メタボリックのお陰・改善を楽しんだ5か月・秤は語る③   

体重計は正直に生活を映してくれます。目盛りは食生活から運動の状態まで、私に否応無しに現実を表示、見る方はそれに一喜一憂。時折書き留めて節制の指針としなければなりません。

30年以上にわたる長期の運動不足で、運動開始前には身長は2センチ縮み、反比例するように体重は10キロ増加して70キロ。惨憺たる現実です。

秤は語る

 
2009.4.20
天候はうす曇り、微風。快適なコンデション。土手の野草はその数を増す。復路、立ち止まっては目を休め深呼吸。今年初めてのクロアゲハ、震えるようにタンポポにしがみつく。変哲もない春の土手にも生物の息吹、生きる仲間が私の心臓と足にエネルギーを与えてくれる。

朝の計量で2度目の61キロ台。ジョギングも快適。土手で走る人が一人、追い抜かれる。それにつられて第一の橋まで25分。往復10キロを1時間20分、かなり快調。帰ってからの計量では朝と変わらず。夜、村から山菜が届く。節制も限界、タケノコご飯を大盛り3杯、ウドとタラの芽に箸が伸びる。

村で製造販売されている味噌がうまいのです、この味噌汁をこうなれば自棄だと3杯も、いつもはやっと一杯なのですが。聞けば、少し前まで農家を回って自家製の大豆で味噌を作る人が居たそうなのです。これで数日の努力は全て水の泡。減量するために生きているのではない、楽しく生きるために減量していると開き直る。

こうも考えるのです、今夜増えた体重を減らせれば、その過程で多少は筋肉の増強に使われるであろうと。そうであれば気長に走ることを続ければ良いのだと。

 
2009.4.21
 
午後から仕事で人に会うので朝食後ただちに車で出かける。昨日の頑張りのせいか、3杯のタケノコご飯のせいか走り出してすぐ息がとてつもなく苦しくなる。なんとか第一の橋までたどり着く。それでも25分しかかからなかったのは意外だ。
土手への登り道が第一の関門。土手に登れば展望と野草が道中を励ましてくれる。 昨晩の暴食のお陰で朝食前に計量。悪事は露呈、最悪の結果。63.6キロ。
折り返し点の第2の橋まで45分、出発点に戻ると1時間25分。復路、呼吸と走るリズムが良くなってかなり走れた事は自信になりました。時々小雨、行き交う人もいませんでした。オレンジ1個とお茶ペット・ボトル1本を飲み干す。帰宅後計量すると63.2キロ。食後の秤は更に不機嫌、63.8キロを示す。
 
2009.04.22
  朝の計量、ボクサーの気持ちが分かるよう。やはり筋肉の活動のせいで62キロ台に戻る。一安心。ストレッチをして一日の仕事に向かう。就寝前に風呂に入る時計量、今までで最も悪い64.4キロ。村の友が地元名産の菓子を送ってくれたので2個食べてしまいました。上品な菓子も良いのですが、村のみっちり詰まった物も好きなのです。満腹感を感じるような村の菓子のお陰です。
 
2009/04/23
 

週2回とは言え、走るとご飯がおいしくなり茶碗一杯で治まらなくなります。昨晩も一杯食べても収まらず、いじましくも1/4杯追加してしまいました。それでも筋肉の活性化のお陰か63キロ台に戻ってきました。秤は私を一喜一憂させてくれます。

今晩も歯が痛いと言いながらご飯を2杯半食べてしまいました。3時にはバナナを1本、菓子を1個、自らの意志の弱さを呪います。ご飯が美味しくて食べたい意欲が抑えられないのです。あわててバーベルを90回。

 
2009.04.25
  昨晩もご飯を2杯食べてしまいました。朝食後こわごわと秤にのるとなんと62.8キロ。昨日は恒例のストレッチをやっただけなのに何故でしょう。間食をやらなかったせいかも知れません。夜食後ながら62.4キロ、これも不思議な事です。筋肉の活動のせいとしか思い当たることはありません。もしかして食べるものが筋肉に多少なりとも変わっているのでしょうか。嬉しい結果です。
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土手のジョギング③
 
02/13/2019
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