草紅葉の土手のジョギング  菜の花の土手  彼岸花の土手のジョギング@ A B
12月10日折り返し点からの帰路、天候が回復すると富士山が薄く姿を表してくれました
 県境の村の花と木土手の野の花一覧

久し振りにジョギングで馴染みの土手にやって来ました。辺りは既に冬の気配、季節はあっという間に進んでいました。広大な土手では草紅葉と木々の紅葉が始まっていました。紅葉も私の好みの黄金色に染まっています、さり気ない紅葉は心を和ませてくれます。11月26日草紅葉の土手と紅葉が更に進んだ12月3日・富士山を目にした12月10日の3回分を掲載しました。2018.12.03

2018年11月26日の草紅葉の土手のジョギング2018.11.26

土手の斜面はセイバンモロコシ(ジョンソン・グラス)の赤紫色の稲生のような穂が一面に生えていました。

濃いえんじ色の穂は見ている分には美し秋の景色です。調べてみると、繁殖力の強い外来種で日本の在来種の生態系には余り良くない植物のようです。坂道を登って土手にやってきました。約5kmの折り返し点まで360度の景色を眺めながらよたよたと走る事にします。

2018.11.26

 

登ってきた坂道を振り返ると広大な青空が広がっています。日々の暮らしのしがらみを一時忘れさせてくれる青天井です。2018.11.26

土手一面を埋めるセイバンモロコシ、延々と続きます。南に向かって折り返し点に向かう右手には川が左手には貯水池、その際に紅葉の並木が続いています。

私は土手を右に左にと替えながら美しい草紅葉と紅葉を見ながら進みます。2018.11.26

今まで、このセイバンモロコシがこれ程テリトリーを広げているとは思いもよりませんでした。見ている分には少し激しい色ながら秋らしい野草の趣があります。2018.11.26

 

土手の東側の貯水池の林が秋の気配です。

草モミジの斜面の先に色付いた木々の列が続きます。貯水池を含めた広大な公園の一部は、自然保護の為に立ち入り禁止になっています。

幾つかは植えられた樹木も環境を守った自然林の趣が感じられます。2018.11.26

行き会う人も少ない広大な土手では何気なく咲く野の花にも、それが例えセイダカアワダチソウでも、心を惹かれます。広大な土手の斜面ではそれぞれの植物が日々生存を掛けた戦いを繰り広げている事が分かります。2018.11.26

出発点から約5kmの折り返しが近づいてきました。相変わらずセイダンモロコシの群生が土手の両側に広がっています。

進む方向の空の中心にスカイツリーが見えます。折り返し点の壁にタッチして5km先の出発点に戻る事にします。2018.11.26

2018年12月3日・土手下の紅葉を望む

一週間前の11月26日から更に草紅葉の帯が広がっているようです。広大な空の下、延々と続く土手の両側の斜面は華やかな春と異なりますが落ち着いた色合いに染められています。2018.12.03

折り返し点に向かって左側に貯水池が望まれます。自然保護の為の一部は立ち入り禁止区域に指定されています、葦の穂が白い綿毛を付けていました。

2018.12.03

心が落ち着く穏やかな黄金色に色付いた草原と林を見ていると、知らぬ間に行程が進んでいます。2018.12.03

今日が丁度黄ばんだ木々が最も綺麗な時かも知れません。自然保護の為に立ち入り禁止の区間、赤い紅葉は見られませんが落ち着いた色に染められていました。2018.12.03

出発点から5kmの折り返し点、これから引き返す事になります。引き返すと貯水池は右に見えます。立ち入り禁止の下流部には広い葦の原が広がっています。2018.12.03

土手下の公園

ジョギングが終わってからの帰路の途中、車で土手下の公園に立ち寄ってみました。上から見ている林の様子を知りたいと思ったのです。

写真左に何時もジョギングをする土手の斜面が見えます。そこから見下ろしている事になります。

2018.12.03

立ち入りが可能なスペースにはやはり多くは植えられたと思われる木々が多いようです。それでも目立つ赤い紅葉などがないので自然な雰囲気がします。2018.12.03

 

小山でもあるのかかなりの大木が望まれます。時間がないので遠望だけに留めましたがいい感じの森です。2018.12.03

公園で良く見られるメタセコイア、かなり色が強く出ています。2018.12.03

木の名前は分かりませんがまるで実がなっているかと思われるほどの紅葉が見えたので近寄ってみました。2018.12.03

公園の一角には釣り堀がありました。かなりの人がのんびりと釣りを楽しんでいます。釣り堀の前にまるで樹木のような茎を持つ皇帝ダリアが咲いていました。2018.12.03

2018年12月10日・富士山を望む

土手に登ると空気が澄んでいるせいか奥多摩から秩父の山並みがくっきりと見えました。もしかすると富士山が見えるかとそのあたりに目を凝らしましたが生憎雲が塞いでいるようです。

それでも諦めきれずに往路の5kmは富士山の出現を確認しながら走りました。陽気の加減でその出現は極めて気まぐれなのです。2018.12.10

見えるとすると往路は右手に富士山が姿を現すのですが、雲が晴れません。ふと左を見るとスカイツリーが想像より左に見えています。

もっと折り返し点近くの正面でみる事はあるのですが、かなり手前から、それもこれ程左手に見えるとは知りませんでした。 来春、桜の咲く頃、又、スカイツリーの下を通って海までジョギングをすることが出来る事を祈っています。2018.12.10

折り返しが近づいてきました、スカイツリーが正面に見えてきました。つまり川が大きく蛇行しているという事のようです。折り返し地点の首都高速のトンネルの壁にタッチして引き返すことにします。2018.12.10
復路も富士山が姿を現さないかと注意しながらジョギングを続けます。途中、今年の異常気象のせいか、咲きだした季節外れの菜の花を手折って家に持ち帰る事にします。2018.12.10

幾ら目を凝らしても富士山の見える方向には雲がかかっています。諦めて走る事に専念しました。

出発点まで戻る途中、後2kmという最も富士山の姿が美しく見える場所で念の為に空を透かして見ました。なんと薄く富士山の影が見えるのです。その山影は出発点に進むほどに僅かずつはっきりしてきました。まさに念ずれば通じるです、思いもしない幸運です。2018.12.10

出発点に戻る頃には富士山の姿は又雲の中に沈んでしまいました。一時だけ姿を表してくれたようです。家に帰って富士山の御利益に思える菜の花を花瓶に生けてみました。一時そこが暖かい春の景色に変わったようです。

ほんの一時姿を現してくれた富士山は、なんでも諦めずにやるだけはやってみるものだと言う事を教えてくれたようです。

これからは冬の冷気が益々強まる季節になります、多分土手の上からもっとはっきりとした姿が望める事でしょう。寒風の吹く土手を富士山との道行する季節はもうすぐです。

2018.12.10

久し振りの土手のジョギング、季節は初冬の頃となっていました。草紅葉・紅葉・富士山と三題噺のような楽しい思い出が出来ました。出来るだけ長く通えることを訪れる神社でお願いをしようと思いました。

 
土手のジョギングK
 
04/17/2021
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