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地図参照 |
03/18/2015
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主な場所 |
要点 |
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【霧の朝】中「泣く母」・新潮文庫 |
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五間川 |
伊庭小四郎は幼き頃寡婦となって家を出た母・美尾に抱かれて頬にその涙を感じます。異母弟の矢口八之丞に代り、五間川の川岸で森雄之助との決闘の場に出向き相打ちとなり大怪我をして暖かい母の膝に抱かれています。いい匂いがした、それは母の匂いでした。母は八之丞の為ですねと言います。いや、違います、母上の為ですと心の中で呟きますが母上と言う言葉が口から出てこないのです。 |
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【隠し剣秋風抄】・文春文庫中の短編 |
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①「汚名剣双燕」 |
染川町 |
八田康之助は城中で人を切った友人香西伝八郎をその妻由利を思って取り逃がし拭い難い臆病者の汚名を着る。その由利は、染川町一番の芸者が思われ人と噂の放蕩者の関光弥と懇ろになる。
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②「女難剣雷切り」 |
五間川・染川町 |
風采の上がらない三十六歳の佐治惣六は城中でも目立たない男であった。10年前五間川岸にあるもみじ屋に泊まる二人組みの浪人が城下の富商に強盗に入る。惣六は一瞬の間に二人を切り倒して賞賛をあびるがやがて忘れ去られる。染川町の飲み屋で妻・嘉乃の不貞を知らされる。 |
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③「陽狂剣かげろう」 |
五間川 |
許嫁の乙江が藩主の若殿のそばに召されることになった佐橋半之丞は狂人のふりをして乙江を諦めさせようとする。そして五間川上流の原野で乙江に別れを告げる。後日上の者に乙江を召されるよう話した金丸徳之助を切る。 |
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④「偏屈剣蟇ノ舌」 |
五間川・染川町 |
偏屈者の馬飼庄蔵は、染川町の料理茶屋・小花の離れ座敷に遠藤久米次に酒に誘われる。植村が五間川傍の神部道場で馬飼の好敵手今泉と試合をして分けたと唆されてやがて大目付・植村弥吉郎を切る事になる。 |
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⑤「好色剣流水」 |
染川町・五間川 |
若いころは剣の使い手で美男子の誉れが高い三谷助十郎は10年前に離縁した鹿乃と染川町の料理屋・あかね屋でよりを戻そうと会う。傘を貸した服部弥惣右エ門の妻女・迪と五間川で抱き合う。後日噂となり服部と五間川で立会いたおされる。 |
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⑥「孤立剣残月」 |
五間川 |
小鹿七兵衛は五間川の上流で理不尽な逆恨みから鵜飼半十郎と果たし合い、妻・高江の助けを得て秘剣・残月で討ちはたす。 |
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【隠し剣孤影抄】・文春文庫中の短編 |
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①「邪剣竜尾返し」 |
五間川柳の馬場 |
檜山弦之助は赤倉不動のお籠りで赤沢弥伝次の企みで妻に誘われてむつみあう。試合を受けさざるをえなくなる。五間川岸の柳の馬場で邪剣竜尾返しで赤沢を倒す。 |
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②「臆病剣松風」 |
鶴ケ岡城 |
海坂藩家老柘植増之助の命で瓜生新兵衛は世子・和泉之守の身を影警護する。海坂藩城中で秘剣・松風を使い襲ってきた中老・柳田造酒之丞を切り捨てる。 |
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③「暗殺剣虎の眼」 |
鶴ケ岡城・五間川 |
海坂藩の藩中は農政をめぐり激論、志野の父・牧余市右衛門は藩主・右京太夫の江戸藩邸の遊興の費用を批判。逆鱗に触れ帰路上意討ちされる。後日志野は夫・兼光周助が五間川で子供が放った矢を素手で掴んだ事を思い出して茫然と立ち尽くす。 |
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④「必死剣鳥刺し」 |
鶴ケ岡城 |
兼見三左エ門は政治好きな藩主・右京太夫の愛妾を城中で刺殺する。後日近習頭取としてとりたてられ藩主の傍に使えるが顔も見たくないと避けられる。藩主を守って帯屋隼人正を切るも罠にはまり切り刻まれる。最後に津田民部を鳥刺しの秘剣で刺した後死ぬ。 |
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⑤「隠し剣鬼ノ爪」 |
屏風嶽山中とち沢・鶴ケ岡城 |
海坂藩城下から11里のとち沢に押し込められた狭間弥市郎が牢破り片桐宗蔵が取り押さえを命じられる。弥市郎の美しい妻が宗蔵を訪ねて体を引き換えに見逃せと迫る、更に上司の堀直弥を訪ねて弄ばれ自害。宗蔵は弥市郎を討ちはたした後城中で秘剣・鬼の爪を使い堀直弥を刺殺する。 |
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⑥「女人剣さざ波」 |
染川町・五間川 |
浅見俊之助は家老筒井兵左衛門から藩庫から2000両が紛失した張本人・本堂修理を染川町で見張るよう命じられる。松葉屋出入りの芸者おもんと逢瀬を続けながら探索する。近習組・遠山左門から五間川での果たし合いを申し込まれる。妻・邦江は剣に自信のない俊之助に代り無断で左門と立会い秘剣・さざ波で討ちはたす。 |
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⑦「宿命剣鬼走り」 |
五間川柳の馬場 |
小関十太夫の息子・鶴之丞は伊部帯刀の倅・伝七郎と五間川で果たしいをする。伝七郎側の助勢の者二人を倒して鶴之丞は切られて死ぬ。長兄のあとを継いだ千満太も侮蔑した伝七郎を切って切腹。十太夫は五間川柳の馬場で帯刀と果しい、秘剣鬼走りで倒した後切腹。 |
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【義民が駆ける】講談社文庫 |
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庄内藩全域 |
天保11年(1840)水野忠邦が主導して発令した三方国替えにより庄内藩は碌高が半減、長岡への転封されることになる。江戸では留守居役の大山正大夫を中心盛んな外交を繰り広げる。
庄内の農民たちは移ってくる川越藩の苛烈な年貢をおそれ、領内各地で打ち寄せを開き気勢をあげる。イナゴの群れのごとく江戸に駕籠訴を行う。庄内が農民から武士、商人が一丸となって藩主・忠器(ただかた)のお座りを画する。広範囲にうねりのように突き動かされて動くこれらの人々の一人ひとりを有りそうな話として描き分けた物語。鶴岡を中心とした庄内の各地が物語の場所となっています。 |
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【闇の穴】中「小川の辺」新潮文庫 |
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五間川と支流・天神川 |
五間川の桜が散った頃、犬井朔之助は藩主に諫言して脱藩した作間森衛と妹で妻の田鶴の討手を命じられる。幼い頃から兄弟のように育った若党・新蔵が同行を願う。
幼き頃五間川支流の天神川で強情な田鶴は増水に流されそうになった時新蔵の手にすがって助けられた事がある。 |
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【回天の門】・文春文庫 |
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鶴ケ岡城下 |
清川八郎を題材にした歴史小説ですので海坂藩の地名は出てきません。10歳で鶴ケ岡城下の手習い所や学塾に通い3年間を過ごす。破門されて家に戻ったのち弘化4年(1847)斉藤元司(後の清川八郎)は鶴ケ岡城下の師・細田安右エ門を訪ね江戸への同行を依頼する。細田の江戸行きが中止となり待ちぼうけを喰った元司は一人江戸へ出奔する。
安政6年(1859)江戸の千葉道場で修行した清川八郎は鶴ケ岡に戻り酒井七五三助道場で試合を行う。僅かに早く生まれすぎた天才は幾度か鶴ケ岡にその足跡を残しています。その事を知るだけでこの長大な物語に現実味を与えてくれるのです。
天保義民を題材とした【義民が駆ける】では庄内藩の外交官として辣腕を振るった大山正大夫が、その後藩の中心から遠ざけられて留守居役となって清川八郎と会っている場面が出てきて大変興味をそそられました。江戸・湯島聖堂で感じた清川八郎への親近感が鶴ケ岡城下の町を訪れたことで更に深まった気がします。 |
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【静かな】中「岡安家の犬」・新潮文庫 |
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五間川・鶴ケ岡城三の丸 |
近習組の岡安甚之丞は道場仲間と五間川の河原で野良犬を食べた事がある。愛犬のアカが妹・八寿の許婚・野地金之助と仲間の悪ふざけで知らずに一緒に食べる羽目になる。後日三の丸で岡安兵蔵から金之助がアカの代りを探している事を知らされる。
八寿は初めて野地金之助の人柄に触れたような気になる。ーアカが帰ってきた。八寿は思いがけなく涙があふれてくる。 |
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【秘太刀馬の骨】中「秘太刀馬の骨」・文春文庫 |
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千鳥橋(現・大泉橋)・五間川・染川町 |
海坂藩の内紛が絡んで近習組頭・浅沼半十郎は江戸から来た石橋銀次郎と共に秘太刀・馬の骨の継承者を探索する。継承されたと思われる矢野道場の門弟を訪ねて立ち合いを続ける。
五間川下流・杉沢新田の堤防の修復を差配する内藤半左衛門の醜聞を、銀次郎は染川町で杵七に酒を飲ませて語らせる。半左衛門は五間川上流の馬場で銀次郎と立ち合う。
長坂権平は旧碌を戻すよう小出帯刀が尽力することで五間川の馬場で銀次郎と立ち合う。寡婦となった美しい兄嫁の家を訪ねる北爪平八郎の姿をあやめ橋(現・千歳橋か,三雪橋では遠すぎる気がする)をわたりしばらく北に歩いた千鳥橋(現・大泉橋)近くの商家で見る。
矢野藤蔵が五間川の千鳥橋で秘太刀を使って赤松を屠ふる。 |
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