2023年6月・高原の村の花と木① ②へ 

バイカウツギの優雅な白い花が満開でした

県境の村の花が最も見頃を迎える5月が素早く通り過ぎていきました。イワナ釣りには絶好な季節の6月に入り、何とかやりくりをして6月11日の夜、暮らす街を出発、東北道を無理をしなように適度な車の後に繋がりながら追従するシステムを設定して力を抜いて走ります。

既に花の季節が過ぎて県境の村は夜の闇の中に沈む混んでいました。それでも我慢がならず懐中電灯で辺りを散策するとあちらこちらにサツキの花が溢れるほどの花を咲かせてくれて迎えてくれていました。

マサキが広がる枝に真っ赤な実を大量に付けていました。これから更に赤い実が熟して実が大きくなる頃には野鳥の絶好の餌となります。


2023.06.12

2023年6月の県境の村の花と木掲載リスト

オスボレッド サツキ アオキ バイカウツギ バラ ヒメシャラ ニワフジ ザクロ ヒメウツギ モッコウバラ 
サンショウバラ

 

艶やかな花弁のオスボレッドが満開です。少し咲きすぎかと思える程の花弁を枝に付けています。

2023.06.12

 

それども大きく広がる空と広大な山の緑の中なら、それなりのバランスが取れた姿に見えます。花が終わったら大きく枝を選定しようと思います。

2023.06.12

県境の村の春は街より約一月ほど遅れてやってきます。高原のこの地ではツツジ花の季節が過ぎてサツキが満開の時を迎えています。

気の向くままにあちらこちらに植えたサツキの花が大小それぞれの花びらを咲かせてくれていました。

この白いサツキは花弁の大きな種類で未だ多くの蕾が見られます。

2023.06.12

牡丹の植えられた前を護るように植えられた樹高の低い小さな花びらのサツキ。枝を密集させて大輪のボタンの花を守ってくれています。

2023.06.12

大きな山モミジの根占に植えたサツキの花は中程度の極く普通の花弁を見せてくれています。

2023.06.12

少し大きな花びらのサツキは街の園芸店で買ったものだと思われます。それぞれのサツキの花の姿の違いを観ながら次の折には散っているであろうと、花咲くそのぞれの様子を思い出に残していきました。

2023.06.12

この白い大輪のサツキの花は街の知り合いから枝を手折ってもらった花です。今では厳しい高原の冬を数年過ごして毎年大輪の花を咲かせてくれています。

2023.06.12

築山の後方を塞ぐように植えられたサツキの花は今ではあたかもツツジのような樹高に育ってしまいました。

何れ思い切って切り取らないと更に枝を伸ばすことになりそうです。

2023.06.12

築山の前に植えた街から持ち込んだ大輪のサツキ。サツキは概して極めて丈夫な花のようで殆どの街から持ってきた花も、厳しい高原の冬にも馴染んでしっかりと根付いているようです。

2023.06.12

 

山影の薄暗い場所にしっかり根を下ろしたアオキが大きく枝を伸ばし絶えることなく緑の葉を茂られてくれています。厳しい冬でもその変わりない緑の枝はそれを見る者に何某かの励ましを与えてくれる気がしてなりません。

2023.06.12

未だ赤い実はそれ程大きくはありませんが、艶やかな色は光輝いていました。何れ野鳥の絶好の餌になる事が分かっていてもネットで保護する事にしています。

2023.06.12

街の植木さんで大輪の白い花の咲き方に魅せられて買った園芸種のウツギです。高原の村の道端に咲くヒメウツギと同じウツギとは俄かに信じられない白い花が木陰にひっそりと咲いていました。

2023.06.12

樹高がやたらに高く伸びないことからも手入れいらずの極めてありがたい大輪の白い花を今年は目にすることが出来ました。

訪れることがままならない県境の村なので、季節の花の姿を見ることはどれもがかなり稀なことになります。

2023.06.12

バラ

一本だけ植えたバラの花が厳しい高原の村の冬を乗り切り毎年黄色の花を咲かせてくれます。何故植えたかの記憶も朧ですが、花の姿もどこか辺りに調和して静かな咲き方で村の自然の中に溶け込んでいるようです。

 

2023.06.12

それ程制定も行わずほぼ放置状態ですが、園芸種の花乍ら雪の冬を幾度も乗り越え花を咲かせてくれる力に驚かされます。

2023.06.12

4本のシャラの木の内のヒメシャラと思われる枝に小さな花が咲きだしていました。所謂夏椿の類でこれから他のシャラの木も徐々に花を咲かせてくれる事でしょう。

2023.06.12

ニワフジが薄紫の花房を葉陰に身を隠すように咲いていました。

2023.06.12

このニワフジは赤い花を付けるサツキの枝に絡みながら紫の花を咲かせています。

2023.06.12

2023.06.12

一度もその実を手にした記憶の無い幾つかのザクロの花が蕾を開きかけていました。強い色あいは村の静かな緑の中でかなり目立ちます。多分今年も実を見ることは叶はないと思いました。

2023.06.12

知らぬ間にヒメウツギが大きく枝を伸ばし、大量の白い花を咲かせていました。

元禄二年(1689年)6月7日の芭蕉の奥の細道の白河の関への文章が思い出されます。

卯の花の白妙に、茨の花の咲そひて、雪にもこゆるここちぞする。

卯の花をかざしに 関の晴着かな   曽良

2023.06.12

芭蕉の感じた優雅な白い花とは思えない旺盛な繁殖力で、あっという間に根を張り枝を伸ばして花を咲かせるやっかいな植物です。

花を見た後、根元から枝を切りました。

2023.06.12

少しでも芭蕉の感じた姿に近づけようと、背景の山の森の中に白い花の姿を浮かべてみました。

2023.06.12

既に花が終わったシャクヤク畑を枝に密生する棘で護るように植えたモッコウバラが赤い花びらを開かせていました。うっかり花を手折ろうと手を伸ばすと痛い目にあいます。

2023.06.12

どこか野生の雰囲気の残る咲き方を好ましく思っている花の一つです。

2023.06.12

北海道の海岸に咲くハマナスの花に魅せられ街の植木屋さんで似た花を見てそうだと思って買った花です。

すっかり高原の村の自然に馴染んで毎年艶やかな花を咲かせてくれています。

 

2023.06.12

極めて旺盛に枝を伸ばすサンショウバラは棘に囲まれた花木なので剪定の折には何時も痛い目にあわされますが、見せつけるようなところが見えない花の姿で十分おつりが来そうです。

2023.06.12

高原の村も何気なく初夏の気配が感じられる6月、見る人が居なくても時が来れば花を咲かせてくれる花々の姿を草刈りをしながら大いに楽しむ事ができました。一人勝手な思いですが、人の目に晒されてない分、何処か咲く花の姿が清冽な気配に満ちているように見えてきました。①では樹木を掲載申し上げました。

2023.06.12

6月の高原の村の花と木①
06/25/2023
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