土手のジョギング №21④・メハジキ 県境の村の花と木・土手の野の花一覧 *(禁)無断使用
5月11日に数本のクマツヅラを見た事を思い出しました。その時はかなり珍しい野の花ではないかと思いました。足を踏み入れた湿地帯の遊歩道で、2か月以上過ぎた初夏に未だ蕾を大量に付けるクマツヅラの塊を目にして野草の生命力の強さを思い知らされました。
20日は土手を10km程のんびりと野の花を探しながらジョギングに汗を流しました。21日は約6km程を前日に目にした花を見ながら水辺を歩きながら写真を撮りました。20日と21日に撮影した画像が混ざっていますが、野の花は気分の落ち着いた21日の散策中に写しました。
湿地帯に設置されたクマツヅラの説明板です。2020.07.20
トラノオに似た優香な咲き方の花です。5月11日に数本のクマツヅラを見た時は調べたこの花の名前に自信が持てませんでしたが、この説明版でその推定が合っていた可能性が高い事が分かりました。
今回は説明版があったおかげで気の重い名前を調べる必要を免れました。2020.07.20
5月11日に数本のクマツヅラを始めて見た時には、花の咲き方が上品な雰囲気を漂わせていたのでかなり珍しい貴重な野草かと思いました。この湿地帯の大量の茎が絡まるように作るクマツヅラの様子からは例え草刈機械で刈り取られても、しっかりと元の姿に回復する力がある事を示しているようです。2020.07.20
葦の茂る湿地帯の中に鮮やかなオレンジ色のユリに似た花が二種類咲いていました。一つはノカンゾウで花びらを確りと開かせています。もう一つの鮮やかな花は鬼百合のようです。湿原の中に立ち入る事が出来ないのでかなり離れた位置から写真を撮りました。
オレンジ色の艶やかな花は夏の近い事を思い知らせてくれました。2020.07.20
野の花にしてはかなりはっきりした色合いの花弁が如何にも目立つ咲き方の花が湿地帯の遊歩道からはみだして幾つかの群落を作っていました。
近くの案内板にまさにその花が出ていたので家に帰ってから調べる必要がありません。何故かほっとしました。ただ花の姿を心置きなく見る事だけを存分に楽しみました。2020.07.21
セリと同じ葉が目立つ野草が湿地帯の中に生えていました。花が終わったと思われる先端部に棘のある丸い実が沢山なっています。2020.07.21
少し離れた土手下の薄暗い湿地帯でセリによく似た白い花を咲かせていました。それもかなり大きな白い花の群落です。茎にざらざらした凹凸が見られる事からヤブジラミと推定出来そうです。
薄暗い場所では白い花が良く目立ちます。時として人は野草に情け容赦のない極めて勅裁な名前を付けるものだと時々可哀そうになるときがあります。2020.07.21
トラノオには幾つかの種類があり私にはその差を明確に判断する事が出来ません。7月13日に見たノジトラノオと推定した花との差がはっきりしませんが、サイトの幾つかの説明等から先端がかなり垂れている事や遊歩道の説明からこの白い花はイヌヌマトラノオと判断しました。
7月13日の花をノジトラノオと推定した花は土手の上部のかなり乾燥した場所に生えていた事や先端部がこれ程垂れ下がっていなかった事などから別種と推定しましたが間違いが判明次第訂正したいと思います。
2020.07.21
雑草が生い茂る湿地帯の中にイヌヌマトラノオの白い花房が点々と見えます。2020.07.21
花房は緩やかな曲線を描いて曲がっています。五弁の白い花びらが密集しています。未だ蕾がかなり見られる事から、出来る限り来週も訪れる事にしようと思いました(果たしてどうなる事やら)。2020.07.21
左下がりと右下がりの二つのイヌヌマトラノオが見事な対象で咲いていました。7月13日に見たノジトラノオと推定した花房はこれ程垂れて居なかった事を思い出しました。
夏を迎えてその緑の濃さを一層高めた雑草の中で白い花房は際立って清楚に見えます。
5キロほどの散策コースの最終行程で足を踏み入れた湿地帯で思いもしなかった幾つかの初対面の花に出会いました。無駄を恐れず足を運んでみる必要性を再度確認しました。
薄暗い湿地帯を抜けて駐車場へと道を急ぎます。カメラを向けるゆとりもない程のスピードで黒いアゲハが早い動きで飛び去って行きました。ふと足元を見るとアカボシゴマダラがゆっくりとした動作で歩いていました。カメラを向けても逃げる様子がありません。ただその姿は、羽根が少し擦れた痛ましい姿でした。短い蝶の一生の終わりが近いのかもしれません。この蝶の動画を掲載してあります。2020.07.21