| 街の狛犬江戸の狛犬 富士山と狛犬 ①小田原市の狛犬 |
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神奈川県大磯町・六所神社狛犬 |
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小田原のJA直売所・朝ドレファーム(小田原市成田650-1)には開店20分前に到着、食堂ではその気になりませんが農産物直売所では列に並ぶのを厭いません。箱根の山はうっすらと見えますがお目当ての富士山は雲の中のようです。 |
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六所神社狛犬 |
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普通の大きさの中々古そうな狛犬です。下目がちにこちらを見つめています。右の狛犬は口の開きが若干大きめなので阿像と思われます。 |
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阿像から吽像を写しました。神社は何度かの手入れがなされたようですが、狛犬の台座は元のままで残っているようにみえます。経年による摩耗で文字を読み取る事が出来ませんでした。バランスの取れた美しい造形に見えます。 |
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左に置かれた吽像と思われる狛犬、阿吽像共に玉や子供が添えられていないさっぱりした狛犬です。近頃、このような意匠が氏子の人々の希望なのか石工の気持ちなのかは分かりませんが、このような飾りを省いた狛犬が好きになってきています。出だしから良い狛犬と美しい社に出会うことが出来ました。 |
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小田原市・栢山神社狛犬・昭和3年(1928年) |
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右に置かれた狛犬は玉を足下に収めています、阿吽像の区別がはっきり分かりませんでした。 |
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左に置かれた狛犬は子供が添えられています、一層優し気に見えます。左が阿像で、一般的な阿吽像の位置が逆になっているかもしれません。 |
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![]() 11月の昭和天皇即位の礼(大嘗祭)を記念した狛犬と推測されます。左の狛犬から右の狛犬を見ています。 |
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非合理とは無縁と考えられるイージス護衛艦”あしがら”に足柄神社のお札が祀られていると書かれていました。神社のお札には万が一の状況に臨んで、理屈を超えた力があると思われているようです。
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足柄神社・木鼻狛犬 |
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左の木鼻狛犬、口の開け方は右とそれ程違いませんので阿吽の別は無いのかもしれません。 |
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正面の龍の彫も見事だなと見惚れてしまいました。 |
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足柄神社本殿 |
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これだけの細工をする職人の人々が存在したのだとその事に驚きました。そしてこれだけの社を氏子の人々の力で作った事にも驚かされました。 |
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美しく曲がった形状の梁で紅梁(こうりょう)と呼ばれているようですが、美しく彫刻された3~4本の虹梁が見られます。虹梁と柱との交点に龍や狛犬のような木彫が飾られています。 |
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本殿の左から見ていますが、木彫の複雑な組み合わせに眩暈がしそうです。 |
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観音堂 |
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観音堂ながら大型の見応えのある木鼻狛犬がありました。こちらは右に彫られた阿像の狛犬と思われます。精緻な彫は本体の足柄神社と同じほどの出来栄えです。 |
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左の彫られている吽形の木鼻狛犬と思われます。毛をなびかせている様子が大変リアルな木彫です。 |
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中心部の彫です。下部は柱に直接彫り込んだように見えます。 |
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冠雪の富士山 |
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足柄神社から北に向かうと東名高速とそれに並行して走る246号線に出ました。山間の快適な道路を御殿場に向かって進みます。左の山のかげに富士山が見えてきました。雲がきれたようです。 |
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太宰治の富嶽百景でも書かれているように、非の打ち所のない程整った姿の富士山。私には湖面に写る姿等の絵葉書的な装飾は不要なように思えます。 個人的な好みは生活の中から見る富士山と、山の上から見る富士山の姿です。そしてそこに冠雪があれば申し分ありません。今回は生活の中の富士山を見る事が出来そうです。 |
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但し、雲の流れが山を覆えば富士山が姿を消してしまいます。 |
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| 近日中に掲載予定の富士山と狛犬②に続く。 | ||||||||||
| 11/18/2018
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