本宮市・花と歴史の郷 蛇の鼻 |
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北国の桜を尋ねてマップ 一週間前の4月8日、隅田川浅草までのジョギングで、墨田川沿いの満開の桜を見ながらの散策を楽しんだ後の14日、北国の一本桜を見ようと県境の村に出かけました。個人的な感想ですが、静かな咲き方のエドヒガン桜や枝垂れ桜が雪山を背景に咲く姿が忘れられません。北国の冷気のせいか桜の花の色が澄んでいるよう感じてしまいます。加えて殆どの桜は見る人の姿が殆どありません(例外はありますが)。心行くまで存分に思い出を心に貯めこむ事が出来る得難い桜の風景です。 今回は夏のような日が続いた事から訪れた北国の桜は散り出していた姿であったのは残念な事でした。桜の背景となるであろう雪の安達太良山も春霞の空にぼんやり見えるだけでした。雪の量も例年ほどではない事も残念です。 2024.04.15 |
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14:28・次に尋ねる一本桜、宮久保の大桜、を目指して個人のお宅の横の坂道を登りだしました。振り返ると残雪の安達太良山が姿を見せてくれました。 順路 @農村公園のサクラ⇒屋敷裏の江戸彼岸桜⇒白河市大信総合運動公園⇒照光寺の枝垂れ桜・推定樹齢300年⇒永禄寺の種まき桜 ・推定樹齢350年⇒沢田馬頭観音堂 A塩ノ崎の大桜⇒白岩竹ノ作の桜(竹の作の桜と間違える写真撮る)⇒稲荷神社⇒ |
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2024年4月15日〜16日・北国の桜の掲載画像アルバムは左記の画像をクリックしてご覧いただけます。スライド等の設定やサウンド付きの設定も可能です。 表紙は夕日を浴びる白河市小峰城の”おとめ桜”です。 2024.04.15
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14:30:宮久保の大桜住所:本宮市長屋鼓石76。 桜は駐車場の前の個人のお宅の敷地の小山の上に見えました。残念ながら既に一部が葉桜状態になっているようです。 地元の方の車が一台止まっていたので個人のお宅の桜を見ても良いのかを訪ねてみました。外側の道を登って見ても良いようなので坂道を静かに桜の木の下まで登る事にしました。 |
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宮久保の大桜に近づいてみると隣にもう一本の若い桜が見えます。宮久保の大桜は既に一部が葉桜になっていますが、隣の桜は満開のようです。 2024.04.15 |
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宮久保の大桜の一部にはかなり葉桜状態が広がっていました。 2024.04.15 |
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宮久保の大桜のとなりの若木の一本桜は旺盛な花弁を枝に咲かせて満開でした。個人的な推測では旺盛な花の咲き方から見てソメイヨシノかもしれません。 2024.04.15 |
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大櫻の下には広い木陰が出来ていました。頭上は桜の花びらに覆われています。個人的には最も好みの小山の上の一本桜の木陰で存分に北国の春を楽しみました。 2024.04.15 |
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宮久保の大桜の花付きの良い枝を今回の旅の思い出に写した後、時折振り返りながら坂道をゆっくりと下ります。 2024.04.15 |
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14:34・此処まで誰一人桜を見る人がいません。静まり返った大桜を見ながら坂道を下ってきました。入口の説明版を興味深く読ませてもらいました。
2024.04.15 |
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14:42・安達太良山神社住所:本宮市本宮舘ノ越232。次の目的地、安達太良山神社に向かう途中の道の脇に一本桜と満開のハナモモが揃って姿を見せてくれました。その歓迎にたまらず車を停めてシャッターをおしました。
2024.04.15 |
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15:16・安達太良山神社は本宮市の繁華街にあるようで何度か道が分からず辺りを回って見ました。やっと看板を見つけて急な坂を果たして車が止められるかと不安を感じながら坂を登りました。何とか坂道の上の”花山公園”の近くで車を停める事が出来ました。見晴らしの良い花山公園には人影が見えません。
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公園を一回りしてみます。安達太良山が目の前に広がっていました。安達太良神社の標識が見えたので少し上に歩いてみました。 |
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15:19・案内板を頼りに公園を抜けて少し登ると安達太良山神社の拝殿の裏に出ました。趣のある美しい拝殿の前には狛犬が奉納されています。 2024.04.15 |
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境内の端まで進んでいくと長い石段の参道が見下ろせます。もしかするとこの石段が一般的な参道なのかもしれません。 拝殿の前の狛犬とは別にこの石段の両側にも狛犬が一対奉納されていました。
2024.04.15 |
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右に置かれた阿像も先程参拝した長屋神社の狛犬と同じく馴染みの白河市周辺の狛犬とはかなり異なり私ににとっては大変珍しい造形の石像です。 右の阿像は口に小さな玉を咥えているようです。 2024.04.15 |
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左の吽像は夕方が近い太陽の光線の具合で顔の作りがはっきりと見分ける事が出来ません。加えて経年による小さな摩耗や破損が見られるのかもしれません。 2024.04.15 |
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石段を挟んで置かれた一対の狛犬、吽像の後ろから写してみました。狛犬の尾が立っている様子が見えます。 |
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台座には大正13年(1924年)の文字が刻まれていました。石工の名前等を探しましたが見つける事はできませんでした。 2024.04.15 |
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趣のある拝殿で鈴を鳴らして参拝をさせていただきました。今回の北国の一本桜を訪ねる旅はあと少しで終わります。此処までの楽しい思い出を頂いたお礼を申し述べました。 2024.04.15 |
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拝殿前の安達太良神社狛犬・安政4年(1857年) |
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15:21・見応えのある拝殿前の阿像、若干小ぶりですが大きさは通常のサイズと思われます。違和感を感じさせない親しみを感じさせる表情の石像が見つめていました。石材を存分に彫り込んで生み出された石像は躍動感させ感じさせてくれます。 趣のある拝殿との組み合わせが辺りに大変心地良い空間を生み出してくれているようです。 2024.04.15 |
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左に置かれた吽像には玉が添えられています。生き生きとした顔の表情や違和感を感じさせない曲線の彫りなど見応えのある狛犬に出会えた事を感謝しなくてはなりません。 2024.04.15 |
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左の吽像から右の阿像を写しました。緩やかに丸みを帯びた後ろ姿にも生命感が漂っているようです。 2024.04.15 |
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見応えのある狛犬の台座には安政4年(1857年)の文字が刻まれていました。一見した狛犬の彫からかなり古い時代の造りとは思っていましたがまさか江戸の狛犬とは大変嬉しい誤算です。この年代を見てこの狛犬の生み出す造形の力をさもありなんと納得しました。 それにしても少し前に見た長屋神社の文久2年(1862年)の狛犬と合わせて短い時間の旅で二つの江戸の狛犬出会う僥倖は私の経験でも初めてかもしれません。 2024.04.15 |
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大変居心地の良い拝殿で再度拝礼をして車に戻る事にしました。 2024.04.15 |
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駐車場に戻る途中、拝殿の脇に周りと仕切られた地面にそそり立つ大木が目に留まりました。太い幹には所々瘤が見られ一部には穴が開いて内部には空洞が見えます。何とも不思議な木を目にしました。 2024.04.15 |
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15:27・駐車場へと下りる道の終りに末社の古峯神社が鎮座していました。この辺りが神社境内の区切りと思われるので手を合わせて再度お礼を申しました。 2024.04.15 |
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15:30・次の目的地の”花と歴史の郷 蛇の鼻”へ向かいます。途中安達太良山が見えました。 2024.04.15 |
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16:15・蛇の鼻住所:福島県本宮市本宮蛇ノ鼻38。少し変わった名前の”花と歴史の郷 蛇の鼻”を探してカーナビや標識を頼りに東北道の周りを何度も回りましたが見付ける事が出来ません。 一度は諦めたのですが折角の機会だと思い直して東北道を外れないように再度探す事にしました。突然細い道の先に目印の池と桜の姿が見えてきました。農道のような砂利道の脇に桜並木が続いていました。
2024.04.15 |
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果たして大丈夫かと不安を感じながら進んでいくと眼前が開けて何とか駐車場に到着したようです。
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駐車場にはほどほどの数の車が止まっていました。まず池の周りを歩いて桜の景色を見る事にします。岸には散った大量の桜の花弁が拭き寄せられて花筏を作っていました。 2024.04.15 |
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日が傾き出して見上げる桜の花弁が逆光の中に浮かんでいます。 2024.04.15 |
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この公園の詳細が分からずに一本桜を見るために訪ねてきました。少し私の想像と異なる場所の様に思われます。 2024.04.15 |
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駐車場から小高い丘の上を見上げると見たいと思っていた一本桜と思われる桜が見えます。残念ながら既に葉桜となっているようです。 2024.04.15 |
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駐車場の辺りの桜並木が満開の花弁を見せてくれています。 2024.04.15 |
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池の周りを少し歩きながら水面に写る策並木の姿を名が得ました。此処にも大きな花筏が浮かんでいました。 2024.04.15 |
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16:19・駐車場の居る地元の方に一本桜の場所を訪ねたところどうも花を見せる観光用の公園のように思えてきました。 目的の一本桜も既に終わっている事もあり今回の北国一の本桜を尋ねる旅は此処でで終わりとして県境の村に引き返す事にしました。 途中、白河市小峰城のおとめ桜を見る事にして最後に一本桜を再度カメラに収めて帰路に付きました。 2024.04.15 |
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05/08/2024 | |||||
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