三岩岳・2065m  会津駒ケ岳・ 燧岳

会津駒ケ岳中門岳に連なる福島県南会津町の三岩岳・2065mに出かけました。雨が降るかもしれないと言う天気予報でしたが思い切って8月14日の夜家を出て途中車の中で仮眠、15日朝6時から登り出しました。文中、山の名前や花の名前が間違っている場合もあります。 2ま016.08.15

通常の小豆温泉登山口(黒檜沢登山口)が数年前の水害の為閉鎖されている為、旧道(国体用ルート)と呼ばれる道を登りそのまま下りました。

【行程】駐車場6:02⇒黒檜沢登山口合流7:31⇒避難小屋10:43⇒頂上11:58~12:31⇒避難小屋13:08⇒登山口15:52⇒駐車場16:02。この時間は体力の衰えた私の所用時間です、一般的にはこれよりかなり短い時間で 登れるでしょう。2016.08.15

登山口までの行程
19:23、月が出ています。明日の天気は何とか持ちそうな予感がします。2016.08.14 20:38、東北自動車道・栃木インターを出ました。2016.08.14 20:39、カーナビの指示に従いインターを出て左折の後直進しました。2016.08.14
栃木県鹿沼市・星宮神社の狛犬

東北自動車・栃木インターを降りて鬼怒川温泉、川治温泉、五十里湖を通り会津に向かいました。カーナビに従って夜道を進んでいると鹿沼市内で道路の左に鳥居と狛犬が見えました。狛犬には大いに興味があるので慌てて戻って社にお参りをしました。時間は8月14日の夜9:15でした。狛犬は昭和の新しい狛犬のようです。星宮神社本殿 (ほしのみやじんじゃほんでん)住所:鹿沼市戸張町1805 2016.08.14

川治温泉の町中は相変わらず狭い道でしたが、五十里湖の湖岸の道は昔と違って随分と走りやすくなっていました。2016.08.14 8月14日の夜11:35、国道121号・会津西街道を左に曲がり 桧枝岐に向かいます。途中右手に” 道の駅・ 番屋”(福島県南会津郡南会津町番屋4) があったのでそこで車を止めて寝る事にしました。仮眠の後、翌朝会津駒ケ岳燧岳に向かうと思われる車が既に10台程止まっていました。空には月が上がっていました。2016.08.14
 
三岩岳
15日、朝5時に道の駅・番屋を出発、桧枝岐に向かって進むと小豆温泉の入り口にスノーシェッドが連続して現れます。その途中の左に駐車場があります、軽のワゴンが止まっていました。2016.08.15

8月15日、6時2分駐車場を出て目の前の黒檜沢登山口に向かいます。入り口に数年前の水害の影響で現在閉鎖中の看板がありました。看板に書かれた別の登山口の案内に従い、駐車場から右にスノーシェッドの中の歩道を400m進むと国体開催時の登山道(旧道とも呼ばれています)がありました。2016.08.15

道路脇の現在閉鎖中の黒檜沢登山口の入り口から伊奈川に流れ込む沢に掛かる滝が見えました。

400m進むと国体開催時の登山口の標識がありました。この道が旧道と呼ばれるのは、途中までの上りが急勾配な上に一直線に登るので黒檜沢登山道が作られてからは使用されなくなったのではないかと推測されます。旧道は登りもさることながら、下山時には急な一直線の道を確りと下る必要があるかもしれません。

現在は一般的な登山道の黒檜沢ルートが閉鎖されている為この旧道を一直線に登る事になります。2016.08.15

 

6:33、右手に山の姿が見えました。 6:37、真っすぐな登りが緩やかな場所に出ました。休憩をすることにしました。

一人なので木の切り株のある場所にカメラを載せて自動シャッターを切りました。右側の斜面が窓明山からの稜線かもしれません。2016.08.15

7:31、現在は閉鎖されている従来からの黒檜沢からの登山道が合流しました。途中、木に囲まれている事と霧が出て居る事から、登山道からは景色がほとんど見えません。2016.08.15
9:22、視界が開けて燧岳らしい山が見えました。
三岩岳の野草

オニシオガマと思われます。 イタドリの花と思われます。 オオバナウドの白い花

ガマズミの赤い実、登山道に沢山実っていました。

オオバミゾホオズキと思われます。
イワショウブと思われます。霧の中で凛として咲いていました。 強い黄色の花が目に付きます、ミヤマアキノキリンソウと思われます。
苔の緑が余りにも美しいので撮りました。 ガクアジサイの花が色もあせずに咲いていました
   
9:39、見晴らしが開けた場所に出ました。左側に三岩岳と思われる(違っているかもしれ満)尖った岩の頂が見えます。斜面を霧がしきりに登っていきます。2016.08.15

7:49、登山道にオオヤマリンドウが途切れる事なく現れだすと、突然湿原の中に足を踏み入れる事になります。霧が辺りを覆っている為に遠方の景色は見えません。2016.08.15

 

8:15、綺麗に整備された避難小屋が現れました。中を覗くと10人ほどは泊まれそうな広さがあります。森林限界を抜けたようで霧の切れ間から景色が見えてきました。

11:25、霧が一瞬流れたようです、登ってきた稜線が見えてきました。アキアカネが飛んでいます。秋の深まりとともに里に降りていくのでしょう。2016.08.15 

名前が分からない木に、白い花が沢山咲いていました。

三岩岳の頂上が近くなるとオオヤマリンドウの花が更に多くみられるようになりました。2016.08.15  

⇐11:52、頂上が近いようです。霧が深く見晴らしの利かないことが残念です。

11:58、何も見えない霧の立ち込める三岩岳頂上に着きました。6時間近くも掛かってしまいました。

左に登ってきた尾根が霧の中に浮かんでいます。昼食の潰れたメロンパンを撮ったら頂上の標識がちょど咬みちぎった跡からのぞいていました。
12:16、右手の中門岳が霧の中から浮かび上がってきました。あっという間に霧が頂上を覆ってしまいました。12:31、昼食後頂上を後にしました。2016.08.15

12:43、下山中に雲が切れて窓開山が見えてきました。最初は窓開山を回って下山するつもりでしたが、雲で景色は見えず湿地帯も乾燥し池塘も小さいし等と考えている内に、早く湯の花温泉で風呂に入りたくなってしまいました。

窓開山への分岐点の避難小屋でも少し迷ったのですが、登った道を下ることにしました。

15:52、登山口に戻ってきました。下りも閉鎖中の黒檜沢登山口合流点からは直線的な道が続き、一歩ずつ足場をかためて下りました。

駐車場からの戻り道から美しい伊南川の流れが見えました。⇒

霧が山を覆っていたために周囲の山の景色がほとんど見る事が出来ませんでした。何か真っすぐ登って真っすぐ下ったという印象が強く残りました。晴れて居ればもっと楽しかったのにと残念な気分が残りました。2016.08.15

湯の花温泉・湯端の湯   前回の湯端の湯

湯の花温泉・湯端の湯住所:福島県南会津郡南会津町湯ノ花1229番地。県境の村への帰路木賊温泉の露天風呂に入ろうと思ったのですが曲り道を通り過ぎてしまいました。会津田島に向かって更に進むと湯の花温泉があります。静かな温泉街に共同浴場が点在しています。天神の湯に行きましたが駐車場に車が止まっていたので前に来たことのある湯端の湯に向かいました。2016.08.15

温泉は当然源泉かけ流しです。透明の綺麗なお湯が流れています。誰も居ない湯船に浸かると緊張した筋肉が和らぐようです。前には清流が流れています。2016.08.15

昼間は2台分の駐車場があるだけのようです。夕方5時過ぎの今は、バス停部分にも車が止まれるようです。入浴料は¥200、隣の旅館で券を買う事が出来ます。今回は夕方で、旅館の玄関でいくら呼んでも人が出てこないので途方に暮れてしまいました。親切な地元の人が買ってあったらしい券を分けてくれました。お金を払おうとすると”いいから”と受け取ってくれません。

近くの前沢集落の「前沢曲家集落」でもこの辺りの人の人情に触れたことがあるので、地元の方の親切をありがたくいただく事にしました。さっぱりした気分で、車の中の仮眠が不十分で眠気を覚えたいたのですがすっきりしました。那須連山の峠を越えて県境の村に着いたのは既に夜の闇が辺りを覆っている7時過ぎになってしまいました。2016.08.15

 
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霧が立ち上る三岩岳・2016年8月15日午前8時