土手のジョギング・夏・土手の風景と野の花・A2023年8月21日&9月11日・18日 @へ Bへ
土手のジョギング・猛暑の野に咲く彼岸花

草丈が大きく伸びた雑草の間に続く土手をゆっくりジョギングを続けますが、厳しい猛暑と流れる汗に気を取られて辺りの景色まで気が回りません。

5km程の折り返し点を過ぎて一息入れながら持参の氷水を口に含みました。暫し辺りの景色に目をやる余裕が出来ました。

帰路のジョギングの土手には管理する人達が駆除に務めるオオキンケイグク が未だ大きな群落を作って盛大に咲いていました。浅学の為、野の花の名前が違っている場合もあります。お許しください。
2023.09.18

土手の野の花とその風景 アルバムページ
サクラソウ自生地の野の花 のアルバム画像をご覧ください。

土手のジョギングとサクラソウ自生地 アルバム・ページ

2023.09.18

サクラソウと野の花 ”土手のジョギング・サクラソウと野の花@”掲載の画像は左記アルバムよりご覧ください。尚、上記の土手のジョギングとサクラソウ自生地と併せて掲載申し上げました。

2023.09.18

土手の野の花一覧をご参照ください。文中の植物の名前が違っている場合もあります。

2023.09.18

2023年8月21日・ジョギングする土手の自然

猛暑のジョギングの当日、空模様からは生憎の晴天の一日になりそうです。それを予想して朝9時3分に出発しました。

出発時、水飲み場で水道の蛇口を捻ると足元にキアゲハが羽を広げていました。出発時の嬉しいセレモニーです。

 

2023.08.23

土手に登ってジョギングを続けています。今日の暑さが思われるせいか人影は見えません。広がる青空には雲蛛が浮かんでいますが上手くその陰に入る事が出来るか分かりません。

広がる青空は秋の気配を感じさせますが実際の土手は照り付ける反射光で息苦しいほどです。氷水を飲みながら進みます。

2023.08.23

青空に浮かぶ蜘蛛がゆっくりと流れて行きます。この風景に目をやる事で灼熱の土手をゆっくり進む私の大きな励ましになります。

2023.08.23

10時1分、折り返し点尾高架下のトンネルに到着。氷水を飲みながら暫く風通しの良いこの場所で体から滴る汗を拭きながら一服します。

2023.08.23

晴れ渡った晴天が広がる猛暑の土手のジョギングで2本のペット・ボトルの氷水は既に溶けてしまっていました。未だ少しは冷気を感じる水が帰り道での一番の頼りになります。

2023.08.23

風の通る高架下のトンネルで体の熱も冷めたので出発点に戻る事にして土手に登る坂道を辿ります。

土手からは尖ったスカイツリーの姿がもう一つの励ましになります。

2023.08.23

土手をジョギングしていると自然の香りとは異なる臭いが漂う場所を鳥居抜けました。

辺りにミントの白い花が沢山咲いていました。香りの正体が分かりました。

2023.08.23

 
2023年9月11日

猛暑の季節は通常より朝は早めに出発しています。緩やかな坂道を登り土手の上に立つと見渡す限りの大空が広がります。今日はありがたい事に大空には大量の雲が散らばっていました。

強烈な太陽の光も時折はこの流れる雲で遮ってくれると期待できそうです。

2023.09.11

これから向かう往路の進行方向にはかなり青空が見えます。激しい太陽の光を覚悟しなくてはならないようです。

2023.09.11

この猛暑と朝早めの時間お陰が土手には殆ど人影見られません。20分程進むと土手の脇に小さな赤紫色の花を付けた満開のアレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)が出迎えてくれました。

 

2023.09.11

往路はできる限り立ち止まらずに進むことにしていますが、野の花らしく咲き誇るように見せようという気配を感じさせない抑えた姿に堪らず足を止めてしまいました。

2023.09.11

旺盛にテリトリーを広げる雑草とせめぎあうように茎を伸ばして負けじと健気に小さな花びらを咲かせています。

2023.09.11

アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)は目を花弁に近づけてまじかに観ないとその可憐な姿を楽しむ事が出来ません。

 

2023.09.11

心行くまで50m程続くアレチヌスビトハギ(荒地盗人萩) の花の連なりを存分に堪能したので折り返し点に向かってジョギングをすることにしました。

2023.09.11

10時6分、出発点から5km強の折り返し点の高架橋の壁にタッチしました。

2023.09.11

風が吹き抜ける日陰の高架橋のトンネルの中で、凍り水を飲みながら20分程休憩をしました。空は秋のように青く広がっています。

2023.09.11

休憩で汗がひきました。出発点に戻る事にします。緩やかな坂を土手へと登ります。土手の斜面にはオオキンケイギク が所々に群落を作っていました。

2023.09.11

花をみるだけなら駆除対象の花とは思えません。関係機関が駆除に力を入れているようですがままならないようです。

2023.09.11

雑草の間にワルナスビの白い花の群落が点々と広がっていました。草丈が40〜50cm程で花を見るのに手頃な高さで大助かりです。

 

2023.09.11

野の花には時折、少し可哀そうではないかと思われる花の名前で呼ばれるものがあります。このワルナスビもその一つです。

容赦ない名前は愛嬌と思って聞き流しながら野の花としては少し艶やかな咲き方の花の群落の中を楽しみながら進みました。

2023.09.11

帰化植物のアレチハナガサ (荒地花笠)が土手の道沿いの草叢に群落を作って咲いていました。

2023.09.11

薄桃色の花が次々に穂の先に出来て穂先が伸びてきます。草丈もかなり伸びて1mを越える程に大きくなります。

2023.09.11

土手に登ると広大な青空の中に浮かぶ雲にはかなりの隙間が見られます。復路の5kmでは強烈な日差しを避ける事は期待できそうにもありません。

残されたペット・ボトルの水を頼りにゆっくりとジョギングをすることにしました。

2023.09.11

復路の土手のジョギングが終わり出発点への坂道を下ります。坂道の左には大きな自然の湿地帯が広がっています。坂道との境には幾つかの野の花が咲いていました。

可哀そうな野の花の名前の一つで呼ばれるヘクソカズラ (屁糞蔓)が白い釣鐘状の花を咲かせています。野の花は一目でその花の姿を見終わる事は出来ないようです。

私には時間を掛け矯めつ眇めつ見る事で花の姿が胸の中に収められるようです。

2023.09.11

花に目を近づける動作は必須の行動です、白い花弁の色合いと中心部の赤紫の色の取り合わせが良い塩梅の組み合わせに見えました。

2023.09.11

花を離れるときに目にする姿は辺りの雑草の中に紛れて目立つ事はありません。シャクヤクボタンも一重の花弁が好きですが、このような押さえた野の花の姿が好みに合うようです。

2023.09.11

ヒルガオの花が激しい太陽の光を避けるように雑草の原の陰に優雅な花弁を見せてくれていました。

2023.09.11

ががいも(蘿摩) の花と思われる(違っているかもしれません)熱い花弁が長く伸ばした蔓の間に咲いていました。

2023.09.11

ガガイモの花の姿はかなり重厚で漲る力を感じる花弁です。

2023.09.11

同じ草叢の中に ががいも(蘿摩)の種類で白い花を付けるシロバナガガイモ(白花蘿摩) の花と思われる花が咲いていました。名前が違っているかもしれません。

2023.09.11

つゆくさ(露草)の群落があちらこちらに見られます。何処にでも目に付く野の花ですが、深い青紫の花弁の色は見飽きません。名前の通り早朝、朝露の粒があればもっと良いのですが。

 

2023.09.11

特徴のある2枚の青い花弁が自然の妙を感じさせてくれます。猛暑の今日の土手のジョギングの終わりに見るには最適な涼し気なツユクサの花弁です。

水飲み場の水道の蛇口をひねり水で体の汗を流して、滴る程に汗ばんだシャツを着替えて満足感が心に湧いてきました。

2023.09.11

2023年9月18日

晴天の土手の厳しい暑さを避けるために往路は出来る限り止まることなくのんびりジョギングを続けて折り返し点に到着しました。風通しの良い橋の下のトンネルで汗を拭き水を飲んで休息をとりました。

日差しが強まるので10分ほどの休憩の後出発点に向けて土手への坂を登ります。

2023.09.18

土手に登ると一面のオオキンケイキクの群落が広がっています。オオキンケイグも見ている分には猛暑の土手を彩る艶やかな大輪の黄色の花びらですが、旺盛な繁殖力で土手の道を塞ぐほどに繁茂しそうな気配であちらこちらに根を下ろしていました。

2023.09.18

更に土手の道を進んでいると、雑草に覆われた中に真っ赤なヒガンバナが咲いていました。この猛暑の中、まさか彼岸花が咲いているとは思っても居ませんでした。

 

2023.09.18

例年膨大な土手の雑草の草刈りの終わった9月末頃から目にする花と思っていたのでした。それが9月中頃に咲くとは全く考えてもいない事で大いに驚き喜びました。

2023.09.18

例年9月末頃、雑草が刈り取られた土手の広大な斜面に彼岸花が咲く姿を見慣れているので勝手が違いました。雑草をかき分けて花を見なくてはなりませんがそれはそれで自然の風景が感じられて良いものです。

2023.09.18

多くが満開の彼岸花であることにも驚かされます。推測するにこの猛暑で開花が早まったのかもしれないと思いました。

2023.09.18

ジョギングの短パンで草むらに入っているので足がかゆくなります。それでもだれも居ない土手の草むらの中を探しながら花を見るのも良いものだと、幸運に感謝しながらカメラのシャッターを押しました。

2023.09.18

雑草の原の中に咲く赤い彼岸花、その先にはオオキンケイギクも咲いていました。

2023.09.18

未だ蕾も残っていますが、咲いているのはほぼ満開の彼岸花が多いのに驚きます。やはり猛暑の続く今年は開花が早いのかと言う推測が妥当に思えてきました。

2023.09.18

呆れるほどたくさんのヒガンバナが片道5kmの往路の土手の両側に途切れることなく満開の群落を見せてくれました。

2023.09.18

激しい夏の直鎖日光を浴びて多くの草むらに潜むヒガンバナは満開の花を咲かせていました。

2023.09.18

最初は管理者が植えた彼岸花と思われますが、格別見世物としての花としてでは無く自然の風景の彩の一部としての植栽だったと思われます。見世物らしい感じがしないとても穏やかな花の連なりです。

2023.09.18

9月の終わり頃までにはこの長大な土手の草刈りが行われ、これらのヒガンバナは刈り取られると思われます。折角なので今のうちに少し蕾を採って持ち帰る事にしました。

2023.09.18

土手から切り取って持ち帰った蕾の彼岸花が2日後に花を開かせてくれました。猛暑の土手の風景を思い出しながら咲きだしたヒガンバナを飽きもせず眺めているところです。

2023.09.20

猛暑が続く土手でのジョギングですが、9月18日の土手の風景では大きな驚きと喜びに出会いました。例年、綺麗に草が刈られた片道5kmの長大な土手の両側に咲く彼岸花を見る楽しみを味わっていましたが、今回は未だ草刈りの終わって居ない夏にもかかわらす雑草が辺りを塞ぐ土手の斜面に咲くヒガンバナを見る事になりました。思いもしない出会いに驚きかつ喜びを感じた一日となりました。

野の花らしい佇まいで雑草が生い茂る原の中に真っ赤な花びらを開かている彼岸花の姿は気高さえ感じさせてくれる姿でした。この出会いはジョギングを続けた事への自然からのプレゼントかもしれません。時折思いもしないプレゼントを与えてくれるのですから、今回の幸運も自然の中で体を動かす事を続ける大切さを教えてくれたのかもしれません。

2023..09.18

10/04/2023
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猛暑の夏の土手A
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