土手のジョギング17・土手の野の花B  @ A ・ 
菜の花の土手  彼岸花の土手のジョギング@ A

人影のまばらな土手の野の花を見ながらのジョギング・優雅なマツバウンランに出会う

県境の村の花と木土手の野の花一覧
野の草花を愛でながらの土手のジョギング・2020年4月21日

昨日の雨の桜草を見た翌日はジョギングに最適の陽気となりました。駐車場に車を入れてから昨日見た桜草の自生地を右手に見ながら土手に登りました。あいにくの曇り空で富士山を見る事は叶いませんでしたが、ぼんやりとスカイツリーが見えました。

時折土手の草花に足を止めながら折り返し地点の5km先の橋を目指してのんびりとジョギングを開始しました。尚草花の名前が違っている場合もあります。分かり次第訂正いたします。

今まで馴染みの無かった野草なので名前が分からず、ネットで調べさせて貰っています。サイトに書いている方々はかなり専門的な方が多く、毒草等と書かれている野草や農産物に被害を及ぼす外来植物であったりする花が見つかり、どうしたものかと思っています。海に囲まれたこの国に根付く事が自力では不可能な野草に罪科があるわけではないのは自明の理なのですが戸惑いが生まれてきます。。

そういえば、ジョギングの途中の土手のかなりの広い範囲で"オオキンケイギク"が咲いたのを見て綺麗だと掲載した事があるのですが、後から駆除する外来植物であることを知った事があります。この駆除に管理者が草刈りをかなり頻繁に行っていたことを思い出しました(その困難な作業で私が見た土手にはほとんど見当たらなくなりましたが、今では県境の村でも目にするほどに蔓延っています)。2020.04.21

ジョギングする土手の野の花スライド
土手に密やかに咲く可憐な野の花の画像をニコンのイメージ・スペース・土手に咲く野の花のスライドでご覧いただけます。現在作業中の為野草の名前等が違っている場合もある事をお許しください。

画像をクリックしてください
 
マツバウンラン

ジョギングの出発点から約5kmの折り返し点に着きました。土手の上で野草を探していると見るからに優雅な薄紫の花の群生が目に入りました。最後に大きな幸運に当たったようです。幾度となくこの地点で折り返していましたがそれ程足元の野草に注意を払っていなかったので気が付きませんでした。北アメリカ原産の帰化植物のマツバウンランのようです。2020.04.21

直立して立つ草丈が約60cm程、茎に沢山の薄紫の花が咲いていました。普通の風景の中に高貴な雰囲気を漂わせた野草がただ咲いている姿に心をうたれました。慣れない新しい3代目のニコンのコンパクト防水カメラのテストなので果たして写っているかと不安でしたが何とか見られそうです。2020.04.21

 

マツバウンランに出会えたことで大きな満足感を心に抱きながら5kmの折り返し点から出発点に戻る事にします。折り返し点の傍の小さな社が土手から見えます。

ジョギングをしながら片手拝みでお礼を申し述べて駐車場まで戻る事にします。2020.04.21

オオカワジシャ

帰路、一旦土手の下に降りて見ました。土手の下に細い道が通じている場所があります。以前この道の両側で野ばらの花を見た事を思い出しました。

季節が早いのか野ばらは未だ見つかりませんでした。その代わりに足元に見慣れない美しいブルーの花が咲いていました。花弁はオオイヌノフグリに類似した可憐な青い花です。この花も帰化植物のようです。

 

2020.04.21

 

土手を下って川沿いの細い道を進みます。人っ子一人通る人はいません。昨年秋の台風19号で堆積したごみや泥が高く積もった脇にこの青い花弁のオオカワジシャはヒッソリと咲いていました。このような咲き方は私の好みに大いに合います。多分この花を見る人は誰一人いないでしょう。2020.04.21
この後の6月2日、土手を下りて川岸を辿るとオオカワジシャの群落に出会いました。その時の画像の一部です。ベニシジミがオオカワジシャに止まって蜜を吸っていました。
この後の6月2日、土手を下りて川岸を辿るとオオカワジシャの群落に出会いました。その時の写真の一部です。
タチイヌノフグリ
青い美しい花は雑草の中でも一際目立ちます。オオイヌノフグリとそっくりですが花びらの大きさが明らかに小さいのが特徴です。2020.04.21
 

タガラシ

地面に這いつくばるように咲く小さな花です。今までなら気にも留めなかった花でしょう。毒草との事、思いもよらない事です。2020.04.21

1cm程の小さな花弁なので雑草の陰に生えていると見逃してしまいそうです。類似の野草が幾つかあるので間違っているかもしれません。2020.04.21

カラスムギ

駐車場から約5kmの折り返し点に近くにはカラスムギの群落が見られます。風に茎全体が大きく揺れていました。

幾つかのサイトで名前を調べさせて貰っていますが、私はただ風景の中の彩として見ていましたが、農作物にはとっては防除すべき帰化植物のようです。2020.04.21

草丈は1m近くあります。風に大きく茎が揺れています。似た種類にネズミムギがあります。2020.04.21
 
コウゾリナ

土手の下の斜面の雑草の中に少し丈の高い黄色の花が群落を作っていました。山でも時折お目に掛かるコウゾリナのようです。

2020.04.21

 

コメツブツメクサ
まさに”コメツブ”の花の名前の通りの小さな黄色の花が大きな群落を作って咲いていました。2020.04.21

全体でも5〜6mmの小さな花ですが、沢山の小さな花が集まって形作られています。まさに名前の通りの”米粒詰草”状態です。大きな群落を作って咲いています。2020.04.21

 
ナガミヒナゲシ

駐車場から約5kmのジョギングの折り返し地点の土手の草むらから一際目立つオレンジのケシの花が見えました。折り返し点のトンネルの壁にタッチして帰ろうとするとコンクリートの壁に沿って数本の同じ花が花を開かせていました。

始めて目にする花でした。調べて見ると地中海沿岸が原産地の外来植物のナガミヒネゲシでした。

極めて繁殖力が高く、気軽に植えると手に負えなくなるようです。確かにヨーカ堂ショッピング・モールの壁に沿って数株のナガミヒナゲシの花が群生していました。2020.04.21

 
コハコベ

草むらの中に埋もれるように咲いていました。幾つかの群落を作っています。

この群落は未だ蕾です。殆どの野草の名前が分からないためにインターネットで調べながら花の名前を特定していますが違っている場合が少なからずある事をお許しください。2020.04.21

少しぎくしゃくと関節を曲げるような赤味がかった茎が特徴的です。目を凝らして見ないと花の様子が判然としません。カメラを向けた時には気づきませんでしたが、小さな昆虫が雑草にしがみ付いている様子が写っていました。2020.04.21
草むらから飛び出した茎の部分の蕾が陽の光を浴びて白い花弁を開かせていました。2020.04.21

まさに蕾が開こうとする様子が見えます。蜘蛛の糸までも写っていました。2020.04.21

 

土手を下り駐車場に向かう道の脇にある小さな桜草の群生地で立ち止まりシャッターを押しました。前回から2週間たった桜草は未だ蕾を持った株が見られます。まだまだ花を楽しめそうです。

夜半にでも降った雨の滴が花びらに活き活きとした輝きを与えているようです。2020.04.21

 
 

朝早めに駐車場を出たので土手にはほとんど人影が見られませんでした。戻ってきてみると何時もより僅かに人の姿が見えます。やはり家にじっとしているわけにもいかない子供連れの人が数組見られたせいのようです。2020.04.21

 

06/10/2020
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