土手のジョギング17・土手の野の花@ A B
 菜の花の土手 彼岸花の土手のジョギング@ A

人影のまばらな土手のジョギング・2.5km程道草をして桜草自生地を歩く

県境の村の花と木土手の野の花一覧
ジョギングする土手の野の花スライド

土手に密やかに咲く可憐な野の花の画像をニコンのイメージ・スペース・土手に咲く野の花のスライドでご覧いただけます。現在作業中の為野草の名前等が違っている場合もある事をお許しください。

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2019年10月の台風19号で、何時も往復10kmのジョギングを楽しむ土手の周辺も大きな被害が出て、多くの場所に立ち入ることが出来なくなりました。

その間にコロナウイルスの発生という未曾有の事態となり、今年の北国の桜は諦めざるを得なくなりました。その間、週一度の休日は立ち入りの出来る範囲の土手でのジョギングでストレスを解消しています。何処もが都内の公園と異なり人に出会うことが極めて少ない場所にあります。色々な情報から考えて、人との遭遇が極めて稀な土手の上でのジョギングは、このような状況下でも許容範囲に入っているように推測できるので続けているのですが、更に悪化して異なる情報が出た場合は諦めるつもりでいます。

4月20日からは、私に馴染みの場所にも立ち入りが可能となりやっと落ち着いてジョギングを楽しむ事が出来る様になりました。

2020年春の中山道から隅田川沿いを海までのジョギングでは2代目のオリンパス防水カメラ・TG850(写真右)の液晶が写らなくなり大慌てをしたので、次の3代目の防水カメラはニコンのクールピックスW300(写真左)にしました。早速カメラのテストに土手の野草を撮ってみる事にしたところ、今までそれほど関心を持たなかった雑草のような花の美しさに魅かれてしまいました。

雑草に埋もれて密かに咲く小さな花々はどれもが小さく辺りと調和を保ちながら居場所を得ていました。シャクヤクなら八重より一重、洋種の花なら精々清楚なクリスマス・ローズまで、桜は一本桜と言う私の好みにぴったりの花々に出会いました。複数回の、往復10kmの土手のジョギングの途中の花々との出会いです。花々は河畔の自然の一つの彩として静かに咲いています。それらの土手の草花との新しい出会いを新しいカメラで試してみました。2020.04.07

桜草自生地・2020年4月7日

ジョギングの出発点の駐車場の近くにサクラソウの自生地が広がっています。江戸の物語にも時折登場するのですが、隅田川上流部にあるこの地のサクラソウが、春になると江戸まで運ばれて売られた話を読んだことがあります。

現在も出来る限り自然の状態を維持した状態の中で雑草とのせめぎあいの中に必死に居場所を確保してサクラソウが咲いています。健気で凛とした姿には心を打たれます。一画には桜並木が見られます。丁度散り始めた桜の吹雪の下で昼の弁当を食べました。この日も人影はまばらで数人の人が視界に入っただけでした。2020.04.07

かなり広大なサクラソウ自生地、サクラソウの群落は圧倒的な雑草の中に僅かに見られるだけです。そしてそれが有るがままの自然の姿の奥深い美しさを産み出しているように感じました。

昨年の台風の折りにはこの辺り一面も濁流に洗われていました。現在でもダンプの隊列が工事に走り回っています。開花に合わせて再開したと思われる自生地は車で来られないせいか、人影が殆ど見えません。2020.04.07

遊歩道からかなり離れた場所にサクラソウの群落が望まれます。近くに咲いてくれたらと思うのですが、こればかりはままになりません。2020.04.07

やっと足元の近くに可憐なサクラソウを見る事が出来ました。

突然県境の村に咲くサクラソウを思い出してしまいました。コロナウイルスの騒動が収まるまでは出かけられない内に、今年の村の花の季節は終わってしまうようです。2020.04.07

桜草自生地への車での立ち入りが昨年秋の台風19号の水害で出来ないために訪れる人は極めてまばらでした。

かなり広大な河川敷の草原の雑草の中に所々大きなサクラソウの群落が広がっています。2020.04.07

 
サクラソウ自生地は遊歩道以外に立ち入ることが出来ないためにまじかでサクラソウを見られる場所には限りがあります。雑草の中に何とかテリトリーを確保した清楚な花です。2020.04.07
もう一つのサクラソウ自生地

 

土手のジョギングのスタート地点近くにも、もう一つの小さなサクラソウの自生地があります。

雨の降り続く一日、ジョギングの予定がふいになったので、買い物の後妻と桜草を見に行くことにしました。冷雨の降りしきる駐車場からの道に人影は有りませんでした。

多分本元の自生地のサクラソウが枯れた時や水害などに遭遇した折の予備ではないかと思われます。狭いスペースなのでサクラソウをまじかに見る事が出来ます。2020.04.20

こちらの自生地も、本元の広大な自生地と同じく、晴天でもそれ程人が見ている事もありません。ジョギングする道の脇なので目の前のサクラソウをゆっくりと楽しんでいます。前回4月7日より更にサクラソウの開花が進んでいる事が分かります。

雨が降っているので新しいニコン防水カメラのテストを行いました。クローズアップがかなりきれいでサクラソウに残る雨の粒まで写ります。2020.04.20

傘を差しながらのサクラソウ見物、雑草との競合にかなり良い勝負としているようです。これから少しでこの辺りは一面の葦の原っぱになってしまいます。2020.04.20

嬉しい事に未だ蕾が残っています。もしかすると一週間ほどはサクラソウを見る事が出来るかもしれないという希望が湧いてきました。鬱陶しいコロナウイルスの状況の中での一つの細やかな心の光明です。2020.04.20

自生地には昨夜来からの雨で大きな水たまりが出来ています。サクラソウの咲く一帯に更に自然の風味が加わっていました。2020.04.20

   
恰も水の中に咲くサクラソウの様相です。あえてサクラソウだらけにしない自然の風情を残してくれているこの地の管理に感謝しなくてはなりません。2020.04.20
晴天なら、コロナウイルスの影響か、近頃はまばらではあっても人影が風景の中に見られるのですが、流石今日は二人の人影を遠くに見ただけでした。2020.04.20

緩かな坂道を土手まで登り水門の陰で雨宿りをしながら、セブンイレブンで買い求めたおにぎりを食べました。

水門の前の土手にヘラオオバコの花が咲いていました。新しいニコンのカメラのテストを兼ねてクローズアップで撮ったところかなり満足する画面になりました。明日は晴天の天気予報、ジョギングに出かける事にしています、その途中、野草を新しいカメラのテストの為に撮って見る事を思いつきました。2020.04.20

 

コロナウイルスで心が塞がれる日々、大きく広がる大空の下のジョギングは新しいエネルギーを与えてくれるようです。そして人影のまばらな土手に静かに咲く花々が、更に変わらぬ日常のある事を知らせてくれます。2020.04.20

 

 

10/23/2020
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