根府川のおかめ桜・南足柄市の足柄桜

米沢の千歳桜

3月17日、御殿場に所要があったので何時もの通り小田原で野菜を買いながら出かける事にしました。近くなのでどうもだらけた気分が抜けません。ついつい朝寝坊、都心を抜けるまで案の定大渋滞が続きます。厚木小田原道路から春霞の空に富士山がぼんやりと浮かんでいます。

何時も小田原ではJA農産物直売所・朝ドレファ~ミで新鮮で安価な野菜と果物を買う事にしています。17日の朝、何とか開店9時半の10分前に到着、驚くほどの混雑、既に沢山の人が並んで開店を待っていました。今までこれ程の行列を見た事がありません。開店と同時に家人と手分けしてせっせと買い込みました。B級品のみかん、6~7個入って¥150は残っていた8個を全て買いました。これがとても甘くて大変美味しいのです。勿論本場の瑞々しい三浦大根も買いました。大きな段ボールに2箱買い、安いストレス解消法(なんともみみっちい話ですが)でした。

根府川に向かいます。早川漁港のそばを通りましたが今回は買いものをやめました。小田原産の干物が少ないのです。漁港を抜けると道路の左側に相模湾が広がっています。壮快な海岸線の道を進むと僅かで右に根府川おかめ桜まつりの旗が見えてきました。撮影日2014.03.17

根府川のおかめ桜
おかめ桜とう名前はしりませんでしたが、英国においてカンヒザクラとマメザクラ(フジザクラ)を交配したものだとの事です。ソメイヨシノより少し早咲きで2~3日後に満開の時を迎えるようです。カンヒザクラの濃い赤と下向きの性質を受け継ぎピンク色がかった非常に可憐な花弁を開かせます。

温暖な相模湾を望む素朴な里山の雰囲気がのこる山の斜面がピンクに染まっていました。八分咲き程度の見頃の季節でした。撮影日2014.03.17

おかめ桜の咲く場所は農家レストラン”お山のたいしょう”と”離れの宿・星ケ山”の私有地の中に約400本が植栽されているようです。私は星ケ山を通り越して更に上に登って行きました。あたりには普通の住宅が何軒が立っている集落のようです。道路の右側に農家レストラン・お山のたいしょうの看板がありました。そこの横におかめ桜見学路の案内看板があります。受付という紙がレストランの前に置かれていたのですが、レストランの受付のように思いました。見ていると桜見物の人がそのまま山の斜面を登って行ったので後に続きます。聞いたところによればレストランの御厚意でこの期間は入らせていただいているようなニュアンスでした。右上がレストランのメニュウです。お山定食¥1,050などが見られます。おがくずではなく原木に菌を植え付けたシイタケが名物らしく幾つかのシイタケの創作料理ものっています。撮影日2014.03.17

山の斜面に続く細い道を緩やかに登って行くと屋根の付いた休憩所がありました。数人の人がそこでお茶を飲んで休憩していました。見降ろす山の斜面は桜色に染まっています。私にとっては今年初めての桜との再会です。心が弾みます。撮影日2014.03.17
山の斜面に小さな小道が見えたので下って見ました。レストランではここで取れた野菜やタケノコ、キノコを使用するようです。収穫物を運ぶトロッコの線路が続いていました。桜の中を通ります。見上げる青空、心地よい春日和、体も心も桜色に染ってしまいそうです。撮影日2014.03.17
10時30分とまだ時間が早いので今回は食事をとらずに次の南足柄市に向かいました。第2駐車場に向かう小道の両側はおかめ桜とシャクナゲの林が次ぐ来ます。撮影日2014.03.17
今日は特に春が進んだようでセーターを脱ぎ棄ててシャツ一枚になりました。ひんやりした木陰がとても清々しく感じました。

第2駐車場です。数台の車が止まっていました。

かなり急な山道を帰路につきます。相模湾が望まれます。のどかな山里で静かに可憐な桜を見せていただき感謝に堪えません。東京に近いのに喧騒とは無縁、厭らしい商業主義が見られません。心から春のけだるい景色に溶け込んで心が解放されました。南足柄市に向かいます。農家のレストラン”お山のたいしょう”小田原市根府川657・電話0465-29-1393。桜も見られるし海も望める景勝の地です。撮影日2014.03.17

南足柄市・狩川の足柄桜

南足柄市は富士フィルムの企業城下町のようで駅に社名がついていました。酒匂川の支流である狩川の堤に植えられた桜”はるめき(旧足柄桜)”は富士フィルムの工場の横にあるようです。カーナビにその工場をセットして進みます。

町に入ると足柄山の金太郎の看板がかなり散見されます。金太郎の町なのです。カーナビがゴールの近い事を知らせます。左手にピンクの塊が見えてきました。迷うことなく左に曲がると右手に富士フィルムの工場、その横の土手の両側が桜色に染まっています。八分咲き程度の見頃の季節でした。撮影日2014.03.17

夜になれば提灯に灯が入り幾らか華やかな雰囲気になるのかもしれません。平日なのでのんびり桜を見ながら散策が出来ます。桜を見ている人も、ほぼ地元の方かそれ程遠くから来たような感じはしません。地元の人が春の知らせに待ち望む、そのような桜が私の好みなのです。撮影日2014.03.17

桜の咲く土手はかなり長く続きます。途中、富士山が見えていたのですが、春霞に沈んだのか土手からは見えませんでした。桜の並木が切れた辺りに説明板がたっていました。この桜並木を春木径と言う由来が書かれていました。撮影日2014.03.17

桜の花弁はかなり豪華な咲き方に見えます。根府川のおかめ桜に比べるとかなり目立つ桜です。

町に近いせいか桜を見る人々が時どり通りすぎます。それでも平日のためか混雑するほどではありません。桜の下で宴会などと言う事も無く心ゆくまで桜を見上げる事が出来ます。およそ写真のような状況です。私達ものんびり桜を見上げ空を見上げ山を見ながら散策を続けました。撮影日2014.03.17

 

綺麗な流れの狩川におかれた踏み石を飛びながら対岸の左岸に渡って見ました。どうも私達の見ている右岸の方が桜の花が沢山見えるような気がします。清流・箱根連山と富士山に囲まれて静かに桜を愛でる事が出来ました。撮影日2014.03.17
私達も土手に座ってポットのお茶を飲みました。撮影日2014.03.17

南足柄市狩川の両岸の土手の桜はローケーションが広々と広がりゆったりと桜を見る事が出来ます。川の水も綺麗に澄んでいます。

丁度昼休みの時間です、地元の人々が散策しながら楽しんでいる風景は大変心地よいものです。観光客を呼び込んでという魂胆が見えません。

早春の今、鮮やかな桜を二つ見て大満足、次の新松田の松田山ハーブ園に向かいました。撮影日2014.03.17

松田山ハーブ園の桜

東京方面からの標識はかなりしっかりあるようですが南足柄市からの標識が良く分からず40分近く桜が見える松田山のあたりをうろうろしてしましました。なんとか辿りついて急な坂道を登ります。河津桜は既に葉っぱが出ているようです。

急坂の途中で駐車場が満杯なようで車が列をなしています。御殿場での所要があるのでUターンして戻る事にしました。結局見る事が叶わず、帰路東名高速からこの写真を撮影しました。撮影日2014.03.17

松田山の河津桜は見る事が出来ませんでしたが、珍しいおかめ桜と足柄桜を見る事が出来たので十分満足して帰路に付きました。帰りも朝と同じく都心の大渋滞に巻き込まれてしまいました。

04/17/2021
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