街の狛犬江戸の狛犬を訪ねて・隅田川海までのジョギング途中の狛犬

 

↑荒川区南千住胡緑神社の狛犬

2016年4月5日11日隅田川をジョギングで海まで行こうと早朝家を出ました。その途中、土手下に見える神社に立ち寄り狛犬を見る事が出来ました。4月12日は日比谷に映画を見に行くついでに狛犬を見ました。3回の狛犬を訪ねた写真をまとめてあります。2016.04.05

◎中仙道から隅田川のジョギング
@深川まで @T A深川まで AU  B海まで @T C海まで AU
2016年4月5日の狛犬

2016年4月5日、中仙道から隅田川を海までのジョギングを試みましたが、途中で足を痛めて深川で中断することになってしまいました。そこまでの途中の隅田川の土手下の神社で狛犬を見る事が出来ました。休憩を兼ねて忙しかった狛犬見物でした。2016.04.05

隅田川ジョギング中狛犬を見る@荒川区南千住胡緑神社

胡緑神社住所:荒川区南千住8丁目5-6。南千住の隅田川右岸を走っていると土手の下に立派な神社が見えました。周りは大きな高層住宅に囲まれています。土手を降りてみます。2016.04.05

まずお参りをしました。今回はジョギング中で時間がないため大急ぎで狛犬を見る事になります。桜が咲く境内には2組の見ごたえのある狛犬がありました。想像以上の狛犬でした。この辺りは江戸時代胡粉の産地であったと神社のホーム・ページに書かれていました。確か誰かの江戸の物語で読んだ記憶があります、それがこのあたりの事であったとは驚きました。狛犬の奉納が可能な経済力があったのでしょう。2016.04.05

獅子山の狛犬

黒い石が組み合わされた獅子山も素晴らしい造形ですが、その上の狛犬の彫りも見応えがあります。やや斜め上に向かう阿像、獅子山の下に彫られた子供の狛犬を見るように下向きに構える吽像のバランスが絶妙です。2016.04.05

 

吽像の獅子山の下に子供の狛犬が、すさまじい面構えで四肢を突っ張っています。

 

彫られた年代を探したのですが、私には見つけられませんでした。世話人の名前が一部判読できましたが、”高田”姓の人が4人、全て姓名があるので明治以降かもしれないと思いました。神社のホーム・ページによればこの姓はこの地に土着した子孫の人達に関係するように感じました。2016.04.05

獅子山の阿像の拡大写真

顔の表情、尻尾の彫り、突っ張った四肢のバランス、全てに不都合が感じられない美しい狛犬に見えました。2016.04.05

阿像を少し後ろから見ています。石の素材も少し黒っぽい感じがして精悍さを感じるのかもしれません。2016.04.05
獅子山の吽像の拡大写真

少し丸みを帯びたふくよかな吽像と推測される狛犬です。今にも飛び掛かるような動きの感じられる彫りです。2016.04.05

吽像を後ろから見ています。丸く盛り上がった尻尾の形が目立ちます。2016.04.05
開放的な社の中で黒い獅子山はかなり目立ちます。2016.04.05
社の手水舎脇の桜が満開でした。辺りは大きなマンションに取り囲まれたように見えます。2016.04.05
天保10年(1830年)・江戸の狛犬

社の前にもう一対の姿の美しい狛犬があります。年号を探したのですが見つける事が出来ませんでした。右の狛犬の口の開きが大きいので阿像と思われます。

ウエッブ・サイトで見ると掲載している方々が皆天保10年と書いているので、きっとどこかにしっかりと彫られているの違いありません。それを借用して天保10年の江戸の狛犬とさせてもらいました。見落としてしまいまことに残念なことをしました。

因みに天保10年は己亥の年で西暦1839年になります。約200年前の狛犬と言う事になります。2016.04.05

彫りの線が非常にシャープで品格を感じる狛犬に思えます。こちらは吽像と推測されます。2016.04.05

姿の美しい狛犬です。体の曲線が動きを生み出しています。ジョギングの途中に大変素晴らしい狛犬に出会えたことは幸運でした。

海に向かって走らないとなりません。隅田川の土手に戻ることにします。海を目指して白髭橋に向かいます。2016.04.05

石浜神社

隅田川右岸を浅草方面に走っていくと土手の右下に神社が見えてきました。
石浜神社住所:荒川区南千住3-28-58。2016.04.05

大きなガス・タンクの前の神社には石浜神社と書かれた垂れ幕が見えました。鳥居を潜って社を訪れて見ました。2016.04.05

平成元年に近くの橋場の人が奉納した狛犬一対です。2016.04.05
社に進んでいくと大きな富士講関連の石組が有りました。黒々とした石の山と鳥居が、背景の隅田川の前でかなりリアルに富士山を表現しているように見えました。2016.04.05
大正4年の狛犬

社の前の狛犬は彫りの見事な大正時代に橋場の人が奉納した石像です。当時はまだこのような彫りが出来る石工の人がかなり残っていたのでしょう。2016.04.05

口の開きが小さな左側の狛犬、吽像と推測されます。彫りが立体的で動きを感じさせる良い狛犬と思いました。

2016.04.05

月島・住吉神社

住吉神社住所:東京都中央区佃1丁目1−14。2016年4月11日、中仙道から海までのジョギングの折に立ち寄った神社です。2016.04.11

隅田川左岸を出来る限り川に沿って下っていきました。堀にかかる小さな橋を渡って進むと神社の鳥居が見えてきます。後ろは隅田川です。

昔からの町の風景が広がっています。人の住む町に出て少しホッとしました。社で参拝をしてから狛犬を見ました。2016.04.11

昭和4年に奉納された新しい狛犬でした。尻尾の形状などから岡崎式と呼ばれるかなり目にするタイプに思えました。

カメラのレンズに、昼ご飯を食べた時指に付いた油か何かの跡が残ったようで一部がぼやけて写っています。前回の4月5日のジョギングで失敗したので、今回の4月11日では海まで行きつくことを優先したので狛犬を見たのはこの住吉神社だけでした。

これから晴海埠頭から月島埠頭に向かう事にします。2016.04.11

 
05/05/2016
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