2024年北国の一本桜を尋ねてD  @へ Aへ Bへ Cへ 温泉情報
白河市・小峰城三重櫓とおとめ桜

北国の桜を尋ねてマップ

一週間前の4月8日、隅田川浅草までのジョギングで、墨田川沿いの満開の桜を見ながらの散策を楽しんだ後の14日、北国の一本桜を見ようと県境の村に出かけました。個人的な感想ですが、静かな咲き方のエドヒガン桜や枝垂れ桜が雪山を背景に咲く姿が忘れられません。北国の冷気のせいか桜の花の色が澄んでいるよう感じてしまいます。加えて殆どの桜は見る人の姿が殆どありません(例外はありますが)。心行くまで存分に思い出を心に貯めこむ事が出来る得難い桜の風景です。

今回は夏のような日が続いた事から訪れた北国の桜は散り出していた姿であったのは残念な事でした。桜の背景となるであろう雪の安達太良山も春霞の空にぼんやり見えるだけでした。雪の量も例年ほどではない事も残念です。

2024.04.15

10:42・暮らす街に戻る途中立ち寄る小峰城に向かう途中、通りがかりの橋の上から運良く残雪の那須連山が雲の中に姿を見せてくれました。北国の桜を訪ねる旅の終わりには嬉しいプレゼントです。桜並木の間から見える残雪を被った那須連山の姿をしっかりと胸にしまい込みました。

2024.04.16

順路

@農村公園のサクラ屋敷裏の江戸彼岸桜白河市大信総合運動公園照光寺の枝垂れ桜・推定樹齢300年⇒永禄寺の種まき桜 ・推定樹齢350年⇒沢田馬頭観音堂  
A塩ノ崎の大桜白岩竹ノ作の桜(竹の作の桜と間違える写真撮る)⇒稲荷神社
B長屋神社狛犬有観音様の桜⇒ 
C宮久保の大桜安達太良神社花と歴史の郷 蛇の鼻
D 小峰城のサクラ南湖神社の楽翁桜

2024年4月15日〜16日・北国の桜の掲載画像アルバムは左記の画像をクリックしてご覧いただけます。スライド等の設定やサウンド付きの設定も可能です。

表紙は夕日を浴びる白河市小峰城の”おとめ桜”です。

2024.04.15

 

白河市・小峰城のおとめ桜

17:50:小峰城住所:白河市郭内1。
何とか閉門時間の6時には少し間がある10分前に白河市小峰城に到着しました。城跡の広がる公園内の桜は満開でした。

急いで閉門前におとめ桜を見なくてはなりません。

 

2024.04.15

復元された小峰城・三重櫓とそれを取り囲むように長く続く凛々しい美しさの石垣の上に咲く桜が青空の中に浮かんでいました。

2024.04.15

清水門跡の入口が閉まる前におとめ桜を見ようとそそり立つ石垣の間を回り込んで緩やかに続く石段を進みます。

2024.04.15

小高い城内の広場に出てから更に石段が続きます。石段の上に続く小高い場所におとめ桜が姿を見せてくれました。

2024.04.15

小峰城の一番高い場所に”おとめ桜”が満開の姿を見せてくれていました。その名前にお似合いの艶やかな姿で咲いていました。

2024.04.15

桜の木の下に石に刻まれた説明が置かれていました。年号等が書かれていないので参考に白河市の観光用サイトを閲覧してみました。

この説明に書かれた丹羽長秀の小峰城の改修は官営4年(1632年)から約4年の歳月をかけて完成したと白河市の観光用のサイトに説明がありまました。

この事からもこれが”おとめ桜”伝承の桜だとすると、現在の艶やかなソメイヨシノとは異なるエドヒガンの可能性が高かったと推定されます。

私の聞いた話では70年ほど前”おとめ桜”は植え替えられたと聞いた記憶があります(記憶や推定が違っている場合もありますが)。

2024.04.15

平成3年(1991)に再建された美しい三重櫓の説明です。

私も三重櫓の上に登った記憶がありますが、大変綺麗な眺望が眼下に広がっていた記憶が思い出されます。小峰城の建築物は戊辰戦争でほぼ全てが消失したと推定されます。

 

2024.04.15

夕日が乙女桜を照らしています。日暮れ前の日の光が桜の花びらを少し赤く染めているようです。

2024.04.15

頭上を覆う桜の花びらの間から見える那須連山と思われる山並みがぼんやり逆光の中に浮かんでいました。


2024.04.15

6時の閉門が気がかりですが静かな城壁の上に咲く桜と夕日が作る景色に暫しの間見とれてしまいました。

2024.04.15

時計を見みてみると急がないと門が閉まる時間が迫っています。最後にカメラのシャッターを押して夕日と桜に別れを告げました。

2024.04.15

急ぎ足でおとめ桜の咲く城壁に続く石段を下ります。何とか係の人が閉門する時間に間に合いました。

 

2024.04.15

17:57・清水門跡の門が閉まるギリギリの時間になんとか門を潜る事が出来ました。

2024.04.15

美しい石組みが続くお堀には沢山の桜の花びらが漂い大きな花筏を作ってくれていました。

2024.04.15

18:02・夕闇の迫る小峰城をカメラに収めて次の目的地の松平定信所縁の南湖神社に向かいます。

2024.04.15

18:06・次の南湖神社に向かう途中小峰城の美しい石垣とそれを囲むように咲く桜の姿が車から見えました。

2024.04.15

南湖神社の楽翁桜

18:20・南湖神社住所:白河市菅生舘2。

南湖神社の枝垂れ桜・”楽翁桜”を見にやって来ました。優雅な枝垂れ桜を見る頃には神社の境内には灯りが点っていました。

2024.04.15

何時もこの季節には再会を楽しみにしている境内に咲くヤシオ・ツツジが満開です。個人的には最も好みのツツジである美しいヤシオ・ツツジが夕暮れの中で静かに咲いています。

2024.04.15

優雅な姿の枝垂れ桜・楽翁桜も丁度見頃のようです。久しぶりに見る夜桜が少し派手な印象にも見えます。

2024.04.15

一先ず参道まで枝を伸ばして咲く枝垂れ桜の下を潜り南湖神社で参拝をさせてもらいました。今回の北国の一本桜を訪ねる旅が無事終わった事へのお礼を申し述べます。

2024.04.15

参拝を終わって楽翁桜を見る為に参道を戻る事にしました。楽翁桜が優雅な桜の花笠を大きく広げています。

2024.04.15

推定樹齢200年を超えると伝えられる枝垂れ桜・楽翁桜の周りを一回りしながらカメラのシャッターを押します。因みに”楽翁”は江戸の物語にもしばしば登場する当時の白河藩主・松平定信の雅号に因んでいます。

2024.04.15

見る位置で桜の姿は大きく変わります。

2024.04.15

楽翁桜が可憐で艶やかな色合いの花を地面近くまで垂らしてくれています。見る人の顔の前に美しい花びらが下がっている桜です。

2024.04.15

久しぶりに見る夜の楽翁桜は一層艶やかで可憐です。

2024.04.15

夜桜を存分に楽しんだ後神社の参道の前にある南湖に行ってみました。夜の湖面は薄暗く風景を見る事は叶いません、見上げた桜の花の間から満月が姿を見せてくれていました。

2024.04.15

18:30・夜の南湖を見てから駐車所に戻ってきました。再度神社の入口で拝礼をしてから県境の村に戻る事にしました。

2024.04.15

4月16日・小峰城のおとめ桜と南湖神社の楽翁桜

17:31・所用があるため予定を一日早めて16日に街へ戻る事にしました。その途中、再度昼間の小峰城のおとめ桜と南湖神社の楽翁桜の姿を見る事にしました。

いざ出発となると町に持ち帰る村の花を切り取ったり掃除などに追われて出発が結局夕方近くなってしまいました。

小峰城の石垣の上のおとめ桜に既に傾きかけた陽の光が差していました。

2024.04.16

城壁に囲まれた高台から小峰城の広場の斜面に咲く桜を眺めています。

2024.04.16

再度おとめ桜を眺めながら、可能かどうかは分かりませんが来年の再会を願ってから石段を下りました。

2024.04.16

17:36・高く積まれたお城の石垣が夕方の陽の光を遮る斜面に咲く桜がまるで浮かんでいるように見えます。おとめ桜もそうですが殆ど見る人も居ない桜の姿を胸に刻んで清水門跡の出口へと向かいました。

2024.04.16

17:39・清水門跡の出口に降りてきました。確か東日本大震災の折にかなり崩落した小峰城の石垣が綺麗に修復されています。美しい積み石に向かうように白河の町の風景が並んで見えました。

全くの個人的な勝手な感想なのですが、江戸の物語に松平定信がしばしば登場する事や、観光とはやし立てない城下町らしいおおらかさを目にして、何故か江戸の物語の町の面影を感じてしまいます。

2024.04.16

17:42・駐車場から石垣の上に咲く桜並木と小峰城の三重櫓が見えます。混雑や土産物屋の旗等が見られない清冽な風景に名残りがつきませんが思い切って次の楽翁桜に向かいます。

2024.04.16

17:59・南湖神社に向かって南湖湖畔の桜並木の道を進みます。

2024.04.16

未だ夜桜には間があるせいか、南湖神社の境内にも人影は殆どみられません。

2024.04.16

18:05・楽翁桜の下に立つと眼前まで花房を下げて見せてくれる花弁が空の中に浮かんでいました。

2024.04.16

18:06・未だ人影の少ない楽翁桜をカメられに収めて今回の北国の一本桜を訪ねる旅は終わりを迎える事になりました。

2024.04.16

18:13・旅の終わりに南湖の湖面を眺めてみました。曇り空の夕暮れの空には、晴れていれば見える残雪の那須連山は残念ながら見えませんでした。

2024.04.16

2024年の北国の一本桜を訪ねる旅は多くが既に葉桜となったり見つからなかったり、残念ながら初期の目的を達する事は叶いませんでした。それでも残雪の安達太良山や那須岳を背景に何気なく咲く多くの名も無い桜の姿を車を走らせながら存分に楽しむ事が出来ました。個人的には、誰も見る人の居ない静かな桜を見る事が好みなので沢山の思い出を胸に収める事が出来て大来な満足感が心に残る旅でした。2024.04.16
 
05/09/2024  
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