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↑新宿・筑土八幡神社・吽像・年代不詳 |
8月21日、修理に出していたオリンパスのカメラを引き取りに行くついでに、前回8月8日(@・A)に続いて新宿の社を訪れて狛犬を見る事にしました。
若干猛暑が収まった一日でしたが、歩きまわって大汗をかいてしまいました。加えて、最初に訪れる予定の赤城神社へ東西線・神楽坂駅に向かう予定を、乗り換え駅の高田馬場駅を過ぎてから勘違いに気が付きました。大江戸線の牛込神楽坂と勘違いしていたのです。面倒なので新宿駅から地下鉄大江戸線に乗りました。最初の間違いが大汗の原因の一つでもあります。2017.08.21
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赤城神社住所:新宿区赤城元町1−10。早稲田通り(神楽坂通り)の坂を6〜7分も上ると信号、右手に赤城神社の赤い鳥居が見えました。地下鉄東西線の神楽坂駅のほぼ真ん前です。
参道を探したのですが狛犬らしきものが見当たりません。社殿に置かれた真新しい石像が狛犬なのかもしれません。2017.08.21
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拝殿でお参りをしてから石像を見上げてみました。見た事もない造形です。
100年後にはこれが良い狛犬だという事になるかもしれません。
参拝の人が途切れません、それも若い女性が目立ちます。 |
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赤城神社の末社・出世稲荷、八耳神社、葵神社 |
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筑土八幡神社住所:新宿区筑土八幡町2−1。
道路標識を見ていると、この辺りには神楽坂は勿論、矢来町、白銀町、筑土八幡町、箪笥町、山伏町、二十騎町、牛込・・・古い地名がたくさん残っているようです。小説にしばしば登場する町名の中に足を踏み入れたようでとても楽しい街歩きです。
あの台東区の黒門町の町名が消えた事を思えばこれらの地名が残されたことは、不思議な事に思えます。神楽坂の坂道を下り元の大久保通りに戻り左折して飯田橋方面に向かいます。
先ほど道を教えてくれた地元の人が言った消防署の先の小山が見えてきました。筑土八幡のようです。赤城神社から一度道を間違えたので20分弱かかりました。
鳥居の前には桃色の百日紅の花が咲いていました。2017.08.21
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山の上にある神社はやはり良い感じです。石段を登りだすと右に筑土八幡町の名が付いた小さな公園、生活の場と神域が一緒にあります、好ましい風景です。2017.08.21 |
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小山の上に広がる静かな神域にある拝殿でお参りをしました。拝殿の左右に少し大きめの彫りの素晴らしい狛犬が置かれていました。 |
筑土八幡神社狛犬 |
右に置かれている阿像と思われる狛犬です。台座にもかなり凝った彫りが施されていて、奉納した人と石工の尽力の賜物のこのような石造物を見られることは幸運です。
良い狛犬は見ていて違和感を感じる事がないので、見回してそして感心するという動作が途切れずに続いて行きます。見終わった後、狛犬の思い出に僅かな疲労感とその後の爽快感を加えてくれるような気がします。
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阿像の後方から吽像を写しました。台座に年号か石工の名前がないかと探したのですが、極めて粗忽な私には見つける事が出来ませんでした。
江戸の狛犬のような気がするのですが、少なくても明治だと推測しましたが、確認が出来ませんでした。昭和20年、戦災で神社が喪失したと説明には書かれています。昭和20年以降に狛犬も併せて再建したかも知れませんが、其れより古そうに見えます。
これは素人の個人的な印象ですが、近くの新宿区十二社熊野神社の狛犬”文化元年(1867年・甲子)石工・吉右エ門”を思い出しました。どこか似ている印象を持ちました。 |
こちらは左に置かれた吽像、全体のバランスが取れた美しい狛犬に見えます。四肢に漲る筋肉、無駄に派手ではありませんが、細部に洒落れたアクセントを付けた事が大変好ましい印象を持ちました。
新宿に戻る事にします。親切な住人、坂道、細い路地、家並み、東京の見慣れた住宅街を興味深く散策しました。友人でも住んでいなければこのような住宅街を訪れる事はないので、大変楽しい街歩きでした。2017.08.21
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最初の地下鉄の路線を間違った事が歩行距離を長くさせたようです。大汗をかいてシャツにしみ出しています。電車の中では身を縮めていました。今朝降りた新宿駅西口からオリンパスのサービス・センターに向かいます。昼食時の通りには多くの人が行き交っていました。2017.08.21
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