白子富士山”から眼下に神社の社が望まれます。高い場所に登ると言う行為は神社にお参りすると言う心持に極めて合致すると何時も感じています。

殆どが山の斜面の高い場所にある県境の村の神社で感じる気分が蘇ってきました。2019.06.17

 

武州白子熊野神社狛犬・昭和九年(1934年)

右に置かれた阿像、石の材質か経年の為か、永年の風雪で痛めつけられて若干摩耗が進んだように見えます。

台座には石工の名前は見つかりませんでしたが昭和9年の文字が見られました。サイズは一般的な大きさに見えます。所謂子取りと言われる意匠、彫の線が薄れてきているように推測されます。2019.06.17

阿吽像の間がかなり開いています。逆光を避けて左の吽像から右の阿像方面を写しました。阿吽像の間から”武州白子富士山”が見えます。2019.06.17
左の吽像で玉を足下に収めています。阿像と同じくかなりあっさりした彫の石像です。2019.06.17
清龍寺不動院

 

 

 

 

武州白子熊野神社の左に隣接した清龍寺不動院にお参りをさせてもらいました。小さな新しい狛犬が奉納されていました。熊野神社とこの不動院がある為か参拝の人が数人見られました。2019.06.17

   

ジョギングの帰路の神社巡りでしたがここまで目的の神社に車をぶつけることも無く到着出来ました。これから訪れる社で問題なく車が通れることをお願いして次に向かう事にします。2019.06.17

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ジョギングの帰路の狛犬巡り①
7/21/19
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