白ヤシオ(ゴヨウツツジ)

那須の山には多くのシロヤシオが見られますが、植木屋さんから買って植えたこのつつじは滅多に花を咲かせてくれません。

今年はそれでも大きく育った枝に10個ほどの清楚な白い花を咲かせてくれました。

2022.05.11

2014.10.21データ

那須山には白ヤシオの群生地が多く見られます。優雅で押さえて咲く白花も、五裂の葉っぱの付き方も全て控え目です。

紅葉の時だけ真っ赤に燃えるような鮮やかな姿に生まれ変わります。ドウダン・ツツジの紅葉も悪くはありませんが、標高400メートルの村の自然の中ではゴヨウツツジこそにあうと思っているのです。2014.10.21

2014.05.13データ
 
植木屋さんの町から赤と白のヤシオを運んで20年以上になるでしょう。これ程花を付けた年はありませんでした。赤は毎年花を付けるのですが、白は随分と気難しいと半ば諦めていました。見れば見るほど優雅で控え目な咲き方に風情を感じます。花も優雅ですが葉も美しいのです。今では2メートルを超えるほどの株立の美しい樹形に育っています。那須連山には幾つかの群生地があります、多分ヤシオツツジにとっては故郷に戻った感覚でしょう。このあたりでツツジと話題にする時はヤシオかドウダン・ツツジを意味している場所柄なのです。2014.05.13
上の全体画像の左側、南側にあたりますが花は疎らです。近付いて枝の間を覗くと花が隠れて咲いているのです。それが私にはとても風情がある姿に思えてしまいます。均整の取れた樹形を保ちながら大きく成長しているので素人では何処も切りつめる事が出来ません。このまま更に大きくなったらとそれが心配なのです。後ろの八重桜は終わりです、風に吹かれて花弁をあたりに噴き散らしています。2014.05.13
2012.05.15データ
   
 
村ではつつじの花が満開の季節を迎えています。ヤシオ・つつじの赤は春最初に咲くのですが、シロヤシオは5月の中頃から終わりに咲きます。目立たない咲き方は好みです。今年は花が少ないのが残念ですが静かに咲いているこの花らしいとも言えます。5枚の美しい葉がまた好ましいのです。別名のゴヨウツツジの由来です。新緑の今が最も感動します。赤く縁どられた柔らかい葉の中に頭を入れて、隠れて咲く花を眺めます。樹高は2メートル近くに育っています。柔らかな株立ちの姿をほれぼれと眺めています。ここ数年花の数が極めて少ないのが残念です。2012.05.15
2008.5.19データ
那須山には群生地があり時期になると一面に白花が咲き出します。昔はあちこちに自生していたらしいのですが、今では奥山や崖に阻まれた地帯などに見られるだけとなったようです。このシロヤシオは購入した中で最も高価だった木ですから(植木に金を使う事をもったいないと思うウサギ小屋の住人の考えるお恥ずかしい額ですが)、大切に育てています。ここの住人になった友人には、どこでも見られる花なのでありがたみを感じないようです。このあたりでは最も早く咲くアカヤシオとセットで並べて植えています。ピンク色のヤシオが咲いて散るころにシロヤシオが咲き出します。来年は準備をおこたりなく、三脚を立ててしっかり撮影をするつもりです。

このあたりでは、アカヤシオを植えている家が大変多く4月ごろになると上品なアカヤシオがあちこちで満開となります。同じ色の桃より大輪で、風に吹かれるとチョウチョが舞うように花びらが揺れます。ゲンカイツツジなど色々見事なつつぢがありますが、この土地ではヤシオが最も適しているようです。那須山の辺りでは紫色のものをヤシオと呼ぶようで、土地によって色々な色があるようです。紫のヤシオも大変上品で美しい色合いです。下の写真は2008.05.19。このように目立たない咲き方が私の好みなのです。葉の形にも風情を感じてしまいます。

2022年6月4日
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