御殿場市と小山町の神社と狛犬と富士山②2019.11.18未掲載データより ①へ ③へ ④へ 
静岡県小山町・熊野神社狛犬明治42年(1909)・小田原 石工 青木濱太郎2019.11.18 ()無断転載

お盆の混雑も一段落したのではないかと思い8月16日、前から気にかかっていた所用を済ませるべく御殿場市に出かけることにしました。

東名高速に向かう首都高速からは晴天なら見えるはずの富士山が雲の中に潜ってその姿が見えません。御殿場への旅の大きな楽しみである富士山は今回諦めざるを得ないようです。出発時のはやる気持ちの出鼻をくじかれました。

往路は相変わらずの東名高速の工事で厚木ICまでは渋滞が続きます。それでも、久しぶりに小田原のJA農産物直売所、”朝ドレファーミ”での買い物を楽しみに目的地に向かうことにします。思ったより早く到着、既に人の列ができた店の前に私達も30分程待つことになりました。天候不順のせいかお目当ての大根は惨めな姿で並んでいました。トマトやきゅうりを主に買い込みひとまず初期の目的を達することが出来ました。家人が猫の額程の街の花壇に植える花が安いとかなり沢山買うことが出来ました。

所用の合間に御殿場市周辺の神社を参拝することにしていよいよ小田原を出発しました。街の狛犬へ

2022.08.16

御殿場市と小山町の神社と狛犬・掲載リスト
 

 ①小山町・金時神社⇒②小山町上野・浅間神社
 ①小山町藤曲(ふじまがり)浅間神社⇒②熊野神社には未掲載の駿東郡小山町の2019年11月18日のデータを編集・掲載申し上げました。どこでも富士山・・・いつでも富士山    をご参照ください。

 中日向(なかひなた)浅間神社北久原(ほっくばら)浅間神社   には未掲載の御殿場市の2019年11月18日のデータを追加編集・掲載申し上げました。
 新橋浅間神社山之神社子之神社諏訪神社
小山町藤曲(ふじまがり)・浅間神社  別項・何処でも富士山・・何時でも富士山

藤曲(ふじまがり)浅間神社住所:駿東郡小山町藤曲168。このデータは2019年11月18日の未掲載の記録ですが①御殿場市と小山町の神社と狛犬と富士山① と同じ小山町に鎮座する神社なので併せて掲載申し上げました。併せて別項・何処でも富士山・・何時でも富士山をご参照ください。

藤曲(ふじまがり)浅間神社は穏やかな佇まいの小山町の人家の密集地の中に鎮座さる穏やかな神社です。11月半ばの季節なので時折冠雪の富士山が目の前に姿を表してくれる美しい町でもあります。

2019.11.18

辺りは美しい紅葉が未だ盛りの時でした。晴れ渡った青空の下、町のあちらこちらから青い富士山が頂に雪をかぶった姿を現してくれます。

目の前には澄んだ空気が生み出す美しい紅葉が出迎えてくれました。

2019.11.18

 

静まり返った町の中に鎮座する神社でお参りをさせてもらうことにします。

2019.11.18

 

浅間神社のすっきりまとまった美しい扁額。

2019.11.18

藤曲(ふじまがり)浅間神社狛犬・昭和46年(1971)

朝の光を浴びて強い濃淡に染められた狛犬は所謂招魂社式と呼ばれる意匠の石像ではないかと思いました。右に置かれた阿像、胸を膨らませて足を張る力漲る姿が彫られています。通常より一回りほど小型のサイズに感じました。

2019.11.18

日の光が強く当たるために私の腕では濃淡を上手く処理が出来ずはっきり狛犬を写すことができません。右の阿像の後ろから吽像を写しています。

2019.11.18

左の阿像も口を結んだ若干抑えた表情ながら大きな胸の張りが圧力を感じさせます。台座には昭和46年(1971年)の文字が刻まれていました。

2019.11.18

黄色く色付いた境内の木々が強い日の光を浴びて透き通るような美しい姿で林立していました。富士山の山懐の豊かな自然が産み出す透明感のある葉が隙間なく頭上を覆ってくれます。

2019.11.18

私の好きな暮らしの中にある神域に立って見上げる青空は限りなく広大です。車で少し動き出すといきなりこの青空の中に富士山が姿を見せてくれる極めて贅沢な風景が広がっています。

2019.11.18

小山町・熊野神社

熊野神社住所: 静岡県駿東郡小山町藤曲78−1−1 。先程参拝した小山町藤曲(ふじまがり)・浅間神社との間にある成美小学校を挟んで僅か500m程の距離に鎮座する熊野神社にやってきました。2019.11.18

成美小学校の前を通ると左に豊門公園が見えます。熊野神社に車を止めることが難しいかもしれない事と美しい公園を見ながら歩きたいこともあり広い公園の駐車場に車を止めさせてもらいました。

2019.11.18

広い青空が広がる美しい公園には由緒ありげな古い西洋館と瓦屋根の美しい日本の屋敷が見られます。残念ながら時間が無いので今回は歩きながらの遠望だけでしたが機会があればゆっくり見てみたいものだと残念な思いを感じました。

2019.11.18

豊門公園に隣接するように熊野神社は鎮座していました。この神社も公民館らしい建物が境内の一角に建つ人々の暮らしの中にある神域のようです。温かみを感じさせてくれる穏やかな境内に立って辺りの紅葉を眺めました。

拝殿が日の光に浮かび上がって見えました。

2019.11.18

 

見ごたえのありそうな狛犬の間を抜けて神社で参拝をさせてもらいました。自然木に刻まれた扁額が奉納されている拝殿で頭を垂れて旅の無事をお願いしました。

2019.11.18

 

静岡県小山町・熊野神社狛犬 明治42年(1909)・小田原 石工 青木濱太郎

右に置かれた阿像は子供が足下に彫り込まれた子取りの意匠の狛犬です。柔らかな彫で刻まれた石像の高い完成度を感じます。

後年、口の部分に彩色されていることもあり、一見して江戸の石工の作りでなないかとも思える洗練された彫(実際は小田原の石工の人でした)が施された石像を目にして嬉しくなりました。

しばし狛犬の周りをまわりながら細部を鑑賞させてもらいました。

2019.11.18

強い光線が私の腕では上手く処理できないので左の吽像から右の阿像を写しています。

2019.11.18

左に置かれた吽像は玉が添えられた玉取りの意匠のようです。玉には模様らしきものが彫り込まれています。吽像は強い光線が当たって狛犬の細部を上手く写すことが出来ませんでした。

2019.11.18

台座の下部は獅子山の雰囲気を感じさせる自然石の石組みで造られた手の込んだ細工にみえます。もしかすると一部が回収されているのかもしれません。

2019.11.18

阿像を後ろから撮ろうとしましたが笹が邪魔して全てを写すことが出来ません。

2019.11.18

台座に彫られた明治42年12月と読める文字が刻まれていました。石工名が ”小田原 石工 青木濱太郎”と刻まれています、江戸の職人ではとの素人の推測は外れました。

真鶴半島の小松石の名を聞いた覚えがあります、小田原周辺も石の産地ではないかと推測できそうです。そうであればこのような石像を彫る腕を持つ石工の人が居ても不思議ではないと思いました。

2019.11.18

紅葉する熊野神社境内に祀られた摂社や石柱。

2019.11.18

穏やかな佇まいの黄色く色づいた木々が木陰を作る境内、狛犬も居心地が良さそう見えました。

2019.11.18

鳥居の外から一礼して車を止めた豊門公園に戻ることにしました。富士山が頻繁にその姿を見せてくれる穏やかな小山町の藤曲地区で二つの狛犬を見ることが出来るとは思ってもいませんでした。

2019.11.18

上記小山町藤曲(ふじまがり)・浅間神社と熊野神社を参拝の折の旅を掲載した*別項・何処でも富士山・・何時でも富士山の富士山の画像を転載申し上げました。

小山町を車で走っていると富士山が突然青空にその姿を表してくれます。まことに贅沢な風景は見飽きることがありません。

2019.11.18

右・山中湖、直進御殿場の標識のある交差点の手前に自動販売機のスペースがあったので車を止めました。

個人的に、余りにもそれらしい姿の富士山はしっくり心に収まりません。人々の暮らしの中から見る富士山が、気張らずに見る事が出来ます。2019.11.18

246号線に出ました。御殿場線の山北駅入り口の赤信号で車が止まりました。

私はダンプカーの後です、武骨な荷台の横から富士山が流麗な姿を覗かせてくれています。2019.11.18

この②では2019年11月18日の未掲載のデータを編集・掲載申し上げました。このデータは2019年11月18日の掲載の①御殿場市と小山町の神社と狛犬と富士山① の編集後多忙のためにと同じ小山町に鎮座する神社のデータを忘れてしまいました。今回古いデータを参照の折未掲載である事が判明して掲載申し上げました。併せて別項・何処でも富士山・・何時でも富士山をご参照ください。

2022.08.16 

10/10/2022

御殿場市と小山町の狛犬と富士山②

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Copyright (C) Oct. 10,2007 Oozora.All Right Reserved. 10/10/2022 更新   ()転載