街の狛犬江戸の狛犬・富士山と狛犬
②小山町の狛犬 ①へ |
|||||||||
|
|||||||||
東口本宮冨士浅間神社 (須走浅間神社)・狛犬・昭和7年(1932年) |
|||||||||
|
|||||||||
小田原での予定を終わらせて、午後からは御殿場市にやってきました。御殿場市内では建物の間から富士山が顔を覗かせてくれます。 運良く午後から雲が切れたようで、見通しの良い場所からはいつも冠雪の富士山が目の前に聳えています。2018.11.12 |
|||||||||
|
|||||||||
御殿場では”ふじあざみライン”を富士山の中腹まで登って、から松の紅葉を見るつもりです。2014年10月28日、ほぼ反対側の富士スカイラインの素晴らしい紅葉が忘れられません。 途中二つの神社を訪ねて、河口湖を抜けて帰路を中央高速に取るつもりでいます。
|
|||||||||
地元の農家の人が田圃の掃除にやってきたようです。富士山が地続きと言っても良いでしょう、これ程の田圃は滅多にあるものではないでしょう。2018.11.12 | |||||||||
富士山から目を転じると紅葉の岡が広がっています。今年は、異常気象のせいかどこも紅葉の色がぼやけているように感じます。 自衛隊の演習地が近いので砲声が響きます。ヘリコプターの編隊も上空を横切ります。2018.11.12 |
|||||||||
富士山は泰然自若としてただそこにあります。晩秋の夕暮れは素早くやって来るので先を急ぐことにします。 この後、僅かで富士山は雲の中に隠れてしまいました。2018.11.12 |
|||||||||
|
|||||||||
|
|||||||||
宝永4年の富士山の大噴火で困窮する御厨(御殿場)地方の住民を助けた郡代・伊奈半左衛門の像が置かれた両脇に狛犬が見えました。伊奈神社の名前はこの伊奈半左衛門を祀ってある事からなのかも知れないと思いました。2018.11.12 | |||||||||
伊奈神社狛犬 |
|||||||||
右の阿像と思われる狛犬、若干大型です。台座を探しましたが風化が進んでいる為正確に読み取る事が出来ませんでした。高い台座の上に奉納されているので顔の表情を全て見る事が出来ませんが、穏やかな印象に見えます。2018.11.12 |
|||||||||
阿像から吽像を写しました、後姿などからかなり古そうな狛犬と言う印象を持ちました。2018.11.12 | |||||||||
吽像と推測される左側の狛犬、素人の印象で確かではありませんが所謂招魂社式と呼ばれる意匠に近いように見えます。そうすると江戸時代と言うほど古い狛犬でないのかもしれません(推測は間違っているかもしれませんが)。 直ぐ近くの須走浅間神社に向かうことにします。富士山に登るふじあざみラインの入り口があります。2018.11.12 |
|||||||||
|
|||||||||
楼門の両脇に獅子山が見えます、富士山の溶岩から作られたと思われる岩山に発起人の人達の名前と併せて年号を彫り込んだ石が見えます。想像より新しい昭和7年(1942年)の作りのようですが、狛犬は更に新しいように見えます。2代目の平成の狛犬と推測されます。この意匠は隅田川河畔の牛嶋神社の狛犬を思い出させます(どれもが似たようになるのかもしれませんが)。 | |||||||||
左の獅子山で、険しい岩山を必死に上る子供の狛犬と励ます親の様子が彫られています。狛犬は口を大きく開けた阿像と思われます。 | |||||||||
左の獅子山の吽像、こちらは静かな様子の狛犬です。新しい狛犬ながら動きを感じさせてくれる作りに見えます。 | |||||||||
グーグル・マップには東口本宮冨士浅間神社 (須走浅間神社)と書かれています、どれが正式な名称なのか分かりませんが拝殿の扁額は”富士山東宮”となっていました。広い境内の素晴らしい神社です。木立で見えませんが富士山は本殿の左になります。 | |||||||||
|
|||||||||
幾つかの分社が奉られています。本殿の左の社の前に古い狛犬、ご神馬祀る分社も見られます。 | |||||||||
分社前の狛犬 |
|||||||||
本殿の右、一番近い場所の分社の前に小さな狛犬が置かれています。かなり風化が進んでいて台座の文字なども読み取る事が出来ませんでした。右に置かれた狛犬、阿吽の区別が私には付けられませんでした。 優し気な表情の狛犬です。 |
|||||||||
右の狛犬から左の狛犬を写しています。猛々しくもなく、目だった特徴が見えないおとなしい意匠の狛犬に見えます。 | |||||||||
左の置かれた狛犬はかなり風化が進んでいるようです。顔の表情が分からなくなっています。足下に玉を収めた狛犬です。 厳しい野天に置かれる狛犬の宿命とは言え風化の進む姿を見るのはかわいそうな気がしてなりません。次回又会えることと祈念してふじあざみラインに向かうことにします。 |
|||||||||
|
|||||||||
11/18/2018 | |||||||||
Copyright (C) Oct. 10,2007 Oozora.All Right Reserved. |
|||||||||
|