土手のジョギング№21・7月の土手の野の花⑦ ①へ   ④へ  
菜の花の土手 彼岸花の土手のジョギング① 

土手のジョギング №21⑦・カワジシャ  県境の村の花と木土手の野の花一覧 ()無断転載

ジョギングする土手の野の花スライド
土手に密やかに咲く可憐な野の花の画像をニコンのイメージ・スペース・土手に咲く野の花のスライドでご覧いただけます。現在作業中の為野草の名前等が違っている場合もある事をお許しください。2020.07.28
スライドショー・一覧表

昨日の27日は5km程を歩き、翌28日は土手を訪れる目的である10km程のジョギングを楽しみました。

28日はジョギングの後、更に土手を走って久し振りに桜草自生地を訪ねて見ました。時折落ちる雨の雫を花弁に貯めたヒルガオが薄暗い自生地の中でハッとするほどの美しさで咲いていました。2020.07.28

オニユリ

桜草自生地は春の面影は皆無、見渡す限りの葦の原が広がっています。桜草はその姿を葦の中に没して気配も感じさせません。穴倉のような細い遊歩道を辿りながら野の花を探しました。

遊歩道の脇に、はみ出すように豪華なオニユリが咲いています。2020.07.28

 

少し前、自生地で見たオニユリはかなり離れた場所に群落を作っていましたが今回は目の前に圧倒的な派手さで咲いています。背丈を超える葦の原の中の遊歩道の左右に小さな群落を作っていました。最も目立つ位置からシャッターを押してみます。見上げると花弁が眼前を塞ぐほどに全てを見せつけてくれました。

2020.07.28

キンミズヒキ (金水引)

草丈が膝の高さほどの黄色い花がかなり目につきました。秋の花のようですが湿地帯と高い葦に囲まれて冷たい外気が保たれているせいか春は長く秋が早くやってくるようです。県境の高原の村の気候を思いだしました。多くが半分ほどは蕾の状態です、咲き始めの透明感のある綺麗な花弁が見られました。2020.07.28

どちらかと言うと湿地帯を好む野の花に見えます。 降り続く雨があちらこちらに水溜まりを作っています、その脇に生き生きと黄色い花びらを開かせていました。
2020.07.28

セリ

立ち入りの出来ない桜草自生地の中にセリと思える大きな白い花の群落が見られます。畳3枚ほどの大きな塊を作っていました。2020.07.28

ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)

遊歩道の脇に極めて小さな花が10本程咲いていました。花がかなり小さいのではっきり確認が出来ませんが未だ蕾のようです。茎にはかなりの棘が見られます。余りにも花が小さいのでニコンの小型防水デジカメでは上手くピントが合わせられませんでした。

家に帰ってから調べると、この棘から名前が付いた極めて奇妙な名前の”ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)”か”アキノウナギツカミ(秋の鰻掴み)”が最も近いと推定しました。棘がかなり目立つ事や花房が小ぶりである事からママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)ではないかと推定しました。2020.07.28

1週間後の8月2日、土手のジョギングが終わった後に再度桜草自生地を訪ねてみました。ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)と推定した赤い小さな花を写しましたがそれでもはっきりと写せませんでした。何しろ厳しい猛暑に加えて背丈を超える葦の原の中のトンネルような細い道の脇に花が開いています。汗が噴き出してきます。2020.08.03
ミズタマソウ(水玉草)

久し振りに訪れた桜草自生地は春の桜草が咲く季節とは大きく様変わりして遊歩道は一面の葦の原の中に細々と続いています。遊歩道の脇に小さな白い花を付けた野の花を見つけました。2020.07.28

小型防水デジタルカメラで目一杯のクローズ・アップで写しましたが中々ピントが合わせられません。それでも全体を見るより、馴染みのない野の花の例にもれず花に顔を近づけて詳細に見ると不思議な造形が見えてきます。そしてこのように蕾が混ざって見られる花は咲き始めの最も美しい花弁の色を見せてくれようです。2020.07.28

小さな白い花に目一杯の細工を施した不思議な花に出会いました。この野の花の名前が合っている事を祈っています。2020.07.28

オトギリソウ(弟切草)

一面の葦の原となってしまった桜草自生地の遊歩道の水溜りの脇に茎丈が50~60cm程の黄色い蕾の花が何本か目に入りました。後少しで花が開かせる蕾の状態の花です。2020.07.28

トンボの翅を広げるように花弁の下に葉を伸ばしています。かなり特異な形からトギリソウと推定しました。来週訪れる事が出来れば花弁を見る事が出来そうですが果たして来られるかどうか・・。それでも最も新鮮な花の色を見られただけでも良しとしなくてはと思い直しました。2020.07.28

 
カワジシャ(川萵苣)

桜草自生地から駐車場に一旦戻りました。駐車場を通り越して水溜りの中に群生するカヤツリグサを見に行くことにします。前日の散策の折に3種類の異なるカヤツリグサがあったのでそれぞれを再度落ち着いて確認したいと思ったのです。素人の私の推測ながら、やはりカヤツリグサタマガヤツリメリケンガヤツリの3つの種類があると思われます。

小さな水溜まりの中でカヤツリグサを探していると、草丈20cm程の綺麗な青い野の花を見つけました。私の好きな野草のオオカワジシャとそっくりです。土手のオオカワジヤは既にほとんどの花が散ってしまっています。今こうして咲くこの小さな花は幾つかのサイトで減少する野の花と書かれているカワジシャではないかと思いました。

2020.07.28

オオカワジシャとそっくりで花の姿も清楚で花びらも開きだした最も美しい色合いです。花弁の色合いや模様などがオオカワジシャに比べると幾分抑えた咲き方に見えます。初めて目にするカワジシャに見惚れてしまいました。駐車場を通り越して、土手を超えてここまでやってくるのが少し億劫に感じていましたが今ではやはり”何でもやってみないと”と心に言い聞かせました。

多分、又今回の幸運の成り行きを忘れなければどこかで再度幸運に出会うであろうと思いました。28日の長いジョギングの行程がやっと終わりました。土手を登り駐車場に戻る事にします。2020.07.28

2020年7月はコロナ・ウイルスの第二波に翻弄されました。楽しみしていた県境の村の花も川も山も出かける事が出来ませんでした。毎週の休みは人影のほとんどない土手のジョギングと散策で時を過ごすことになりましたが、そのお陰で随分多くの野の花に出会う事が出来たのは、最初の目論見以上の楽しみでありました。2020年7月土手のジョギング№21・土手の野の花❶~❼終わり。2020.07.28

08/07/2020
               
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