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那須の一本桜掲載案内 |
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那須の🌸一本桜掲載案内 ②は雨の一日、カメラのレンズに水滴が付き桜の姿を写す事が出来ませんでした。コロナの影響か近付く事が出来なかったりして矢板市・妙道寺の枝垂桜を見ただけに終わりました。③④は晴天の一日、念願の雪の那須連山を背景に桜を見る事が叶いました。 2022年4月4日:生憎の雨の一日でした。 |
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県境の村での所用ができて随分迷ったのですが、コロナの規制が解除されたこともあり思いきって出掛ける事にしました。天気予報でほぼ間違いなく雨が降ると知らせる4月4日の朝、街を出発しました。最初から車のワイパーがフロント・ガラスを行き来する天候に意気があがりません。一週間前の中仙道から海までのジョギングで満開の隅田川のソメイヨシノを存分に堪能したので今回の村での旅では私の好みの一本桜を見たいと思いました。
わざわざ見に行くためには個人的好みに合致する桜を訪ねたいと思っています。それは物語が語り継がれている一本桜・地元の人達が桜を見る穏やかな雰囲気・桜は静かに花弁を開かせるエドヒガンか枝垂れ桜又は山桜・出来れば背景に雪の山・・・これらが満たされる場所を訪ねたいと思っています。 今回、未だ北国の桜には季節が早いので那須の桜を訪ねて見る事にしました。県境の高原の村ではストーブが手放せない陽気でしたのでこの選択は正解でした。那須の好みの桜を探し訪ねる600kmの旅となりました。 |
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摩尼山 蓮華院 正観寺:那須塩原市鍋掛873。晴天の一日、最初の目的地の堂の下彼岸桜の優雅な姿を大いに堪能して昨日の雨の桜巡りの鬱々とした気分が飛び去りました。旧奥州街道を車で走りながら芭蕉と曽良の奥の細道の旅を思っています。それは静かに咲く一本桜への思いを更に深めてくれているようです。2022.04.05 |
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元禄2年(1689年)新暦の6月7日、芭蕉が那須湯本から奥州街道を目指して越えた小い山の連なりを、私達は逆に那須を目指して進みます。旧奥州街道を車で走りながら奥の細道の物語がしきりに思い出されます。 小山の連なりを越えると雪の那須連山がしばしば姿を現し北国の桜の旅に大きな彩を添えてくれます。 蓮華院 正観寺は72号線・旧奥州街道に面していたので迷うことなく辿り着く事が出来ました。辺りは旧奥州街道らしい落ち着いた街並みが広がっています。 2022.04.05 |
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駐車場に車を止めると、お寺の本堂の脇から雪の那須連山の姿が大きく広がっていました。思わず喝さいを叫びました。2022.04.05 |
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大きく広がる青空、一本桜、春の景色の背景は雪の那須連山、私の最も好ましく思う桜の風景が眼前に広がっています。 そしてこの美しい桜の風景を見るのは私達だけです。 2022.04.05 |
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静かな境内で透き通るような青空の中に静かに花を広げる枝垂れ桜。心が締め付けられるような美しい姿です。 2022.04.05 |
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満開にはあと数日を要する桜の花弁はそれだけに初々しい色合いで咲いていました。艶やかな満開の咲き方よりこちらの花の姿が好ましく感じるかもしれません。 2022.04.05 |
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推定樹齢250年の桜の幹は優雅な花とは異質の激しい凹凸と力漲る姿で空に向かって立ち上がっていました。厳しい冬を乗り切るには並大抵の姿では生きられないであろうとこの姿に納得します。
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枝垂れ桜の丁寧な説明版ですが一部見にくくなっていたので推定樹齢の文字を拡大しました。”シダレザクラ”がエドヒガンの一変種で和名では、”イトザクラ”との説明で何故私の好みの桜が、エドヒガンとシダレザクラなのかが判明しました。共に同種の咲き誇る事の無い静かな花弁だからなのです。 2022.04.05 |
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立ち去る前に再度枝垂れ桜を見上げました。僅か数十分程の対面でしたが又の再会を楽しみにするほどの親しみが心に残りました。一本桜なればこその深い思い出かも知れません。 2022.04.05 |
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扁額の掛かる山門を潜り駐車場に向かいました。 2022.04.05 |
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那須塩原市・浄泉寺 前回参詣 |
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浄泉寺住所:那須塩原市越堀116。次の一本桜を目指して車のカーナビに従って県道72号線、旧奥州街道を走っていると右に一度狛犬を訪ねて訪れた浄泉寺の前に出ました。2018年1月3日、浄泉寺境内社の加茂神社の狛犬を訪ねました、直ぐにその折の記憶が蘇りました。駐車場に車を止めさせて貰い咲き出した桜を見させて貰う事にします。2022.04.05 | |||
浄泉寺の前は旧奥州街道が通っています。街道沿いの落ち着いた佇まいの家並みが見られます。 2022.04.05 |
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境内には幾つかの桜の木が見られますが右の桜がかなり大きい木に見えます。咲き方がそれ程派手ではないので山桜かもしれないと思いました(違っているかもしれませんが)。2022.04.05 | |||
やはり少し花の咲き方が穏やかに見えます。この桜も背景は大きく広がる青空です。2022.04.05 | |||
県道72号線、旧奥州街道に面した浄泉寺門前にもかなりの古木の桜が咲き出していました。2022.04.05 | |||
浄泉寺境内社の加茂神社の狛犬がお堂の脇の鳥居の下に姿を見せてくれています。那須の神社を初詣で訪ねた数年前の思い出が蘇ります。 2022.04.05 |
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寺子の桜住所:那須塩原市寺子 。堂の下の岩観音とこの寺子の桜は個人的には那須の桜の中でも最も好きなエドヒガンなのでこれまでも何度か訪ねています。その都度、往復の道での雪の那須連山の姿に歓声を上げ、訪ねた二つの静かに咲くエドヒガン桜が春の訪れを告げてくれます。ここ暫くは置賜桜回廊に興味が引き寄せられ、近くで咲く二つの那須の桜を訪れる事が久しくありませんでした。久し振りの寺子の彼岸桜との対面です。2022.04.05 | |||
集落の方の家の中を通るような道を辿り綺麗に耕された畑の先の緩やかな丘の斜面に樹齢350年のエドヒガンは静かに花を咲かせてくれていました。 どうなっているかを少し案じていましたが、強大な幹が支える太い枝が青空に大きく手を広げていました。2022.04.05 |
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置賜桜回廊の桜を訪ねて巨大な幹の姿にはかなり見られてきましたがこの寺子の桜の幹は見事だと思いました。桜の保護の為か幹に近づく事が出来ないので遠くから写しています。 2022.04.05 |
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低い位置に咲くエドヒガンを見るとまだ7分咲き程度と思われます。 2022.04.05 |
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経年による疲弊のためか大枝がかなり切られているようです。何とかこれらの手入れが報われて旺盛な生命力を取り戻すことを念じました。 2022.04.05
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墓地に眠る方々の御霊を護るように枝を大きく伸ばす姿から、墓守桜とも呼ばれる寺子のエドヒガン。 2022.04.05 |
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巨大な幹の周りを回りながら久し振りに見上げる寺子の桜の姿を満遍なく眺めました。 2022.04.05 |
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2012年4月23日、寺子の桜を訪ねた折に写した説明版を再度掲載しました。当時は枝の周りを巡る木道を歩く事が出来ました。 2022.04.05 |
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この位置からは花の付かない枝が目に入ります。次に訪れる時に樹勢が回復して花を咲かせる姿に出会える事を願いました。2022.04.05 | |||
見る位置によってまるで別の寺子の桜の姿が表れます。正面から見る寺子の桜からは思いもよらない姿です。 2022.04.05
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多くの花付きが見られる位置に戻ってきました。この姿を見て少しほっとしました。 2022.04.05 |
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現在の説明版です。一本桜には色々な物語が語り継がれていますが、それらを知る事で更にその桜への思いが深まります。 2022.04.05 |
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寺子地蔵大菩薩住所: 栃木県那須塩原市寺子1277。寺子の桜を見てから県道72号線、旧奥州街道を那須方向に帰路をとります。那須連山を源流として那賀川に流れ込む余笹川に掛かる橋の袂に余笹川見晴らし公園の看板が見えました。
車を止めて河原を見るとソメイヨシノが植えられていました。2022.04.05 |
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車が4~5台程度止められる小さなスペースがありました。那須連山が見えるかもしれないと車を止めました。残念ながら空に雲が掛かったか位置が適していないかったのか、那須連山を見る事は出来ませんでした。折角なので河原の桜を見る事にしました。 2022.04.05 |
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桜の並木の間から余笹川の水面が光っています。水の流れに加えて那須連山の雪景色が背景に加わればと上流部を見上げましたがその姿を見えませんでした。2022.04.05 | |||
右に余笹川が流れています。私の知るより山に近い清流の余笹川の流れとは異なりかなり広い川面を作りゆったりと流れていました。2022.04.05 | |||
まさに満開のソメイヨシノ、時折立ち寄る地元の方の姿が見られました。旧奥州街道を車で走れば嫌でもこの満開の桜の姿が目に入ります。 2022.04.05 |
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那須への帰路は登り坂では雪の那須連山が頻繁に姿を見せてくれました。私の好みの、桜は一本桜、エドヒガンかシダレザクラ、背景は雪の山・・・と言う願いが叶った充実した桜を巡る旅でした。 那須の一本桜①②③④ 終わり 2022.04.05 |
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04/23/2022
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