土手のジョギング№21・7月の土手の野の花➄ ①へ   ④へ ⑥へ ⑦へ
菜の花の土手 彼岸花の土手のジョギング① 

土手のジョギング №21➄・タマガヤツリ  県境の村の花と木土手の野の花一覧 ()無断転載

ジョギングする土手の野の花スライド
土手に密やかに咲く可憐な野の花の画像をニコンのイメージ・スペース・土手に咲く野の花のスライドでご覧いただけます。現在作業中の為野草の名前等が違っている場合もある事をお許しください。2020.07.27
スライドショー・一覧表

土手への坂道を緩やかに上ります。既に花の季節が過ぎたようで雑草だけが勢いよく丈を伸ばしていました。坂道を登りきる手前にコセンダングサが咲いていました。所謂”引っ付き虫”の仲間なので普通なら余り近寄らないのですが、花の少ない今の季節その色彩に魅かれて詳細に見ながらシャッターを押しました。

今日は約5km程の距離の土手の散歩です。進む方向の右側は綺麗に除草された土手が右にカーブしながら延々と続きます。左は決して足を踏み入れたくない緑の帯です。2020.07.27

エノコログサ(狗尾草)

土手の花の季節は既に過ぎていったようです。色彩の季節に代わって、緑の季節となり単調な風景にジョギングをしながら土手をきょろきょろうと花を探す事も無用となりました。

緑の続く土手でエノコログサがあちらこちらに群落を作っていました。今は穂先が最も輝いている季節かも知れません。2020.07.27

別名の”ネコジャラシ”らしく、如何にもふんわりとした柔らかな花穂の様子が野草の持つ強靭な印象が醸し出す鬱陶しさを消しているように見えます。2020.07.27

サンカクイ(三角藺)

先週の7月21日訪れた湿地帯の花々、メハジキイヌヌマトラノオの様子を見るべく、帰路は土手を下りて川辺を進むことにしました。その途次、前から気になっていた沼地に立ち寄ってみました。

花の季節が終わった今は静まり返っていました。岸辺の平地に茎が1m程の、カヤツリグサと同じ三角形のシャープな形の茎を持つ野草が群生していました。2020.07.27

家に帰ってからサイトを調べると、畳表の材料のイグサに似た草でカヤツリグサ科の3角形の茎を持つことから”サンカクイ”呼ばれる野草と推測しました。そこに書かれた特徴がこの画像の野草とかなり似ています。

2020.07.27

メハジキ

先週の7月21日訪れた湿地帯の花々、メハジキイヌヌマトラノオの様子を見るべく、帰路は土手を下りて川辺を進むことにしました。湿地帯の遊歩道を歩いてみました。

先週の様子から一週間後の今回はもっとも綺麗な姿を見られるかと楽しみにやってきました。残念ながら数日遅かったようで花の数は確かに多くなっていましたが色の鮮明さに衰えが見られました。やはりどんな花でも咲き始めこそが最も花の美しい時だと再度確信しました。

それでも、群落のメハジキの色彩を楽しませてもらいました。 2020.07.27

カヤツリグサ
タマガヤツリは何度も見ているのですがカヤツリソウはその花の形さえ分からない事に気付きました。前から訪れていた、タマガヤツリが沢山生えている湿地帯に、今回茎や極端に長い葉を持つ野草がかなり繁茂しているのが目に入りました。写真を撮って家で調べるとまさにこの野草がカヤツリソウでした(別種の場合もあるかもしれませんが)。2020.07.27

ここ数日の雨のせいか地面のあちらこちらには小さな水溜りが出来ていました。三角形の茎を持つ幾つかのカヤツリグサ仲間と思われる野草が小さな群落を点々と作っていました。

草刈りが頻繁に行われて何時も綺麗な状態なので季節があったのかツンと茎を伸ばしたカヤツリグサの仲間の姿が点々と見えました。2020.07.27

私の個人的な印象は茎や葉の付き方は非常にすっきりした姿ですが、タマガヤツリ程の面白さには欠けるように見えます。 2020.07.27
タマガヤツリ

草刈が頻繁に行われている見通しの利く広い広場の少しじめじめした場所に、すっきりと起立するタマガヤツリがかなり大量に生えている場所にやってきました。

雨の多かった今年の天候のせいか、タマガヤツリやカヤツリグサが小さな群落を点々と作っていました。

そのタマガヤツリの中に今まで見た”タマガヤツリ”とそっくりで玉の部分が小型でその輪郭がかなり丸い野草の群落が幾つかが混ざり合って生えていました(左の写真)。2020.07.27

二つの似た”タマガヤツリ”は明らかに異なるように見えます。家に帰ってから調べた処、今まで私がタマガヤツリと認識していた左写真の野草は外来植物の”メリケンガヤツリ(米利堅蚊帳吊)ではないかと思えてきました。

玉が大き目で少し上部に向かって長めに伸びているように見えます。茎もかなり太目で長く50~60cm程のものが見られます。2020.07.27

この新しく目にした玉の形状が明らかにいままで目にしていた野草(上段の緑の強い玉)と異なる事はこの画像より実物は更にはっきりと示しているように見えます。

今日は水辺を5km程歩く日なので、植物の差を私より見分ける妻がその違いを見つけました。玉の色が少し茶色がかっていることや、茶色の斑点が見られる事、全体に小振りである事など明らかに異なる野草のように見えました。この広場の中では、玉状のカヤツリグサの内90%ほどが大きなメリケン・タマガヤツリで10%程度がこの小さな玉のタマガヤツリと圧倒的にメリケン・ガヤツリの勢力が強いようです。2020.07.27

通常はこれほどじめじめしてはいない場所の印象があります。今年の長雨の影響でかなりの水溜りが見える場所にこの小さな玉のタマガヤツリと大きな玉のメリケンタマガヤツリと思われる野草が小さな群落を作りかなりの数が見られます。2020.07.27

翌28日は一人でジョギングをする日なので、再度訪れて確認をすることにしました。

タマガヤツリと推定した塊の横に、メリケンタマガヤツリと推定した野草を並べてみました。明らかに異なった形状に見えます。

左がタマガヤツリで右がメリケンタマガヤツリと<浅学な素人で間違いがあるかもしれませんが、推定しました。2020.07.28

時折雨が落ちてきますがそれさえ心地よく感じる日和でした。土手の上には体の熱を冷ましてくれる風が緩やかに吹きます。時折、除草された土手に腰を下ろして持参の氷水やホット・テイー飲みながら、除草されたばかりの土手の餌を食べるムクドリの姿を眺めていました。2020.07.27

08/07/2020
               
土手のジョギング21ー№5 №1 №2 №3 №4 №6 №7
 
本日カウント数-
昨日カウント数-