土手のジョギング19・土手の野の花❶    
菜の花の土手 彼岸花の土手のジョギング① 

人影のまばらな土手の野の花を見ながらのジョギング・満開のニワゼキショウ

 県境の村の花と木土手の野の花一覧
ジョギングする土手の野の花スライド
土手に密やかに咲く可憐な野の花の画像をニコンのイメージ・スペース・土手に咲く野の花のスライドでご覧いただけます。現在作業中の為野草の名前等が違っている場合もある事をお許しください。

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桜草自生地は既に一面が緑色に染められた葦の原に変わっていました。季節の移ろいは素早く又確実に進んで行きます。

それでも葦で覆われた地面の隙間から可憐なサクラソウの咲き残りが姿を見せてくれました。一見桜草を圧し潰すように繁茂する葦の原が桜草を守る事にも役立つという話を聞いたことがあります。自然の企みの見事なバランスに驚かされます。

野の草花を愛でながらの土手のジョギング・2020年5月11日

出発から5km先のジョギングの折り返し点に到着。

晴れ渡った広大な空の下に広がる風景を楽しみながら持ってきた氷水を喉に流し込みました。土手一面にナヨクサフジの群落が広がっています。むせ返る様な紫色の風景です。2020.05.11

ナヨクサフジを背景に、優雅な姿のマツバウンランが未だ咲いていてくれました。

マツバウンランは、野草にしては整った姿で楚々として咲く花です。人の手を借りずに生き残る事が難しいのでは案じてしまいます。

野に咲く花には多分そんな安っぽい気遣いは無用なのでしょう。2020.05.11

ジョギングする土手の道

今日は夏を思わせる強い日差しが体を覆います。冷蔵庫で凍らせた氷水が必需品になりそうです。出発地点から見ると人影は一人だけ見えるだけでした。2020.05.11

大きく広がる空の雲を見ながら殆ど人影の見えない土手をのんびりとジョギングを楽しんでいます。2020.05.11

ジョギンクする土手の上を横切ったりしながら訓練を続けるヘリコプターが目に入りました。

人影の見えないせいか訓練するヘリコプターもかなり低空を飛んでいくように感じました。それが訓練の一つなのかもしれません。2020.05.11

右手の土手では大きな重機が草刈り作業をしています。この重機は人が乗って運転する事はなく、まるでゲームをしているかと思えるコントローラーを手で操っていました(実際はかなり神経を使っているとは思うのですが)。土手に見張りの人が一人とこのコントローラーを操る人の二人だけで作業が進んでいるのをジョギングをしながら興味深く見学させて貰いました。2020.05.11

土手の上を飛ぶヘリコプター、水面の上で暫くバリングをしては土手を超えて又戻ってくることを繰り返しています。広大な大空に浮かぶ姿を目で追うより、実際はかなりのスピードだと思われます。2020.05.11
川面にはエンジン音を響かせて水上スキーの訓練する姿が見えます。2020.05.11
片道5kmの折り返し点はあと少しです。土手に人影は殆ど見えません。水門の右手にスカイツリーが見えてきました。青い空には雲が点々と浮かんでいます。コロナ・ウイルスの騒ぎが他所事のような風景の中に身を置いています。2020.05.11
 
トチノキ

土手下に公園が見えます。普段は訪ねる事は無いのですが桃色の花を付けたかなり大きな樹木が数本見えたので土手を降りて見ました。

トチノキの花房が大量に咲いていました。大きく広がる青空の下で見ると、夏を思わせる風景です。2020.05.11

チガヤ

日当たりの良い土手の際に一列に並んでチガヤが穂を輝かせていました。

今までなら目にも留めなかった野草ですが、今はその姿に親しみを感じています。2020.05.11

心地良い薫風が体を冷やしてくれる快適な天候、チガヤもその風に身を任せて穂を揺らしています。今までなら広大な青空と雲が土手の常連の道ずれでしたが、これからは目を忙しく動かさなくては済みそうもありません。2020.05.11

 

ニワゼキショウ(庭石菖)

ニワゼキショウが満開の時を迎えたようです。所々に大きな群落をつくっていました。咲き方が野草にしては優雅な花弁です。

花の色も白・青・桃色と変化に富んでいます。2020.05.11

紫がかった桃色のニワゼキショウ、草丈は20センチほどの可憐な姿の花です。2020.05.11
草地に今が盛りと沢山のニワゼキショウが花を開かせていますが、余程注意を払って見ていないとこの可憐な花の姿を確認する事はできないでしょう。2020.05.11

新しい防水カメラなので未だ使い慣れていません。特に花弁を写すズームのピントが中々その程度が分からず難儀しています。

駄目で元々の気持ちでやたらとシャッターを押しているところです。2020.05.11

 

白い花弁の中心が紫に染まった珍しい色合いのニワゼキショウです。もしかするとこれから白く変化するのかもしれません。2020.05.11
 

ムラサキカタバミ

類似した花が多く、名前を特定するのは知識の無い私にはおお仕事です。時折名無しの野の花を、ただ綺麗だと感動するだけならどれ程楽しいかと思ったりもします。

それでも、次に同じ花に出会った折にはやはり名前を知っていた方がより親しみを感じる事が分かってきました。焦らずに時間を掛けて名前を知る事にしました。この名前もちがっているかもしれません。2020.05.11

少し赤味がかった紫色のカタバミに出会いました。多分これもムラサキカタバミではないかと思いました。葉の赤紫色をしたアカカタバミ(赤傍食)を土手で見つけました。

*カタバミの種類はかなり多く、素人の私には正確に名前を特定が出来ません、間違っているかもしれませんがこの黄色のカタバミイモモカタバミムラサキカタバミアカカタバミタチカタバミタチカタバミをご参照ください。

2020.05.25

ヤセウツボ

極めて奇妙な姿の植物が数本纏まって立ち上がっています。地中海沿岸原産の帰来植物で、他の植物に寄生して生きる植物と書かれています。それを知ってしまってからはこの季節、随分土手に繁茂している様子が目に留まって成りません。2020.05.11

 

夏を思わせる日差しを受けながらゆっくりと野草を見ながらジョギングを楽しみました。薫風が体を冷やしてくれる快適な一日でした。この間は、頭の中にコロナ・ウイルスの事を頭に浮かべる隙間は有りませんでした。青空の広がる広大な自然の中にただ何となく身を置いていました。それは極めて心地よい時間です。帰りの車の中で、ふと今年最後の名残の桜草の姿を思い出しました。再会と言う目的が一つ得られました。2020.05.11

 

06/10/2020
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