メタボリックのお陰・改善を楽しんだ5か月④土手の風景

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

土手の野草

クリックしてください、花が交互に入れ替わります

土手を訪れたのは3週間ぶりになります。梅雨の到来を思わせるような曇天、土手の雑草は大きく背丈を伸ばしています。風の途絶えた土手道は草いきれで汗がとめどなく流れてきます。久しぶりに走る、暑さとべとつく空気に苦しさが増します。なんとか目標としている3キロ先の第一の橋まで20分程で走ることが出来ました。水を補給しながら5分歩きながら休憩、第2の橋まで40分で走ることができたのは驚きでした。第2の橋は首都高速、連なる車の列を見るに環状線まで1時間でしょうか。車の渋滞にはうんざりしますが、ここから車列を見ているとそれでも座っていればいずれ着くのだ、走る事の辛さに比べれば贅沢な話だと思えてきました。

土手には奇妙な植物も咲いているのです

復路は歩く区間を増やしています。景色を見ながら深呼吸。2週間で土手の草花の様子が一変しています。

私には名も知らない野草です。走る事に心細さがぬぐえない私にはどれほど野草の姿に励まされるかしれません。雑草に埋もれそうに群落を作る野草は、人の手を借りずにその安住の地を探したのでしょう。生きるべき地に根を生やしている姿は、自然とのバランスを保っています。土手全体の自然の一部として密やかに美しく咲いています。

私はその寡黙な咲き方、分をわきまえた姿に引き付けられるようです。多分この地に牡丹が咲いていてもこれ程の感動は得られない気がするのです。生きる為に余りにも自己を主張し過ぎたようです。静かなる野の花に私は癒されました。

土手の自然が足を前に引っ張ってくれるのです

土手の道には可憐な野草が咲き、鳥が飛び、蝶が舞っています。今日,信じられない事にトンボを見ました。息がきれそうな私を励ましてくれる土手の自然。どれほど元気づけてくれたことか・・・・・

今ではよたよた走る苦しみが随分と薄れてきたのです。ゆっくりと走る復路の道は楽しくさえ感じます。

土手を走っていると突然沢山の鳥の群れが飛び立ちます。逃げ遅れた鳥のくちばしには多分ミミズでしょうか、垂れ下っているのが見えます。鳥に疎い私には名も知りませんが土手の自然の仲間です。私も広い土手にポっつんと足で立つ生物の仲間です。鳥の群れは幾つもこの土手にいるらしく頻繁に走る足元から飛び立ちます。

 クリック

第2の橋の近くの空を模型のグライダーが飛んでいました。静寂な飛行は鳥が飛ぶがごとしです。どうも遠望するとその下に人がぽつんと見えます。往路ですので何かと見に近寄ってみました。
ラジコンのグライダーなのです。親切にも何も知らない私に丁寧に教えてくれました。風を得るために翼を持って振り回しては空に投げ上げます。リモコンで羽根を動かしながら気流に乗せていくのです。空を滑空する美しい姿に感動しています。私も走らなくては・・・

出発前の計量では61.8キロ、いよいよ時々62キロを切る事実を教えられて努力に無駄のない事を知る。ジョギングから帰って更にその効果を示される60.8キロは今まで最も低い値だ。以上は2009・05・11です。
2009/5/12

二日目になるとどうしても体と精神に倦怠感と疲労感が溜まります。それを払拭してくれるのは土手の自然なのです。走る場所の選択は間違っていなかったようです。行き合う人もまれな土手道、自然の中での孤独感、それだけに目にする生き物や野草が心強い道連れ。

この日は雑草にふさがれそうなトレールの足元に蝶がまとわりついてきます。往路は走る事に専念しました。第一の橋まで25分、かなり息苦しかったのですがなんとか走りとおしました。5分歩きながら水と間食でエネルギーを補強します。なんとか折り返し点の第2の橋まで20分、計45分、二日目としては達成感があります。

クロアゲハを見つけました。高く遠く飛翔する様を見上げていました。草むらに下りた所を近付いて撮影しました。かなり草臥れていたので追い切れませんでした。クロアゲハの胴体がこんなに毒々しいオレンジ色だったかと首をかしげています。

このグレーの蝶はスピードが速く撮影が難しいためにこのような姿しか残せませんでした。

 

多分モンキチョウかと思うのですが、蝶の名前に疎いために確かではありません。これはスピードがあまり速くないので何とか追いかける事が出来ます。

それでも小さなコンパクト・カメラですので素早く撮影する事が叶いません。慰めてくれた事だけで私には十分ありがたい事です、その姿をとどめる事が出来たらそれはおまけです。丁度こちらを向いている姿を残す事が出来ました。

写真をクリックしてください。下に埋め込んだ画像と交互に入れ替わって表示されます。

 

 

 

この鳥が私の先導役です。走る前へ前へと飛びながら引っ張ってくれるのです。時に空に群れが翼を広げて飛ぶさまは優れた舞台の役者のように躍動しています。鳥は軽やかに舞い、見上げる私は駄馬のように走るのです。

水上スキーをやっているのには驚きました。多分海で本格的にやる前段階の人の練習だと思います、何度か水中に没していました。

ささやかな自分なりの達成感という喜びに加えて、あるがままの自然に慰められるという幸運。これからの熱い季節に続けられないかもしれないという不安もありますが、やめられそうになくなりました。初期の目的がメタボリックの改善でありました。その目的はほぼ達成できたのですが・・・・

朝食前の計量では61.4キロ。土手のジョギングから帰宅してからの計量で61キロ、朝食前のウエイトとしては効果はかなり限定的です。何故体重の増減が運動と連動しない時もあるのか分かりません。それでも通常は62キロに収まるようになりました。
 
土手のジョギング④
 
本日カウント数-
昨日カウント数-
・4
10/21/2020
Copyright (C) Oct. 10,2007 Oozora.All Right Reserved.