2023年7月・高原の村の花と木

青いアジサイの花が満開

7月の中頃の高原の村では陽が落ちて集落の家々に灯が灯る時間になると心地良い冷気が辺りに漂い出します。短い春の花の季節は既に過ぎていきました。

この季節、山際の斜面にアジサイの花が大きな花びらを咲かせてくれているのが夏の始まりの印に思えます。


2023.07.10

部屋の彩に純白のグラジオラスと青いガクアジサイを切り取りってみました。贔屓目な心証が強すぎるかもしれませんが、高原の冷気が生み出す花弁の色彩の澄んだ色が部屋の中でも凛としたその姿を見せてくれます。透明感を感じさせる色彩に心が洗われるような気になりました。

2023.07.10

純白のグラジオラスは沢山の花を支えきれずに、茎を曲げて地面すれすれに持ちこたえていました。部屋に飾ってから数日で殆どの蕾が開き、引き込まれるような美しい白い花弁が高原の冷気を運んでくれてきたように感じました。

2023.07.10

2023年7月の県境の村の花と木掲載リスト

アジサイ ビヨウヤナギ ナンテン ヘメロカリス ホタルブクロ ザクロ グラジオラス 

 

県境の村ではしばしば目にする最も一般的な青いアジサイの花が満開です。

2023.07.10

 

昨夜来の雨粒を花弁にまとった姿に見惚れてしまいます。暫し沢山の花弁をしげしげと見まわしてからカメラのシャッターを押しました。

2023.07.10

杉林が続く山の斜面の際に純白のアジサイが咲いていました。少し薄暗い中に咲く白い花弁は一層その色合いの美しさを高めているようです。

2023.07.10

斜面に咲く白いアジサイに最適なレンズ位置を保つにはかなり難儀をしました。何とか斜面に続く細い山道から混じりけの無いあくまでも白い花弁を写す事が出来ました。

2023.07.10

白いアジサイから3m程離れてガクアジサイが咲いています。日当たりが良いせいか沢山の花弁が見えます。

2023.07.10

複雑な花弁の造形はともすれば少し作りすぎにも見えてしまいますが、やはり私には高原の冷気がその気配を弱めて優雅な姿をとどめているように見えました。

一輪のガクアジサイを切り取り部屋に飾りました。

 

2023.07.10

すっかり枝切をおこったったせいかビヨウヤナギが枝を大きく広げて咲いていました。若干うっとい感じもするほど繁茂しています。

2023.07.10

長いオシベが花弁からはみ出すように見えます。高原の厳しい冬にも強いこの低木は力強く枝を茂らせています。何れ枝を間引かなくてはならないようです。

2023.07.10

南天

大きく枝を伸ばすキンモクセイの根占に植えたナンテンもいつの間にか大きく枝を伸ばしていました。赤い実の記憶が強くこの白い花の印象が残っていません。

2023.07.10

地味な白い花が終わり、枝に成る赤い実を見てから枝を切り詰める事にしました。高原の木々に成る艶やかな赤い実の澄んだ色はどれもが見応えをを感じさせてくれます。

2023.07.10

高原の村には珍しい洋種の花のヘメロカリスが今年最後の花を咲かせてくれています。村の知り合いの方から貰った花だと記憶していますが、寒冷地の風土にもなじむようであちらこちらに群落が見られます。

2023.07.10

洋種の花らしく赤い艶やかな花弁が静かな広大な高原の風景の中ではそれ程騒々しくは見えません。存分に花を咲かせて貰いたいものです。

2023.07.10

黄色のヘメロカリスも離れて咲いていました。未だ多くの蕾が見られますのでこれから咲き出す夏の花かも知れません。

2023.07.10

高原の木々の中に埋もれるようにして花を咲かせているホタルブクロがかなり目につきます。多くが草刈り機で刈り取ってしまい、申しわけない気持ちが何時も心を痛めます。

せめて木々の枝に守られたホタルブクロの姿をカメラに収める事にしました。

2023.07.10

今回は私の好む優雅な紫のホタルブクロが多く見られます。雨粒を花弁に付けた野の花の姿は私を大きく魅了してくれます。

2023.07.10

夏を迎えてザクロの真っ赤な花が枝に静かに咲いています。これから暫く激しい真っ赤な花弁が緑の葉陰に咲く姿を楽しむ事が出来そうです。

出来れば大きな実を生らしてくれる事を念じているのですが、寒冷の高原の村ではそれを望むのは難しいようです。

2023.07.10

5本程の純白のグラジオラスの花が大きな花びらを開かせて咲いていました。幾つかの色を植えたのですがそれらの姿は見られなくなってしまいました。

2023.07.10

花弁や蕾の重みで茎を直立する事が出来ずに地面に向かって横たわるように咲いていました。其の姿が痛ましく見えたので切り取って部屋に飾りました。上記の写真は茎を他の茎で支えて直立させて写しています。

切り取ったばかりのせいもあるのか花瓶に活けた白いグラジオラスの花弁からは大きな生命の息吹が感じられました。そして高原の冷気が生み出した純白の花弁が私の心を鷲掴みして離しません。

2023.07.10

高原の村の花の季節は早々と通り過ぎていきます。夏が街より早く過ぎ去りその分あっという間に秋の気配が漂うこの地では早晩秋の花の蕾が見られる事でしょう。

2023.07.10

7月の高原の村の花と木
07/16/2023
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