村から海まで・狛犬を訪ねて#37の道筋の旅 |
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狛犬を訪ねて#37・2020年12月狛犬巡り・茨城県の神社巡りの道筋への旅 |
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穏やかな丘陵に広がる村々の静かな風景を楽しみながらの旅でした。旅する道筋に鎮座する地元の氏子の人々が守る静寂に満ちた神社では胸一杯に穢れ無き神域の気配を吸い込みます。参道に置かれた独創的な石像の数々にも心を動かされる穏やかな旅でした。 *狛犬を訪ねて#37は別稿として掲載申し上げました。 県境の村では既に前回11月の那須連山姥が平紅葉見物の折りの滞在時に、厳冬に備えての水道やボイラーの水抜き作業を行っているので今回は水を使用する事が来ません。数時間の滞在で目的地の五浦温泉に向かいました。 |
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県境の村の細やかな収穫 |
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高原の村では大根だけが元気に育っていました。例年大根だけは私達のようないい加減な農作業をするものでも収穫を得られるようです。作りやすい農産物として頼りになります。 大根本体もさることながら大根の葉が私には大変貴重な食材になります。 |
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今年の大根の豊作は天候のせいもあるかもしれません。時折町のスーパーで¥100程度で売られるている事からも全般的に大根の育ちが良かったのでしょう。個人で食べるには育った数が多すぎます、6本程の大根を引き抜いて車に積み込みました。 |
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山側に植えた会津のミシラズ柿が未だ枝に残っていました。殆どが鳥達の餌になったのでしょう、収穫は僅かでしたが家に持ち帰り渋抜きをして堪能しました。一時間程の滞在で県境の村を出発します。 |
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途中、村の農家の方の家に立ち寄り今年の新米を車に詰め込みました。毎年一年分の米を買い込んで保管してもらっています。今回は今年・平成2年の新米になります。 |
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米を受け取った農家の方がネギをくれました。本職の農家の人の収穫ですので量が半端ではありません。街の友人に分けたり度々食卓に供したりして柔らかいネギを楽しみました。県境の村から神社を訪ねながら久慈川沿いに南下します。途中、袋田の滝辺りから八溝山塊を超えて海に出る事にします。 |
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月待ちの滝住所:茨城県久慈郡大子町川山。何度か近くを通っていますが時間がないので何時も素通りしていました。今回は何とか立ち寄る事が出来ました。 |
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通常の滝の流れる沢の激流とは異なり、標高の低い八溝山塊の渓流の穏やかな趣が感じられます。この渓流沿いに100m程遡ると高いがあります。 |
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渇水期の為か滝の水量がかなり細くなっているのかもしれません。静かに水が流れ落ちていました。 |
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| 龍神大橋住所:常陸太田市天下野町2133−6。出発前のルートを調べていると八溝山塊の頂上付近をはしる33号線沿いに龍神大吊り橋がある事が分かりました。観光名所に余り興味がわかないので、龍神大橋と辺りの景色が見られる竜神峡赤岩展望台まで歩いて往復する事にして出かけてきました。到着したのが既に午後3時30分、初冬の夕暮れが迫っています。展望台は諦めて龍神の橋だけを往復する事にしました。 | ||||
1年前の2019年8月27日、県境の村からの帰路立ち寄った大谷資料館の石切り場跡の洞窟と同じく観光地でも好ましく感じる場所もあるものだと見直しました。 |
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これから対岸に渡る長さ375mの龍神大吊り橋を無料駐車場から写しています。幸運な事に夕方の近い事もありそれ程の混雑は見られません。 |
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大吊り橋の入り口で尋ねるとこの時間でも未だバンジージャンプを楽しむ人達が居るとの事、それを楽しみにしながら私達も長い吊り橋を渡り対岸に向かいました。尚、左の地図にはバンジージャンプの人が飛び降り位置を星印で示しました。 |
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大吊り橋を渡り切った場所に巨大な龍のイラストが見られます。このイラストの左側に小さな広場がありそこからバンジージャンプを見る事が出来るようです。 |
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龍神湖の上流方面を見ています。標高はそれ程ありませんが凹凸が沢山見える事から山の深さが感じられる風景です。上流部も紅葉が緑の斜面に点々と彩を添えています。 |
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早咲きの桜の花が寒そうに咲いていました。多分植えたものとと思いますが春の桜ほどの華やいだ雰囲気は感じられないのは花のせいではないでしょう。 |
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大吊り橋を歩いてくる人がバンジージャンプを他の隅人達のようです。係りの人が橋の欄干に取り付けられた扉を開けています。此処から橋の下に作られた部屋で準備を行うようです。 |
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いよいよ始まるようです。 |
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始まるまでには随分と時間が掛かりましたが、一人目の人が何の前触れもなく水面を目指してジャンプをしました。何度か大きくバンドをしてから上に引き上げられます。 |
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見終わってから橋を戻る時に、橋の下に吊り下げられた部屋が透明のアクリル板から透けて見えました。ジャンプを楽しんだ人達の高揚する気配が溢れているように感じました。 観光地特有の薄っぺらな見ものとは異なる大変楽しい本物の見物でした。 |
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これから山を下り今夜の宿の五浦観光ホテルまでは、カーナビによれば1時間以上掛かりそうです。急がないとなりませんが、道路脇に広がる紅葉の列についつい目移りして車を停めてしまいました。 |
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夜、誰も居ない大浴場に向かう廊下です、極めて質の高い造作の廊下が長く続きます。 |
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夕食は食堂でとるのですが次々と出てくる料理に目を丸くしています。全ての料理の味も魚も大変新鮮かつ美味しい食事で存分に堪能しました。 |
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部屋からは優し気な潮騒の音が聞こえ、夜は真っ暗な太平洋に浮かぶ漁船の漁火までもが見えます。ガラス窓の外には贅沢な風景が広がっていました。 |
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ホテル出発時には直接インターネットから申し込んだからと大変美味しいモーニング・コーヒーをロビーの喫茶店でご馳走になりました。何時も乏しい旅行を続ける我々には極めて得難い一夜でした。加えて買い物に使用できる地域クーポン券が¥6,000分付いてきました。これらは帰路の魚類のお土産の購入に使かわせてもらいました。 |
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黄門の井戸の後ろのお山に登ると岡倉天心の娘・高麗子の墓の標識の立つ土饅頭状のお墓が横たわってました。墓前には花が添えられています。 |
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墓前の花と言い詳細な説明と言い、地元の方々との繋がりが感じられます。 |
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近くに建てられたこのお墓の由来の事々は私に大きな感動を与えてくれました。一夜の宿での素晴らしいご馳走とこの物語が私の今回の旅を思い出深いものにしてくれるに違いありません。 |
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全く期待していなかったヤツガシラが4個並んでいました。それも¥200の値段にびっくり、全て買い込みました。あれほど探した久慈川流域のJAの直売所ではどこにも見つける事が出来なかったヤツガシラが入手できたことで五浦観光ホテルでの一夜は大きな幸運を呼んでくれたようです。 |
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| この後も街に向かう道筋の神社を訪ねながら南下を続けました。 | ||||
| 01/08/2021 | ||||
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