2022年4月4日・那須の一本桜① ②へ ③へ ④へ 温泉情報
宇都宮市・北条家薬師堂の枝垂れ桜(推定樹齢400年) 2022.04.04 ()無断転載

⇐那須の一本桜・スライド画像は左記からご覧ください。この日は一日中傘が手放せない程の雨が体を濡らします。カメラのレンズに水玉が掛かり、時にはレンズが曇ります。ハンカチでレンズの曇りを撮りながらの撮影ですが画像がぼやける事が避けられませんでした。

2022.04.04

那須の🌸一本桜掲載案内

②は雨の一日、カメラのレンズに水滴が付き桜の姿を写す事が出来ませんでした。コロナの影響か近付く事が出来なかったりして矢板市・妙道寺の枝垂桜を見ただけに終わりました。③は晴天の一日、念願の雪の那須連山を背景に桜を見る事が叶いました。

2022年4月4日
鹿沼錦鯉公園の桜宇都宮市・北条家薬師堂の枝垂れ桜
宇都宮市・孝子桜(城山西小学校の枝垂桜)柴田家の枝垂桜矢板市・妙道寺の枝垂桜矢板市・矢板武旧宅の枝垂桜
2022年4月5日
那須町・堂の下のエドヒガン
④那須塩原市・摩尼山蓮華院の枝垂桜那須塩原市・浄泉寺那須塩原市・寺子のエドヒガン余笹川見晴らし公園

県境の村での所用ができて随分迷ったのですが、コロナの規制が解除されたこともあり思いきって出掛ける事にしました。天気予報でほぼ間違いなく雨が降ると知らせる4月4日の朝、街を出発しました。最初から車のワイパーがフロント・ガラスを行き来する天候に意気があがりません。一週間前の中仙道から海までのジョギングで満開の隅田川のソメイヨシノを存分に堪能したので今回の村での旅では私の好みの一本桜を見たいと思いました。

わざわざ見に行くためには個人的好みに合致する桜を訪ねたいと思っています。それは物語が語り継がれている一本桜・地元の人達が桜を見る穏やかな雰囲気・桜は静かに花弁を開かせるエドヒガンか枝垂れ桜又は山桜・出来れば背景に雪の山・・・これらが満たされる場所を訪ねたいと思っています。

今回、未だ北国の桜には季節が早いので那須の桜を訪ねて見る事にしました。県境の高原の村ではストーブが手放せない陽気でしたのでこの選択は正解でした。那須の好みの桜を探し訪ねる600kmの旅となりました。
2022.04.04

鹿沼錦鯉公園の桜

鹿沼錦鯉公園住所:栃木県鹿沼市栃窪。1本桜を目指して東北道・鹿沼ICを下ります。途中の東北道から見える桜が咲いていたので取りあえず宇都宮周辺の一本桜を見ながら那須に向かって北上する事にしました。鹿沼ICから最初の一本桜を目指してカーナビに従って293号線を進んでいると道路脇に満開の桜の木が見えます。車を停めるスペースがあったので、万が一北に向かって進むと桜が蕾の恐れもあるので取りあえず立ち寄って見る事にしました。桜は花付のよいソメイヨシノ、養魚場らしく柵で囲われて立ち入る事が出来ません。対岸にも桜の並木が見えます。見ている人は居ないのは大変好ましいのですが立ち入る事が出来ない事もあり短い間ですが雨の中の桜を楽しみました。

下調べで一本桜だけを探していたので、この時点では桜並木の望まれる養魚場のような場所の知識がありません。後から調べると名前も分からないこの養魚場は鹿沼錦鯉公園と言う施設でした。2022.04.04

293号線の脇に見えたソメイヨシノ、蕾が未だ残る満開前の最も色合いの好ましい桜です。道路脇のスペースに車を止めて奥を覗くと桜並木が望まれます。この先、寒さの厳しい那須岳を目指して北上しますが桜が未だ咲いていない恐れもあるので此処で見ていくことにしました。

 

2022.04.04

未だ蕾がかなり見られる桜の咲き方にもどこか硬さが見られます。桜の花を見るには適した11時頃ですが、雨が降る事もあるのか桜を見る人影は見られません。

2022.04.04

花弁を開かせたばかりの桜の花弁が雨に濡れています。個人的には満開に咲き誇る桜の花よりこのような咲き出しの固い花弁を好ましく感じています。2014.04.21

桜の並木を見上げながら少し先へと進んで行きました。鉄条網で護られた対岸の桜には近づけそうもないとこの時は感じました。

2014.04.21

固い桜の花弁と蕾に雨の滴が掛かります。透明な水滴がガラス玉のように輝きながら垂れ下がっていました。

2014.04.21

大きな水面がコンクリートの壁で仕切られた広大な養魚場だとばかり思っていましたが、公園であった事を後から知りました。

そうであれば車で更に道を進んで対岸の公園に向かったものをと、街に戻って折角の機会を逃したことを残念に思いました。

2022.04.04

北条家薬師堂の枝垂れ桜(推定樹齢400年)
北条家薬師堂の枝垂れ桜住所:宇都宮市古賀志町159 。途中鹿沼錦鯉公園から10分程の神社に立寄り参拝を済ませます。更にカーナビに導かれて50号線を車で快適に走っていると右手に一際目立つ薄紅色の大きな桜の花の塊が目に入りました。次の目的地の薬師堂の枝垂桜に違いありません。

細い田圃の中の道を桜色の塊に近付いて行きました。その美しい姿を目にして、雨の降る中咲いているかも不確かなこの地を訪ねた決断を褒めてやりたくなりました。雨の日のせいか、平日の為なのか誰一人桜を見ている人はいません。

桜の木の近くの道路の膨らみに車を停めさせて貰ってから美しい枝垂桜の花笠の下に近づきました。

かなり離れて立つ左右2本の枝垂桜が恰も一体となった姿に見えました。2本の美しい枝垂れ桜だったことを知って随分贅沢な景色に出会ったと驚いてしまいました。

2022.04.04

説明板には樹齢400年の伝承が書かれています。加えて次に訪ねる孝子桜と兄弟桜と書かれていました。

特異な山容の古賀志山(標高582.8m)が雨の中に時折姿を表してくれました。

2022.04.04

桜の下を通り抜けて古賀志山が枝垂桜の背景に入る場所を探して歩きます。霧の中に浮かぶ山肌を背景に枝垂桜が一際優雅に見えました。

薬師堂への戻り道は常にこの桜の風景が見られる至福の一時です。訪ねて良かったと再度今回の旅の決断を祝福しました。

2022.04.04

薬師堂に戻ってきました。前掛けを掛けられた石像は何とも幸せな場所に置かれているなと、嬉しくなりました。2本の枝垂桜が見上げる空を覆っているのです。2022.04.04
伝承の樹齢400年が成程と思える年経た様子の桜の幹です。この枝垂桜は向かって右の桜です。2022.04.04

大きな枝垂桜の枝が道路を超えて田圃の中まで枝を伸ばして艶やかな桜のカーテンを見せてくれていました。桜がまさに開きだした最も新鮮な花の色を見せてくれています。

2022.04.04

左の枝垂桜から右の枝垂桜を写してみました。これ程の優雅な枝垂桜ですが誰一人桜を見る人影は見られません。やはり遠く訪ねて良かったとその決断を自画自賛しました。

 

2022.04.04

去りがたい思いが有りますが時間には限りがあります。桜を振り返りながら少しずつ車まで戻る事にします。私には一年ぶりに目にする一本桜です。

2022.04.04

車まで戻ってきました。カメラに水滴がついてしまったようで、擦れたような桜の姿が去りがたい私の気持ちを映し出してくれているようです。

2022.04.04

改めて左の桜と晴れていればその後に姿がある古賀志山を写してみました。強まる雨足がレンズを濡らし山の姿を霧の中に沈めてしまっていました。

車のドアーを閉め、次の目的地に向かう事にします。

2022.04.04

私の最も好みの桜の姿に出会い大きな満足感をかみしめました。静かに佇む桜を見る人がいない静寂の中で心行くまで見させて貰いやはり遠路尋ねて良かったと思いました。次はこの薬師堂の枝垂れ桜と兄弟桜との伝承がある孝子桜を訪ねる事にします。このような話は三春の滝桜の周辺では幾つも耳にした事のある伝承です。2022.04.04
04/24/2022

那須の一本桜・2022年4月4日温泉情報

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Copyright (C) Oct. 10,2007 Oozora.All Right Reserved. 04/24/2022 更新   ()転載
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