静嘉堂美術館から映画鑑賞   

静嘉堂美術館・源氏物語”関谷絵屏風”2022.12.13 ()無断転載
街の暮し  江戸の狛犬・街の狛犬街の狛犬・江戸の狛犬 参考データ

ザリガニの鳴くところ”を見た一週間後に”ミセス・ハリス・パリへ行く”更にその次の週にはルイス・ウエイン(The Electrical Life of LOUIS WAIN)と3週続けての日比谷での映画鑑賞が続きました。

案じていた通り映画に引き寄せられたようですが、今週は先週の映画鑑賞の折に依頼した時計のバンド修理が出来ないと連絡が有り引き取りに行くことになりました。そうであれば猶更気軽な気分で映画を見ることにあっさりと心が決まります。

加えて前から気になっていた静嘉堂美術館で古美術を見てからの映画鑑賞と、スケジュールはすっきりと固まりました。招待券が毎年贈られて来るのですが、余り興味が無かったので一度もお訪れていませんでしたが、これ程日比谷にしばしば出かけるならと午前10時に合わせて家を出ることにしました。途中、東京駅から静嘉堂美術館までの銀杏の紅葉を楽しみながら丸の内のビル街の散策を楽しみます。

映画はジュリア・ロバーツとジョージ・クルーニー主演の”チケット・トウ・パラダイス(TICKET TO PARADISE)”と決めて出かけました。上演する東宝シネマズで極めて珍しい出来事にぶつかり右往左往する映画のシーンのような一日となりました。2022.12.13

静嘉堂文庫美術館

静嘉堂文庫美術館住所:東京都千代田区丸の内2丁目1−1・明治安田生命ビル内。映画の開演前の時間内の慌ただしい見学なので、今回は絵と漆器類に絞って見ることにしました。もしご興味があれば、をクリックして拡大マップにした後、ご希望の場所をクリックしてご覧ください。投稿された多くの写真をご覧になれます。2022.12.13

小雨がぱらつく東京駅丸の内中央口を出ると皇居に向かう広い行幸通りの銀杏が未だ黄色の葉を残していました。先週とそれ程変わらない初冬の風景が楽しめそうです。2022.12.13

東京駅と丸ビルの間を通る大名小路の赤信号で待っていると、足元にツワブキの黄色い花が小さな群落を作りながらさりげなく咲いていました。目の前は丸ビル、如何にも自然に咲いているような風情ある花の姿に見とれてしまいました。この地の名前を誇るように植えられた気配が感じられない粋な花の姿に見えました。

2022.12.13

行幸通りを日比谷通りに向かって進んでいくと、未だ朝なのでライトは灯されていない静まり返った、前々回・11月29日に楽しんだ丸の内仲通りのイルミネーション道との交差点に出ました。

2022.12.13

大きな日比谷通りとの交差点にでると、正面の皇居方面とこれから進む左方向に色付いた銀杏の並木がお堀の広がる辺りの風景に彩を添えてくれていました。

2022.12.13

日比谷通りの銀杏並木と右の皇居の石垣の風景を楽しみながら静嘉堂文庫美術館に向かってのんびりと歩きます。東京の真ん中とも思えない人影の見えない美しい風景を独り占めした気分です。

2022.12.13

日比谷通りの右手には皇居のお堀と水際から立ち上がる石垣、緑の並木が色付いた銀杏とは対照的な静かな美しい風景を見せてくれています。

2022.12.13

目指す馬場先門方向に立ち並びビル群には霧が流れて行きます。都心の風景とも思えない自然の営みを目にすることが出来る楽しい散策も終わりを迎えます。日比谷通りの右手は二重橋になります。

2022.12.13

静嘉堂美術館

静嘉堂美術館住所:東京都千代田区丸の内2丁目1−1 明治安田生命ビル一階

歴史を感じさせる重厚な石造りの明治生命ビルの前に出ました。目指す美術館はこの中にあるようです。人通りがまばらなビルの前の通りでは何かモデルが立って撮影が行われていました。馬場先門の交差点でビルに沿って左折、美術館を探します。

看板もないので、隣のビルの守衛さんに尋ねると、二つのビルの間の路地を入ると有ると親切に教えてくれました。ビルをしげしげと見ると”テイファニー”の文字。映画を見る前にまさにヘップバーンの”ティファニーで朝食を”と同じ店に出会った偶然に大喜びしました。2022.12.13

ビルの間の路地を入ると両側に展覧された画像の拡大画だと思われる絵看板が飾られた美しい通りが続いていました。この画像はその一つで、源氏物語”関谷絵屏風”と説明が書かれた看板だと思います。

2022.12.13

静嘉堂美術館入口に向かうビルの間の中道には展示されていると思われる源氏物語”関谷絵屏風”の説明が見られます。

2022.12.13

静嘉堂美術館の前には人だかりが見えてきました。絵画の展示会の混雑で凝りているので、このような展示ならばと訪れた目論見が外れた予感がしてきました。

2022.12.13

入口の前に出ると既に入場の人の短い列が出来ていました。帰る折にはそれが更に数倍の列になっていてこのような古美術などの展示品の愛好の方が多い事に驚いてしまいました。

2022.12.13

係の人達は極めて親切で案内の一覧をと尋ねると、わざわざ入口のケースの中から持ってきてくれました。

2022.12.13

招待券を持っていると、列に並んで待つ必要が無いらしく直ぐに中に入れてくれました。訪れる前は時間が無いので絵画を主に見ることにしましたが、既にかなりの人垣ができていて中々近づく事はできませんでした。

2022.12.13

東宝シネマズに向かう

人混みの後ろから展示物を見させてもらいましたが説明文等が見えないので実際に何を見たかも記憶がありません。入場券に載っている焼き物を人混みの外から目にした記憶はあります。屏風や絵などは比較的人混みが少なく説明も見ることが出来ましが映画の時間が気になり身を入れての鑑賞は次の機会にすることにしました。

映画館のある有楽町方向に向かうと、丸の内仲通りに面して大きな美術館の出入り口がありました。

2022.12.13

静かな丸の内仲通りの石畳の道を散策しながら晴海通りに向かいます。銀杏並木がビルの立ち並ぶ通りに彩を添えてくれていました。

2022.12.13

丸の内5番通りか6番通りを横切り更に晴海通り方向に進みました。皇居方向に目をやると此処にも銀杏並木が静かな初冬の景色を見せてくれていました。

2022.12.13

通り過ぎてきた丸の内仲通りの静かで落ち着いた風景を振り返ってみます。極めて贅沢な都会の風景が広がっていました。

2022.12.13

東宝シネマズ住所: 東京都千代田区有楽町1丁目1−2 。JR有楽町駅から信号待ちの時間を入れて7~10分。JRのガード下に隣接するこのあたりは映画館が複数点在している魅力的な場所で少し新橋方向に進めば東京宝塚劇場や帝国ホテルがあります。 雑踏する事は殆どない静かな散歩を楽しめる極めて居心地の良い場所でもあります。

もしご興味があれば、をクリックして拡大マップにした後、ご希望の場所をクリックしてご覧ください。投稿された多くの写真をご覧になれます。2022.12.13

晴海通りにやってきました。東京ミッドタウン日比谷の白いビルが見えてきます。これから映画を鑑賞する東宝シネマズはこのビルの4階にあります。見計らったように映画開演の40分程前に到着できそうです。

2022.12.13

開演前に4階・映画館のロビーから日比谷公園の紅葉する風景を楽しみました。

2022.12.13

更に少し北に目をやると皇居のお堀の水面が光って見えます。銀杏並木の見えるあたりに見える黒いビルが帝国劇場になります、静嘉堂美術のある明治安田生命ビルはそれより少し先になります。

少し早いのですが劇場の席に座って開演を待つことにして薄暗い劇場の入口を通り抜けました。暫しの別世界への旅の始まりです。

2022.12.13

劇場の照明が消えて薄暗いスクリーンだけが光を浴びています。この後、幾度となく上映を試みますが映写装置の故障か途中で止まってしまいました。

懸命に回復を試みでいるようですが結局上演が中止となりました。

 

2022.12.13

劇場のロビーに出て入場料の返金を受けると無料の観劇券を添えてくれました。私もこのような経験の記憶はありません、極めて楽しい事件を楽しんだ気分です。ありがたく観劇券を貰い近い内に次回の観劇に利用させてもらおうと思います。

2022.12.13

帝国ホテル・アーケードで依頼した時計のバンドの修理が出来ないとの事でこれから引き取りに行くことにしました。その前に近くで昼食をと、東宝シネマズと日比谷仲通りを挟んだ反対側にある日比谷シャンテ・ショッピング・モールの地下街に降りてみました。

昼食時間で何処も順番待ちの人が数人並んでいました。地下街を更に進むと右手に和風のパスタで知られた”壁の穴”が見えます、3組ほどの人の列なので並んでみました。

2022.12.13

それ程待たされる事無く席に着く事ができました。二人してコーヒーとデザートの付いたランチ・メニューを選んでみました。私は名前は忘れましたが、エビなどの入ったパスタを頼みます。

 

2022.12.13

ピザ好きの家人はランチ・セットのマルゲリータを頼み二人で半分ずつ賞味してみました。共にくどさが感じられない食べやすい味でした。目の前で頼んだピザとパスタを作る店の人の姿を見ることが出来ます。

2022.12.13

地下街にあるイタリアン・レストラン”壁の穴”から帝国ホテルに近い階段を上って日比谷仲通りに出ると目の前が宝塚劇場です。

2022.12.13

宝塚劇場の反対側には”シアター・クリエ”が見えます。私の記憶が正しければかって此処には日比谷映画劇場があったと記憶しています。何度か観劇に訪れた事がある場所ですが、すっかり様子が変わってしまっています。

 

2022.12.13

宝塚劇場の前の道を横切り帝国ホテルの地下アーケードに向かいます。格別の用が無くても、店のウインドーを眺めながら歩くだけでも私には豊かな気分になる場所です。

2022.12.13

修理不能となったスワロフスキーのガラス・ビーズで飾られた時計と同じような手頃の時計を買うことにしました。私には興味がないのでアーケードを歩くことにしました。

2022.12.13

修理不能の時計を引き取り、類似の手頃な時計を買い込んで家人は大満足のようです。帰宅の為にJR有楽町駅に向かいますが、駅前のビッグ・カメラ有楽町店で掃除機を見ることにして立ち寄ることにしました。

JR有楽町駅から続く通りの両側には綺麗に色付いた銀杏並木が見通せる先まで長く続いていました。帰宅のラッシュアワー前に電車に乗れたので、今日の出来事を思い出しながらのんびり家路をたどりました。

2022.12.13

出だしの混雑で古美術を見ることがままならなかった静嘉堂美術館、次の東宝シネマズでは映写機の故障と言うトラブルで開演が出来ずに劇場の表に出る羽目となりました。依頼した時計の修理が不能との事でその引き取りに出たついでと言う今回の観劇のきっかけもさることながらまことに不都合な一日となりました。

それでも、映画の筋書きのような不運の連続も、落ち着いた皇居周辺の静かな散策は存分に楽しいものでした。極め付けの良質な街の風景に心癒された一日でした。

2022.12.13

 
03/14/2023
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