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2020年10月12日姥が平の紅葉 ()無断転載
 県境の村の花と木土手の野の花一覧 
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那須連山のページ
2020年晩夏の三本槍岳の野の花   
2019年姥平の紅葉、観音沼の紅葉 朝日岳登山道に咲くイワシャジン
台風18号の朝日岳朝日に輝く朝日岳 2014年・紅葉の那須・日の出平から姥ケ平①日の出平登り②下り姥ケ平
残雪の朝日岳1896メートルと那須岳1915メートル 濃霧の那須・朝日岳のイワシャジン
赤面山から三本槍岳1916m往復 朝日岳1896から三本槍岳1916mの紅葉 

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オリジナル掲載画像のアルバム

生憎の雨と霧で、掲載した小さな画像でははっきり表現が出来ませんでした。左のアルバム掲載の大きな画像をご高覧ください。

那須姥が平の紅葉が見頃かと思い県境の村にやって来ました。前日の11日夜、東北道を走っていると栃木県の矢板を過ぎる頃ワイパーが動き出して雨を知らせてくれます。案の定県境の村では更に雨が強くなっていました。2日間の滞在中の一日は、果物と野菜の買い物があるので明日しか出かける事は出来ません。紅葉の頃は峰の茶屋駐車場が大混雑にするので出来る限り早朝に到着する必要があります。

10月12日、4時30分に峰の茶屋駐車場に到着、前日から車中泊をしたと思われる車で7割方が埋まっていました。雨はかなり降っています、霧が朝日岳を覆い紅葉は見れないかもしれないと嫌な予感がします。車を止めて朝食を取り乍ら少し眠ろうとしましたが眠れません。雨で景色が見えないので迷ったのですが、いつものジョギングのつもりでレイン・ウエアーを着込んで出発する事にします。外は未だ薄暗く多くの人は車の中で休んでいるようです。出来る限り早く村に戻って畑仕事やペンキ塗りをしなくてはなりませんので、登山道が混まない内に出かける事にします。

防水カメラのレンズの水滴をふき取り乍らシャッターを押しました。雨と霧でただでさえ遠くが見えないのにレンズが曇って紅葉する山の斜面をはっきり写すことが出来ませんでした。肉眼で見るとこれも一興ではあります、霧の中に浮かぶ景色はまさに”秘すれば花”の紅葉の趣でおもわず息をのむほどの美しさでした。
🌻2019年姥平の紅葉、観音沼の紅葉 を参照ください。

駐車場出発5:22⇒峰の茶屋6:18⇒無間地獄6:35⇒姥が坂6:40

5:22・未だ人影は殆ど見えません。雨と霧で山の風景は望めそうにもありませんが少なくても近くの紅葉なら何とか楽しめそうです。2020.10.12

5:44・林の中に続く最初の登りでは既に始まった紅葉する木々の間を辿ります。未だ登り出した人は僅かなせいでとても静かです。2020.0910.12

5:44・僅かの登りで林を抜けると一気に眼前が開けて雲に覆われた朝日岳が見えてきました。峰の茶屋までの登りははほぼこの辺りから緩やかになります、右の朝日岳、左の茶臼岳を見ながら登る極めて快適な道ですが今日は我慢する以外ありません。2020.10.12

5:53・雨と霧が視界を奪わなければ右手に朝日岳の広大な紅葉する姿が見えるのですが殆ど霧の中に沈んでいます。左手には茶臼岳の斜面が僅かに見えました。2020.10.12

5:53・普通なら右に全山が紅葉した秀麗な朝日岳が見える道中で最も美しい場所にやって来ましたが、雨と霧の中に多くの素晴らしい景色が沈み込んでいました。

2020.10.12

5:57・気まぐれな空気の流れ具合で一瞬朝日岳の山腹が姿を現す事もありますが、カメラを構える僅かの間に雨の中に隠れていました。下手の鉄砲も数打ちゃ当るの例えに従ってかなりシャッターを押していましたが、殆どが外れていました。2020.10.12

5:58・朝日岳の沢に落ちるあたりの岩場の霧が少し晴れました、慌ててシャッターを押しましたが肉眼程にははっきり写りませんでした。これは個人的な好みですが、何度かこの風景を見ている事もありますが、霧の中にぼんやりと浮かぶ秀麗な紅葉の朝日岳の姿も悪くないとも思っています。正に”秘すれば花”の趣を感じています。2020.10.12

6:00・少なくても50m程の距離はほぼ紅葉の様子が見る事が出来ます。登山道の周りの小さな気が赤く紅葉しています。2020.10.12

6:02・峰の茶屋からクマミゾネまでの斜面が霧の間から少し見えてきました。帰路に霧が晴れる事を念じて先へ進みます。2020.10.12

6:04・登山道の左手には茶臼岳のなだらかな斜面が広がっていますが瓦礫の中の小灌木が紅葉しています。2020.10.12

6:12・自然が気の向くままに配置した岩の間を埋めるツガザクラの緑と紅葉した小灌木の組み合わせが那須茶臼岳山腹の目の届く広さに広がっています。

全くの個人的な好みですが、小賢しい庭の工夫などでは遠く及ばない美しさを感じてしまいます(勿論素人の工夫ではありますが)。後数か月もすると此処は分厚い雪に埋もれてしまいます。自然の力の大きさが作り出した無作為の重層的な風景です。2020.10.12

6:16・峰の茶屋まで出発から約1時間を要しています。途中雨の雫でぬれる防水カメラのレンズをタオルで拭きながらかなりの写真を撮りましたが、はっきり写ったのはほんの僅かでした。未だ山に登ってくる人は僅かです。2020.10.12
6:20・私は峯の茶屋から左に進み茶臼岳の山腹を巻く登山道を辿る事にします。姥が平まではほぼ平らな道と下り道だけになります。眼下に姥が平を見る絶好の場所なのですが今日は殆ど景色が見えません。2020.10.12
6:35・無間地獄にやって来ましたが茶臼岳の噴煙が霧の中に紛れてはっきりと見えません。暫く風が霧を吹き飛ばしてくれるまで待っていると何とか噴煙が見えました。
6:40・姥が平へ下る道の分岐点にやって来ました。左右の紅葉の中を下る快適な道ですが折角の紅葉は何とかぼんやりと見える程度です。2020.10.12
6:41・姥が坂の脇に見える硫黄の色が付いた小さな岩の割れ目から時折煙が立ち上っています。手を当ててみましたが何の気配もありません、突然うっすらと煙が上がりだすとその熱さに思わず手を引っ込めました。ここなら冬でも雪は積もらないでしょう。2020.10.12

6:45・姥が平に向かって快適な道を下ります。眼下には霧の中に真っ赤な紅葉が広がっています。眼下の姥が平のみならず、左の日の出平の山腹も右の茶臼岳の山腹も赤く染まっています。2020.10.12

6:45・何とかこの風景をカメラに納めようと何度もレンズを拭きながらシャッターを押しています(殆どがぼやけて写っていました)。中々前に進めません。右手の茶臼岳のガレ場の小灌木が綺麗な赤い塊を見せてくれます。姥が平のひょうたん池から見えるこの辺りの紅葉はそれは雄大です。2020.10.12

6:45・姥ケ平の砂礫地帯が見えています。下るのがもったいない景色の中に立ちすくんでいます。詮無い事ですがせめて僅かでも霧が流れてくれればと念じているのですが、無情にも雨が時折強まります。2020.10.12

2019年は今年より約一週間遅い10月21日に姥が平に出かけていますが紅葉は少し盛りを過ぎていました。2020年はまさに最も美しい時であったようですが、生憎の雨と霧で全ての景色を見る事は叶いませんでした。ただ、個人的には美しい紅葉の姿を霧の中にその多くを隠した自然の美しさにも感嘆した事は間違いありません。2020.10.12

10/17/2020
 
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