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久しぶりに植木さんの町に出かけてみました。そろそろ山野草が咲きだしているのではないかと思ったのです。いくつかの植木屋さんにはついつい植えててみたくなる珍しい花が売られています。村の自然の中で咲く花の姿を思い浮かべてしまいます。えてして高価な値段のものは人の手が必要なのです、植物のあるがままの美しさを愛でるには価格が安いもので品の良い植物を選ぶのがコツのようです。山野草の価格はどうも¥1,200程度を上限として¥800程度のものに希望に合ったものが多いいように思うのです。
尋ねる植木屋さんの周りは同業者が集まっています。苗木が植えられた細い道を曲がると、とある植木屋さんの庭に懐かしいオオヤマレンゲの大木がありました。懐かしくてついつい見とれていました。このオオヤマレンゲは初めて見る八重咲きです。ちょっと派手な気がします。私はえこひいきでしょうが、村の一重の花に咲き方の品を感じてしまいました。それでも大好きなオオヤマレンゲを見られて大満足です。クリック
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村では厳しい自然の中で生き抜く力を持つ植物だけが生き残るのですが、雑草とのせめぎあいがあります。運良くそれらを乗り越えてから愚かにも私が雑草と一緒に引き抜いたりするのです。欲しいと思う野草は繁殖力が弱く群生するほどではありません。単独で生き残った草花は雑草とまぎれているので誤って引き抜いてしまうのです。多くの愛すべき野草が姿を消してしまいました。少しずつ失ったそれらを取り戻さなくてはと思っているのです。
最も珍しい野草を沢山扱っている植木屋さんに断ってから、いずれ植え付けて見たい山野草の幾つかの写真をとってきました。ほとんどの植物は人の手を借りずに自生できて加えて品のある美しさを持っていると私の感じるものを選びました。
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植木の町にも現代の経済第一の流れが押し寄せてきています。広大な植木屋さんの敷地のあちらこちらには虫食い状に建物が建っています。
それでも残った土地には沢山の植木の苗が植えられています。これは一面梅の苗木でした。何千本という梅の苗木がいずれどこかに植えられて花を咲かせ実を実らせるのです。その時を想像して私は沢山の梅の幼木に頑張れと声援を送ったものです。 |
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いずれ植えて見たい山野草 |
写真の野草はいずれ植え付けたいと思ったものです。今回はこの中から『濃色クリンソウ』を買いました。地元の友人からもらってきれいな花を咲かせていたのですが消えてしまいました。草丈の低い種類を買ってみました。
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濃色四季咲きこまくさ
何度も植え付けましたがコマクサの類で根付いたのものはアメリカ・こまくさだけです。このアカネと名前がついたコマクサに引き付けられました。濃い釣鐘状の花の先端部が純白なのです。人間の手がなくても育つかどうかを確認して買い付けたいと思っています。
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黄花エビネ
植木屋さんの山野草専用の部屋に沢山並んでいると黄色エビネは少し目立ちすぎな気がしますが、広い村の自然の空の下ならうるさい色には見えないかもしれないと思っています。
里山に咲く自然のエビネとの組み合わせを目に浮かべているのです。
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台湾オウリタ(サギ草)
赤紫の大輪の花の雰囲気は悪くありません。草丈は10センチにも満たない小さな花です。寒さに強いかどうかを植木屋さんで確かめてから購入したいと思っています。サギ草だとすると村の冬を越すのは難しいかもしれません。 |
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フウリンオダマキ
背丈の低いオダマキは何とも可憐で咲き方にも品が感じられて好みの花の一つです。濃い紫のミヤマオダマキが最も気高い種類だと思いますが、この薄紅色の花色も悪くない気がしています。 |
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シラサギカヤツリ
もしかしたら洋種かもしれません。洋種の草花に日本の名前を付けて販売していることが少なくありません。できれば日本固有、少なくてもアジアの草花が村の自然に溶け込むように思うのです。洋種の花は繁殖力が旺盛すぎて私にはその点が意に添いません。個人的な我がままではありますが、野草には密やかに咲いてもらいたいとと思っているからです。
これは買い付ける時にその点を確認しなくてはと思っています。 |
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箱根ツリガネ・ツツジ
高さが20~30センチほどの愛らしいツツジです。咲き方は釣鐘状の花を付けるドウダン・ツツジです。村の庭にはもう少し紫色のハコネツリガネ・ツツジがあるのですがどうなっているか。その姿を思い出してしまいました。 |
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白・ニワフジ
赤紫が一般的ですが白は初めて見ました。値段も付いていませんし、単体では売られていませんでした。多分かなり高いものだと思います。それでもこのように対で咲かせてみたい植物です。ご存じのように高さが30センチほど、面倒なつるがない可憐な花です。村では赤紫のニワフジが適度な繁殖力で元気に育っています。 |
台湾クマガイソウ
茎の色合いが何とも魅力的です。ただ花が葉の陰で下向きに咲くのが惜しまれます。葉が更にニホンクマガイソウより高く伸び先端にツル丈のものが見えます。少し立つ姿が気に入りません。それでも白色の花の方を植え付けて見たいと思っています。当然寒冷地で生きられるかどうかが最も重要な確認点です。 |
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『白花ヒマラヤ』の名札しか分かりません。正確な野草の名前が分かりませんが、草丈は10センチほどの花でした。
おおよそヒマラヤと名の付くものは高原の村の自然に合ったものが多いいようです。これも村の冬を十分に越せる野草だと思っています。 |
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クリンソウ
花も可憐ですが葉の風情が大変気に入っています。以前地元の友達から赤とをもらって毎年村の景色の中でその花を愛でていたのですが、いつの間にか消えてしまいました。それで今回はこのうちの『濃色クリンソウ』という小型の濃い赤の種類を買いました。
種類としては通常の25センチほどの草丈のものと15センチほどのものがあり、色には赤・白・黄色があるようです。赤には濃い色のものがあるようです。
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2009.05.18 |
03/16/2014 |
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