土手のジョギング №21⑦・イチビ (禁)無断転載
長い今年の梅雨が終わった途端に猛暑の夏になりました。激変ぶりに体が馴染まない猛暑の中ジョギングも少し朝早めにやることになりました。それでも途中車が込んでいて出発は10時を過ぎていました。
大汗をかきながら5km先の折り返し点の3番目の首都高速の橋に到着、都内に入る車と出る車が列をなしています。人影のほとんど見られない土手の上とは別世界です。橋げたにタッチしてから土手下に降りてみました。
橋げたの下には冷気が漂っています。持参の氷水を飲みながら花を探すことにしました。
川岸の近くの草むらに畳一枚ほどの大きなツユクサの群落を見つけました。冷気さえ感じさせる紫の花に出会って一息入れる事が出来ました。2020.08.03
土手下の道の左右を見ながらゆっくりとジョギングを始めます。多分花の名前に間違いはないと思うのですがヒメジョオンが咲いていました。2020.08.03
広い河原の中では多少の群落もそれ程鬱陶しくは感じません。幾らヒメジョオンでも盛りの緑の雑草には太刀打ちできなようで周りをがっちりを固められています。2020.08.03
100m程は土手下の河原をゆっくり走りながらきょろきょろと辺りを見回しましたが目新しい花は目に入りませんでした。これから土手への坂道を登り、強い日差しを避ける為に何時も中土手ではなく左岸の土手を戻る事にします。2020.08.03
左岸の土手を暫く進みます。土手下の湿地帯にハルシャギクの咲き残りの花がうっすらと見えました。土手を下りてみる事にしました。多くの花は既に終わって茎から種らしきものが下がっていました。
土手を登って戻る途中に不細工な白い花の塊を見つけました。2020.08.03
地面を這うようにツルを伸ばした大きな葉の下に硬そうなしっかりした白い花が固まって咲いていました。帰ってから調べて見るとまさにこの画像とぴったりの野の花をサイトの中で見つけました。秋には実を成らせるようです。一般的には薄紫の花が咲き、この白い花の種類はシロバナガガイモと呼ばれると書かれていました。 2020.08.03
暫くの間はカンカン照りの土手の上を進みます。雑草の緑の中に黄色の花が見えました。蛇でもいないかと恐る恐る草むらを下ってみました。草丈は約1m程の確りした野の花の姿です。2020.08.03
更に土手をゆっくり走っていくとまとまりのある姿の白い花が咲いていました。未だ咲き始めの花らしく白い花弁が透明感のある美しい色合いです。2020.08.03
果たしてこの野の花が”ヨメナ”で正しいかどうか確信が持てません。もう少し他の花芽も開花すると全体像が分かると思うのですが、広い土手の中の何処で見たかを覚えていません、次回訪れる機会がある極めて不確定です。目的の距離をジョギングする事が主たる目的であり、野の花を見るのはその途次の息抜きになります。2020.08.03
2番目の橋の下まで戻ってきました。叢の中に茎を横に伸ばすようにして先端部に微小な白い花を付けた野の花を見つけました。花は極めて小さく目を近づけても全体をハッキリ見る事が難しそうです。2020.08.03
小型の防水カメラを目一杯にクローズ・アップにして何とか写るようにと念じながらシャッターを押しました。運良くピントが合って花の形が確認できました。何か石で出来ているかと思いえるほどしっかりした花弁です。私の記憶では花弁は5mm程度の大きさだったと思います。
サイトで調べる花弁の微小な事などが書かれていたことから”オオニシキソウ”と推定しました。2020.08.03
土手下のじめっとした場所にはかなりアレチハナガサがあちらこちらに花を咲かせていました。私の思ったより花の季節が長いようで春から夏まで咲いているようです。アレチハナガサの花に白いモンシロチョウが止まって蜜を吸っていました。蝶類も春先とは異なり警戒心が強くなり近づくと直ぐ飛び去ってしました。
2020.08.03
帰路、左岸の土手から2番目の橋を眺めています。土手下に見える湿地帯にハルシャギクの咲き残りが目に入りました。さらに1km程進んでから土手を下りてみる事にします。
2番目の橋からは土手下を走る事にします。そこは道の脇に小さな並木道が続くので日陰の下をゆっくりとジョギングをする事が出来ます。
大切に飲んでいるペット・ボトルの氷水を一口だけ飲みました。2020.08.03