高原の村も、今年の猛暑は例外ではなくうんざりする暑さが夜になっても中々収まらない程です。普通は陽が落ちると涼しい風が下の田圃の方から吹きあがってくるのですが今年は全くそれがありません。それでも、早朝の冷気が体を包んでくれるので生き返ります。高原の夏の花も強い日差しの中、元気に花弁を開かせてくれていました。 2021.07,20
大きく育った山モミジの太い幹の周りは雨風や冷気から守ってくれる安全地帯となっています。今では多くの緑が取り囲む一帯になっています。幾つかの木々が枝を競って伸ばしているので手を入れる隙間もない程の緑の密集地です。
2021.07.20
街では既に花が終わったガクアジサイが満開の時を迎えていました。一般的に高原の村では約一ケ月程遅れて花が咲き出します。つまり、街で見たアジサイがかななりの時を経て再度村でも見れるという事になります。2021.05.19
杉林の木陰に覆われて涼し気に咲いていました。盛りが少し過ぎて残り僅かの花の季節を耐えているように見えました。この猛暑はさぞかしつらかろうと思いました。2021.07.20
山の斜面の際には街から持ち込んだ挿し木の白いアジサイが咲いていました。水揚げが難しいアジサイですが仏壇の花に一輪切り取り街に持ち帰りました。2021.07.20
青いアジサイは村の辺りではかなり多く見られる極めて普通のアジサイです。やはり透明感のある色合いが私を魅了します。2021.07.20
前回訪れた6月16日には未だ蕾だった桔梗の花が満開ですが、かなりの花は既に終わっていました。優雅な紫の花はかなり目立つ色ですが楚々とした紫色で静かに佇む姿は、園芸種の花として個人的には好ましく思っています。
猛暑の夏の夜が開けた早朝の高原の冷気の中で露の雫をまとう姿にはハッとさせられます。2021.07.20
街の土手では既に咲き終わったネジバナが2本程咲いていました。村では咲き方が目立たないので草刈り機で刈られて中々群落を作る程の塊が出来ないようです。目を近づけてしみじみと見ると静かに咲く可憐な花の美しが分かります。咲きすぎる事無く辺りにヒッソリと咲いている姿は好みの野の花です。2021.07.20
嬉しい事に未だへメメロカリスの花が咲き残っていました。どちらかと言うと咲きすぎる感ある洋種の花には縁が無いのですが、私の中でこのヘメロカリスとクリスマスローズはすっかり馴染みの花となっています。
2019年3月26日に有楽町で見たクリント・イーストウッド主演の映画”運び屋(The Mule)”の中で、イーストウッドの生業がデイ・リリー(ヘメロカリス)の品種改良とその育成なので重要な場面にしばしば登場したからです。
黄色のヘメロカリスはかなり繁殖力が強く庭のあちらこちらに見る事が出来ます。2021.07.20
嬉しい事にへメロカリス、ヤマユリと艶やかな花が咲いています。ノカンゾウはヤマユリと同じく高原のあちらこちらで目にするポピュラーな夏の花です。
大きな花びらを付けるノカンゾウですが、辺りの風景の中に紛れて一隅を彩ってくれていました。
2021.07.20
プラスチック製の大きなゴミ箱に冷たい沢の水を入れて数本のヤマユリとアジサイを持ち帰りました。次回の草刈りの頃には高原の村は秋の気配がしていることでしょう。そして急ぎ足で厳しい冬へと時は移っていきます。 2021.07.20
プラスチック製の大きなゴミ箱に冷たい沢の水を入れて数本のヤマユリとアジサイを持ち帰りました。次回の草刈りの頃には高原の村は秋の気配がしていることでしょう。そして急ぎ足で厳しい冬へと時は移っていきます。
07/30/2021