隅田川のジョギング・中仙道から海まで物見遊山のジョギング(U) @  B
2020年3月23日中仙道から海まで・土手の桜を見ながらのジョギングA
 

個人的な好みですが、桜を見る楽しさは、見せる為に植えられた少し華やかさが目立つソメイヨシノでも、それを見る私に大きな緊張状態を与えるとそれに比例するように感動の波がより大きくなるように感じています。

反対に訪れるのに車や電車で行くような場合は、見る桜は静かに咲くエドヒガン、そして遠距離にある一本桜、背景に雪の山があるなど桜そのものの選択に大きな壁を作る事で感動が増す事と言う自分の好みが分かってきました。

今回は、全て見せる為に植えられた土手に咲くソメイヨシノです。ただ、私には果たして海までジョギングをしながらその折々の桜を見られるかと言う大きな緊張感が心を占めています。左上写真の通りがかりの家の庭に何気なく咲く桃の花や小さな土手の野鳥や野草にも、穏やかな気分で見る感動とは異なる、大きな感動が私の心の中を占める事になります。ただ、この桜を見る楽しさの感じ方は私の全く個人的な好みですが・・・

東京の桜が満開とのテレビの報道に、毎年桜の季節恒例の”中山道から海までのジョギング”決行にこの日を選びました。途中雨に降られて体が濡れてしまいました。雨が激しくなった時間帯、突然今まで水中でも山登りでも故障した事の無い防水カメラの液晶が故障で写らなくなった時には、高い鉄橋の上を走る舎人ライナーが見えて来て余程乗ってしまおうかと弱気になってしまいました。

幾つかの写真に指が写り込んでいるのはこのカメラのトラブルが原因です。

◎中仙道から隅田川のジョギング
2020年3月16日中仙道から海まで @ A B
2019年4月1日中仙道から深川まで @ A
2018年3月27日中仙道から海まで・桜巡り @ A B C
2017年3月28日中仙道から浅草 @ A B
@深川まで @T A深川まで AU  B海まで @T C海まで AU
2015年3月30日◎荒川のジョギング 中仙道から海まで
@  A  B
2020年3月16日・中仙道から海まで @

2020年3月6日、テレビではしきりに東京の桜の開花が記録的な速さだと知らせています。仕事の休みとの関係と天気予報から3月16日に恒例の中仙道から海までのジョギングに出かける事にしました。

駅までの道に庭から伸びた枝に桃の花が咲いていました。これからの30kmを超える道中への心細さはどんな些細なことにでも大きく慰められるようです。
6:29
スタート地点・JR埼京線・曇り空の戸田公園駅を出発します。

天気予報の晴れとの予告は外れて途中から雨に降られることになってしまいました。おまけにカメラが突然故障してしまい、すっかりやる気をなくして幾度か中断して帰ろうかと気分が沈んでしまいました。かと言って帰るにしても交通機関までは果たしてどう行くのかもわかりません。千住辺りから雨が止んできて何となく前に足を進めていると、これなら海まで行けるのではと再度やる気が湧いてきました。

2020年3月23日・中仙道から海までのジョギング・マップ

戸田の桜堤から海までは”2018年3月27日中仙道から海まで@ A B C ”のマップとほぼ同じルートですご参照ください。

 

遠くから訪れる人の利便性を考えて番地や地図を添付しました。グーグル・マップのポイントをクリックすると、画像と掲載ページへのリンクが現れます。
マップ左上にあるボタンを押すと一覧表が出ますのでご利用ください.。*インターネット・エクスプローラー ご使用の場合はバージョンによっては一部動作が働かない場合があります。マップ・メニュー欄右端マークをクリックして”拡大地図”を表示”を開くと見られるでしょう。マップが開くまで時間がかかる場合があります。

 

A荒川土手の桜・赤羽桜堤・出発地点から約8.09km

7時26分、荒川河口の海まで24kmの標識を過ぎます。左岸の埼玉県川口市の高層マンション群が立ち並んでいます。2020.03.23

7時46分:荒川に掛かる鉄橋が見えてきました。戸田橋からこの間は土手の上も下の道も、通勤の人を含めて結構人の通りが見られます。2020.03.23

7時47分:荒川に掛かる鉄橋の先に川口市の高層マンションが見えます。広大な自然の風景の中に異様な建物が立ち並んでいます。この鉄橋は東京駅や上野駅から北に向かう東北線や高崎線・上越線等の電車の多くが通ります(新幹線以外の)。2020.03.23
7時49分:鉄橋の下を潜る為に一旦土手を降りる事にします。写真の左が北方向で大宮、右は南方向で東京駅方面になります。2020.03.23
7時53分、鉄橋を潜り赤羽の桜堤に出ました桜を見ながら歩く事にします。2020.03.23
花弁の開き具合は今日の天候もあるのか未だ華やかさを感じさせないように見えます。それはそれで満開前の瑞々しい美しさに惹きつけられました。2020.03.23

早朝のせいか桜を見る人影はありません。最もこの土手まで来るのには最寄りの赤羽駅からでもかなりの距離があります。訪れるのは多くが近くの人ではないかと思われます。

どう見ようと誰の邪魔にもなりません、まさに見放題です。2020.03.23

桜並木に挟まれた中道を歩いています。曇り空のせいもあるのでしょう、春の華やかさより静寂が目立つ桜の風景です。並木の間からこれから下をくぐる新荒川大橋が見えてきました。2020.03.23

桜の花弁はまさに開きだしたばかりの清楚な美しさを感じさせてくれます。2020.03.23

頭上を桜の花弁が塞いでくれます。晴天であればもう少し鮮やかな風情を感じさせてくれるのですが、この曇天では静けさが際立っています。2020.03.23

国道122号線の新荒川大橋の下を潜り再度荒川の土手に出ます。隅田川が分岐する岩淵水門に向かいます。2020.03.23

B荒川土手の桜・岩淵水門・出発地点から約8.84km

8:04、岩淵水門に向かう荒川右岸の土手にも桜の並木が続いています。この辺りまで来ると歩いたりジョギングをする人が見られるようになります。

時間のせいか自転車で通り過ぎる通勤の人の姿がかなり多くなりました。2020.03.23

人通りが有るので桜を見ながらのんびり歩いています。2020.03.23
 

8:12、荒川が大きく広がった場所にある岩淵水門に到着します。江戸時代は荒川の下流部は隅田川(浅草では浅草川とも呼んだようです)と呼ばれていました。現在ではこの水門から左に荒川放水路が掘削され海まで通じています。

荒川放水路は明治時代から計画され大正時代に始まった難工事は昭和5年に新たに放水路として完成したそうです。2020.03.23

8:13、隅田川のジョギングの折には常に朝食をとる桜の木の下にやって来ました。かなりの枝が大きく剪定されて昨年とは桜の木の様子が違って見えました。それでも地面を這うように伸びる枝は健在です。2020.03.23

枝が地面近くまで伸びた好みの桜の木の下で昼食をとる事にします。桜と背負ってきたデイ・パックの写真を撮りました。

デイ・パックの傍らに今まで何度かここで朝食をとりましたが摂政の宮殿下御野立之跡大正13年の石碑を見つけました。年代から考えると、後の昭和天皇が訪れた記念の石碑のようです。

この後、自動シャッターで写真を撮るときに突然カメラの液晶にデータや設定画面が全く写らなくなりました。最初はカメラが壊れたと思い暗澹たる気分になったのですが、どうもシャッターを押すと音が聞こえてきました。もしかすると、液晶だけが映らなくなったがカメラは動いているかもしれないと推測して、見当で対象物にカメラを向けてシャッターを押しました。家に帰ってその推定が有っていたことが分かりましたが、半信半疑だったのでそれ程多くの場所でシャッターを押してない事と、たとえ押していてもカメラの保持が悪く多くの写真に指が写り込んでいました。これ以降は写真が少ない事とカメラのアングルに不具合がある事も併せてお許しください。2020.03.23

8:21、寒さとカメラの故障ですっかり意気消沈の中での朝食を早めに切り上げます。液晶に全く画像が映らないので適当にシャッターだけを押していますので、写したいものが正確に写って居なことをお許しください。

朝食をとった桜の枝を写してから、とにかく行けるところまで進んでみようと立ち上がりました。画面の後ろにこれから渡る隅田川の水門が写り込んでいました。2020.03.23

8:58、隅田川を岩淵水門で渡ってから、荒川との中土手をジョギングしながら進んできました。直ぐに荒川と墨田川が左右に分かれます。

私は左の隅田川左岸沿いに進むべく土手から降りようとしましたが堤防の工事中で道が塞がれていました。隅田川に沿った道を進んで何度か堤防に出ようとしましたがどこも入り口が塞がれています。仕方がないので千住までは荒川放水路沿いの土手を走る事にして戻ってきました。目の前の荒川の土手に登ると雨が落ちてきました。2020.03.23

9:11、かなり大粒の雨が体を濡らします。これから進む南の方向の空も雲で覆われています。寒いのでポケットに手を入れてジョギングを続けます。2020.03.23

9:18、雨は止みそうにありません。右から再度隅田川が接近してきました。前方に首都高速中央環状線の五色桜大橋と江北橋が見えてきました。次の目的地の宮城ゆうゆう公園が近くなりました。2020.03.23
C荒川土手の桜・宮城ゆうゆう公園・出発地点から約12.6km

9:23、荒川の土手に隅田川が隣接してきました。トイレと水の補給が出来る宮城ゆうゆう公園に着きました。雨は降りやみません。雨に濡れた桜が寂しげに見えます。2020.03.23

 

公園の上を荒川に掛かる首都高速中央環状線の五色桜大橋が横切っています。

2020.03.23

9:27、ここからは墨田川沿いに進もうと右に道をとって江北橋まで行ってみました。考えればこの先の処理場で隅田川から離れて迂回する必要があります。雨ですっかり意気消沈してしまい安全な荒川の土手を千住まで進む事にして宮城ゆうゆう公園まで戻ってきました。2020.03.23

 

9:45、荒川右岸の土手を進んでいます。雨が益々強くなりジョギング・ウエアーから雨水が浸透してきました。前方に扇大橋が見えてきました。日暮里駅から出た舎人ライナーの電車が扇大橋を渡る姿が望まれます。

激しさを増す雨とカメラの故障ですっかり嫌気がさしてしまいました。いっそのことこの土手に有る小台駅から電車に乗ってしまおうかと何度も思いました。それでは最低でも浅草のスカイツリーまでとの目論見が崩れてしまいます。寄り道をせずに、何とか行けるところまでと心を落ち着けて前だけを目指して進みました。2020.03.23

10:07、雨の落ちる空にスカイツリーが見えてきました。その姿から千住が近い事を知らせてくれています。

千住まで行けば浅草は遠くありません。最低の目的は達せられそうです。千住大橋を超えました。2020.03.23

10:35、土手が線路で行き止まりになります。常磐線の鉄橋を潜る為に土手を折りて川原の道を走りました。2020.03.23

10:36、東武伊勢崎線の鉄橋が続きます。千住の桜並木が近くなりました。2020.03.23

   
D北千住・柳原桜並木・出発地点から約19.2km
10:53、荒川の土手から桜の帯が見えてきました、北千住柳原の桜並木に到着です。雨の降る中を見る人も無く静かに咲く桜並木に出ました。商店街の両側に北千住の大踏切近くまで続く桜並木、私が隅田川に戻る道筋にあります。2020.03.23

残念ながらカメラの液晶が消えてしまったトラブルでこの桜の写真を上手いアングルから撮る事が出来ませんでした。

騒々しい売店などが見られない清潔で心温まる桜並木をのんびりと空を見上げながら隅田川を目指します2020.03.23

 

雨とカメラの故障で何度か引き返そうかという誘惑に襲われて弱気になってしまいました。それでも最低でも浅草までと言う思いを捨て難く何とか北千住の桜並木までやって来ました。ここまで来ると浅草はそれ程遠くはありません。

嬉しい事に雨の落ちていた雲の垂れ込める空にも少し明るさが戻ってきたようです。空の明るさが増すのと比例してやる気も元に戻ってきたかもしれません。とにかく浅草の墨堤の桜を目指すことにします。2020.03.23

03/31/2020
中仙道から深川まで・物見遊山のジョギング2019年  
そばの細道  
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中山道から海までのジョギングA
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