会津・桜の道を辿る②会津美里町・⑤千歳桜 ①会津若松へ |
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秩父、那須、白河、長沼と桜を辿って北へと向かいながら、季節になったら更に北に向かい会津の桜を見に行こうと思っていました。会津五桜と言われる代表的な古木の一つ、樹齢600年と言われる石部桜も訪ねます。鶴ヶ城の満開の桜を見て会津若松から訪問を大いに楽しみにしていた会津美里町へと向かいます。会津若松の混雑から解放されて静かに神が宿ると畏敬を感じる桜の古木との邂逅です。まず米沢の千歳桜を訪ねます。樹齢700年を超えると推定される米沢の千歳桜は、田圃や畑の点在するありきたりの自然の中に静かにたたずんでいました。米沢の千歳桜住所:福島県大沼郡会津美里町米田字池南乙1777-2 |
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巨大な桜の周囲を一回りしてみました。裏から見ると花弁がかなり見えます。あたかも巨大なオブジェの様相、桜の花びらが、強烈な個性を和らげるには未だ咲き方が足りないようです。通常、会津若松の石部桜より開花が一週間程度遅いそうです。私達が桜を見ている間3台の車がやってきましたが、花が殆ど見えない為に直ぐに立ち去って行きました。 |
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桜の横にたつ説明版を見て今はグラウンドとなっているこの地の由来を知る事が出来て、大きな一本桜への親しみが更に増したようです。それにしても華やかな桜です。見ている人は誰も居ません。 |
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桜の幹はかなりの樹齢を示しています。姿がすっきりと風景の中に納まっている美しいシルエットです。宮川の土手に出て桜並木を伊佐須美神社に向かいます。 |
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土手の桜を見るのには緊張がありません。ただ、ぼっとして春の宴の中に我が身を入れるだけです。 |
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春の清らかな自然の営みが広がっています。私は風に吹かれて無心に桜の下を歩きました。 |
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あやめ園から神社の鳥居が見えます。東北地方で最も大きなあやめ園だそうです。桜の季節が過ぎればあやめの季節は直ぐです。 |
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あやめ園のなかほどにうろになった桜の幹から新しい幹が二本上に伸びている珍しい古木が見えました。遠くからも満開の様子、近づくと上部は枯れたようで、樹高こそ低いのですが姿がまとまりを保った美しい桜の古木でした。明るいうちに県境の村まで帰り着きたいので、そろそろ南に向かって戻りながら旅を続ける事にします。次は馬の墓の種蒔き桜です。カーナビにセットして出発です。 |
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カーナビがゴールの近い事を示す頃、目指す一本桜は畑の真ん中に見えました。大変好ましい事に誰も見ている様子がありません。困ったことに近づく道が分かりません。舗装の道路からかなり離れています。農作業の邪魔になるので農道には止められません。車を数台止めることが出来る砂利のスペースが、どうも馬の墓の桜の為の駐車場ではないかと思われます。此の辺りが”馬の墓”の集落と呼ばれているようです。 |
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これから会津西街道に出て羽鳥湖を経て県境の村に戻ります。 |
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首なし観音と呼ばれる石像の秘仏があるとの事です。京の都に清水寺があるのは理解できますが、当時極めて山深いこの地にこのような観音堂があった事は驚くべき事です。その経済力と信仰心の源は何であったのでしょうか。 |
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今日は久しぶりに花壇と畑の手入れをすることにしました。強風で壊れた塀の修理もやらなくてはなりません。仕事はいくらでもあるのですが、花の咲く頃は、そのチャンスを失するわけにはいきません。どうしても後回しになるのです。 |
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朝、白河農協の直売所”り菜庵”に買い物に出かけます。街のスーパーの半額以下で新鮮で美味しい野菜が買えます。大体の野菜は¥100前後、イチゴはB級品で¥250程度でした。1週間以上は野菜を十分に補給することが出来そうです。 |
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桜並木は長々と続きます。その目の先に雪が残る那須連山。誰も居ない桜の景色を独り占めしています。ここまで自ら足を運んだ者だけの得がたい贅沢です。 |
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今回の会津の桜の道を辿る度は当たり外れがあったのは確かです。会津美里町はそれでも懐の深い魅力的な場所でした。薄墨桜、虎の尾の桜は見る事が叶いませんでしたが、それを補って余りある歴史的な建築物に驚嘆するばかり、深い楽しみを得る事が出来ました。町からの走行距離が合計620キロの桜の道でした。 |
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01/06/2021
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会津・桜の道を辿る①会津若松 |
| ①石部桜 |
| ②太夫桜 |
| ③鶴ヶ城 |
| ④神指城跡の桜 |
| ⑤米沢の千歳桜 |
| ⑥中田観音 |
| ⑦虎の尾桜 |
| ⑧古御田の桜 |
| ⑨宮川の千本桜 |
| ⑩伊佐須美神社 |
| ⑪馬の墓の種蒔桜 |
| ⑫左下り観音堂 |
| ⑬阿武隈川の八重桜 |