つつじA@サクラ・ゲンカイ・ツツジへ Aへ  Bへ

高原の村の人々がツツジと言えばヤシオとドウダン・ツツジを指します。植物を知らない頃、つまりヤシオ・ツツジと云うものがどんな植木かを知らない頃、集落の人々が『ヤシオ』とその美しさを自慢するそれが分かりませんでした。初めてヤシオの大木を見た時には圧倒されました。その咲き方と色合いが醸し出す風格と風情、街で見るツツジとは全く異質な姿なのです。今では私もヤシオ・ツツジが最も好きなツツジとなりました。

ほとんどの村の庭に植えられたヤシオ・ツツジが終わるとミツバ・ツツジが満開を迎えます。そして日をおかずに里山は山ツツジで覆われるのです。そうなると山ツツジで囲まれた奥山に登る峠道からは山の斜面に自然のヤシオの群落が遠望される季節になります。郭公の声が聞こえるのもすぐです。

吉野デンドロン

4月の終わりになると高原の村の景色がガラリと変わります。水墨画のような冬の風景が、一気に華やかな色どりに染められます。

正に百花繚乱の趣です、その中でもこのヨシノデンドロンの辺りとの釣り合いも考えない鮮やかな花弁が際立っています。2017.4.24

もう植えてから随分と年月が経っていますが樹勢に衰えは見られません。毎年のように大量の鮮やかな花を咲かせてくれます。

もしこの花だけなら十分に美しいと思うのでしょうが、サクラゲンカイツウジやヤシオツツジの抑えた咲き方を見ると鮮やかすぎる姿が難点ではあるのです。

それでも、高原の厳しい冬を乗り切ってこのような花で出迎えてくれたのです。大いに感謝しています。2017.4.24

2009.4.28データ
最初の頃は、植木ならなんでも欲しがったものです。何も知らなかった当時、花の色と咲き方の見事さに惹かれて購入したものです。多分名前から想像するに、ヨシノツツジとの交配種だと思っています。

 

ひらひらとした蝶のような咲き方、花の色などはヤシオやサクラ・ゲンカイに似ています。そばで見ると少し花付きが良すぎるような気がします。更に育ててみるとかなり元気旺盛な花なのです。もう少し抑制した咲き方だと良いのにと贅沢を言っています。2009.4.28

ミツバツツジ
村にはこのミツバ・ツツジよりもっと紫の強い神秘的な色合いのミツバ・ツツジがあります。1本知り合いの人が分けてくれたのですが非常に残念な事に枯れてしまいました。今でもその高貴な花が目に浮かびます。

勿論このミツバツツジも私の好きな花の一つです。赤紫の花弁がひらひらと風に揺れる様は春の訪れを実感させてくれるのです。2010.5.10

ニオイツツジ

ニオイツツジどんな植え木でも欲しがった頃に買いつけたものです。花は何の変哲もないツツジですがジャスミンのような香を辺りに振りまいてくれます。さして気にもしていないツツジですので申し訳ないとおもってはいるのです。この下は山野草のコロニーの一つなのです。クマガイソウ等に目が行ってしまうのです。抑えた上品な香はライラックとも違うようです。2010.5.31

 
ヤマツツジ
ヤマツツジ

山ツツジには色・姿・花弁の違いから沢山の種類があります。村の知り合いの山からつぼみの大きそうな山ツツジを5本程引き抜いて来て植え込んであります。出来る限り色が濃くて花の大きなものを選んだつもりです。ただ、今なら頂戴しなかったと思います。山に囲まれた村です。あと少しでどこの里山も足の踏み場も無いほど山ツツジで覆われるのです。山に自生する山ツツジの景色に勝る姿はあり得ません。

盆栽好きの街の友人が山ツツジの季節に訪れて裏山を見て欣喜雀躍したものです。盆栽に最適な、1センチほどの小さな山ツツジの木に花が付いたものが至る所に群生しているからです。2010.05.17

ヤマツツジヤマツツジが満開です。幾つかのヤマツツジの中でこれが最も赤の強い色です。この辺りのヤマツツジは大輪で園芸種のものより艶やかな咲き方です。そして寒さに適合しているせいか早く満開の季節を迎えるのです。
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