紅葉の那須・朝日岳 その①台風18号の朝日岳・(その②朝日に輝く朝日岳地図

10月6日、男体山に登るつもりでしたが裏男体山林道が6日と7日工事で通行止めとインターネットで告知されていたので中止しました。台風も来ているので那須の朝日岳ならもしかしたらチャンスがあるかもしれないと出かけてきます。先週の姥ケ平に続いての一週間おいての那須訪問です。

台風が通り過ぎた6日午後になると、村の空に晴れ間が出るようになりました。思い切って出かけて見る事にしました。途中から望んだ那須連山は頂きが見えていました。それから10分も走って見た山には大きな雲。嫌な予感がします。尚紅葉の名所、那須姥ケ平はこの稜線の向こうになります。2014.10.06

駐車場発1:57⇒峰の茶屋直下引返し点⇒隈敬池2:42⇒駐車場帰着3:06

途中から那須連山を望みます。左に那須岳、右に尖った朝日岳が見えます。台風は過ぎたように見えますが風が強そうです。

あっという間に雲の間に山が隠れてしまいました。嫌な予感がします。

何時もこの時期は大混雑の駐車場も車が4台程しか止まっていません。それも余りの強風で直ぐに那須の裾野に下りて行ってしまいます。レイン・ウエアーを着込み朝日岳が無理なら峰の茶屋避難のある稜線で引返してこようと思い登りだします。

雨の中で登山者カードの記入をしました。強風が吹いています。樹林を抜けて眼前に美しい朝日岳が見えてきました。一段と風が強まります。ガスが時折視界を防ぎ雨も吹き付けます。下の天候とは大違いです。

先週の姥ケ平で壊したオリンパス防水カメラの2代目の使い始めです。那須岳の広い裾野が登山道の左に広がります。雲の切れ目から頂上が見えます。

右には美しい朝日岳、この季節にはカメラを据えた人々が居るのですが今日は人っ子一人いません。強風に押されない容易に足を踏ん張って写真を撮りました。

少しでも雲が切れた時に登ろうと先に進みます。振り返ると麓の方向に虹が掛っていました。2014.10.06

那須岳の山腹の紅葉と草モミジです。写真では大変穏やかな風景ですが、強烈な風の圧力に逆らって足を踏ん張りながら撮りました。

強い霧が流れています。その切れた時に登山道右側の朝日岳の山腹を撮ります。木が無くなって強風はますますつのります。カメラのレンズに雨滴が写り込んでしまいます。
雨粒がレンズに当たります。防水カメラの機能を発揮するには最適な天候です。

この辺りから強風は更に強まります。強風には波があるので少し弱まった時に急いで登山道を登ります。強まるときには大石にすがってやり過ごします。

朝日岳への岩の稜線が見えてきました。この辺りから峰の茶屋までは傾斜が緩くなります。岩陰に身を隠しながら進みます。
朝日岳の岩肌が赤く染められています。
朝日岳と稜線との間の沢は台風の雨でここから見えるほど勢いを増しています。沢筋の紅葉が大変綺麗です。あの混雑する那須山に誰もいないと思うと贅沢な気分になります。2014.10.06
強風の波が強まる時には石に捕まっていないと飛ばされそうになります。

峰の茶屋はすぐそこですが稜線に出るので風がますます強まります。

峰の茶避難小屋まで後100メートル程の所で強風はますます強まります。体が飛ばされそうになるので石に手を掛け体を地面に這わせます。こんな事までして避難小屋に行ってもと、引返すことにしました。
風はますますその力を増したようです。
美しい朝日岳の姿を写して大急ぎで強風の吹き荒れる山から下ることにしました。
普段は見向きもしない鎖にすがりながら下ります。強風の波が強くなった時は立ち止まり鎖とそれを止めた金属の棒にすがりついてやり過ごします。那須岳山腹の草紅葉。
 
樹林帯の中に入り風はかなり避けられます。もう体を飛ばされるような圧力はありません。駐車場に置いた車が心配になります。
時間は2時59分、辺りの景色を楽しむ気分になります。紅葉も徐々に裾野へと降りて行くようです。
駐車場が近くなりました、紅葉はまだ始まったばかりのようです。
3時6分、広い駐車場に帰ってきました。車は無事なようです。私の車を入れて3台止まっているだけです。ドアを開けるときは注意しないとなりません。私の知り合いも那須の強風の時ドアを開けて風にあおられて破損した事があります。今日は那須の飛びきりの強風を体感しました。時間があるので那須町の煎餅屋さんによってアウトレットの煎餅を買う事にしました。

下のケーブルカーの駐車場から見た紅葉です。もうすぐ冬となり一面が雪で埋め尽くされる事でしょう。紅葉の季節は長くはありません。

つつじ橋
今日なら車はがらがらだろうと気が付き、村の知り合いに聞いていたつつじ橋と言う吊り橋を見て行く事にしました。
大丸温泉の分岐点で左方向、八幡温泉・那須甲子甲子道路方面に下ります。八幡温泉のドウダンツツジ群生地に突き当たります。右カーブして下って行くとつつじの頃は大混雑の駐車場があります。更に下って行くと左につつじ吊り橋の看板が見えました。30台程しか止められない中規模の駐車場です。ここまで来ると風は殆ど感じません。駐車場には車が2台止まっていました。木道を歩いて5分程で吊り橋が表れます。
紅葉には未だ間があるようです。紅葉の頃ならさぞかしきれいな景色が見られる事でしょう。ただ大混雑が考えられます。2014.10.06
吊り橋の真ん中は下が見えるようになっています。吊り橋のかなり下に、沢に掛る旧道の橋が見えました。2014.10.06
瑞夢庵でアウトレットの煎餅を買う
帰路”歌舞伎煎餅”のアウトレットが買える”瑞夢庵(ずいむあん)”に寄る事にしました。那須湯本を過ぎ一軒茶屋の交差点を直進(混雑時は左に入る)、次の広谷地の交差点を左折すると右側にあります。この街道には玉石混合の食べ物やパン屋等が軒を連ねています。地元の人が訪れる場所(余りありませんが)が無難なようです。この煎餅屋さんは値段から考えれば良いお土産だと思います。お気に入りの古米使用のアウトレット用を購入しました。一袋¥180前後です。

やはり台風の余波がありました。那須名物の強風に翻弄されてしまいました。それでも壮大な紅葉の景色を見せてくれました、一人っ子一人いない素晴らしい風景は私を十分感動させてくれました。中途半端な気分が収まらず、結局街に帰る朝、3時半に起きて登ることになりました。晴天の朝日岳②は近日中に掲載申し上げます。2014.10.06

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台風の強風が吹き荒れる朝日岳でした