土手のジョギング21・7月の土手の野の花② ①へ  ③へ ④へ ⑤へ ⑥へ ⑦へ
土手のジョギング №21の②・ミントの花・ 県境の村の花と木土手の野の花一覧 (禁)無断転載

 

アカボシゴマダラ 

6月13日は土手を5km程歩き、14日は10km程をジョギングしました。ジョギングの往路は立ち止まるときりが無いので、目の端に留めて復路にカメラのシャッターを押すことにしています(中々そうもいかないのですが)。13日は曇天の空の下涼しい風が吹く快適な陽気、14日は小雨が少しぱらつくそれでも涼しい快適な日和でした。画像は多くが雨の降らない13日に撮影しました。

13日は今まで通った事のない川沿いの道を歩いてみました。花の季節は既に過ぎて両側を叢で挟まれた道端にはアカツメクサが見えるだけです。

突然道の真ん中に美しい蝶が水を吸うのか羽根を広げて黄色い管を伸ばしていました。カメラを近づけても逃げる気配を見せないアゲハに似た蝶の写真を夢中になって沢山撮りました。同行の妻はこれを見ただけで今日の散歩は大満足と大喜びです。

家に帰り画像を元に調べると”アカボシゴマダラ”という外来の蝶で駆除する対象と書かれている文章を見つけて少し驚きました。人間の勝手な思い込みとは分かっていても、台所をうろつくゴキブリならスリッパで叩いてもそれ程胸が痛みませんがこの美しい蝶を踏み潰すには勇気がいります。これを見納めとして、この道はこの季節に通らない事にしようかとも思います(季節がやってくるとこの蝶を見たくなるかもしれませんが)。2020.07.13

ジョギングする土手の野の花スライド
土手に密やかに咲く可憐な野の花の画像をニコンのイメージ・スペース・土手に咲く野の花のスライドでご覧いただけます。現在作業中の為野草の名前等が違っている場合もある事をお許しください。2020.07.13
スライドショー・一覧表
トダスゲ

土手に新聞紙を広げて昼食をとる事にしました。セブンイレブンで買ったおにぎりとドーナツを広大な空の下、人が殆ど通らない土手の上で頬張ります。目の先にはスカイツリーが曇天の雲の中にぼんやりと浮かんでいました。

お茶とテイーをのんびりと飲みながら食後の休憩中に座った横に変わった穂の草を数本見つけました。極めて特異な形から何時か桜草自生地の案内板で見たトダスゲに間違いないと思いました。2020.07.13

今まで注意を払っていませんでしたが、ジョギングする土手には点々とトダスゲが生えていました。セイバンモロコシや葦等の手前の土手の舗装と土の境に多く見られます。注意を払うと特異な穂の姿は直ぐ目に入ります。2020.07.13
桜草自生地の案内板に出ていたトダスゲです。2020.07.13
ミント


夏の花は何故か白い花が多いように感じます。土手の脇にミントの白い花房がかなり群生していました。葉を千切って揉んでみました、確かにミントの香りが漂ってきました。
2020.07.13
これだけの白い花が多く咲いていたのに今まで全く記憶がありません。今年の春から土手の植物に注意を払う様になってからの事です。ミントがこれ程無造作に土手に沢山生えている事に驚きました。2020.07.13
ノジトラノオ

ジョギング中土手の斜面の草むらの中に白い花が7~8本咲いているのが見えました。叢をかき分けて2m程土手を下りてその白い花を見てみました。形からトラノオであろうと推測はしましたが、例によって極めてその種類が多く交配などもあると書かれていて名前の確定に自信が持てずに途方にくれました。一応ノジトラノオではないかと推定しましたが間違いが判明次第訂正いたしたいと思います。後日、極めて類似したイヌヌマトラノオ(犬沼虎の尾)を近くの湿地帯湿地帯で見ましたが。果たして異種か同種か決める事が出来ません。2020.07.13

幾つかのトラノオの説明の中からノジトラノオではないかと推測しましたが果たして正解かどうか不明です。花の部分の高さが大きなもので20cm程の白い花房が風に揺れています。旺盛な雑草の中で人知れず花を咲かせるこのような静かな花々は私の好みに合います、残念なのは名前が分からないために楽しさも何処か尻切れトンボになります。
2020.07.13

ヘクソカズラ

土手の草に絡みつく様に蔦を伸ばしてかなりの範囲に白い花を咲かせる草が見えました。翌日少しピンクがかったヘクソカズラを見たので最初は薄いピンクなのかもしれません。
2020.07.13

写真を撮ろうと近付いた時点で異様な臭いが漂っていました。妻がこの匂う野草の名前を知っていました。

始めて目にし耳にするこの花の名前を聞いて、唖然としてしまいました。誰が最初に呼んだのか極めて即物的な名前の白い花は手折ったりすると更に強い臭気を出すと言われて見るだけにしました。
2020.07.13

アカボシゴマダラの黄色い管が地面に延びています。これ程しみじみと大型の蝶を見る事は出来ませんので理由が分かりませんが、随分目立つ長い管です。

飛び去る気配も見られないので私達人間が立ち去る事にしました。羽化したばかりで未だ人間を恐れないのかもしれませんがしみじみと美しい蝶を観察できました。

ただ、邂逅は一度だけにしたいと思いました。大変楽しい思い出になりました。
2020.07.13

08/14/2020改定
               
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