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土手に咲くフジの花とサクラソウ |
一週間前の土手のサクラソウとの一年ぶりの再会は今年の春の思い出の一つとなりました。桜の季節が通り過ぎて行ったこれからは、暫くの間土手の自然や野の花を楽しみにジョギングに身を入れようと思いました。そうは言っても今日の土手のジョギングで思い当たるような大きな出来事は思い浮かびません。天候はほぼ晴れで少し霞が掛かったようなぼんやりした空が広がっていました。
土手に向かって坂を上ると右手にサクラソウの自生地が見えてきました、思った通り艶やかなサクラソウの群落は勢いよく伸びだした雑草の原の中に埋まっているように見えます。サクラソウは帰路に立ち寄ることにして土手のジョギングを優先することにしました。
2025.04.21
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土手の野の花一覧をご参照ください。
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土手の野の花のアルバム写真 |
土手のジョギングの折に目にした野の花の写真を納めれた下記アルバムをご覧ください。 |
土手の野の花とその風景 アルバムページ |
サクラソウ自生地の野の花 のアルバム画像をご覧ください。 |
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サクラソウと野の花 ”土手のジョギング・サクラソウと野の花@”掲載の画像は左記アルバムよりご覧ください。尚、上記の土手のジョギングとサクラソウ自生地と併せて掲載申し上げました。
2023.09.25
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土手の野の花一覧をご参照ください。*文中の植物の名前が違っている場合もあります。
2024.09.30
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2025.04.21土手のジョギング・サクラソウとフジと富士山 |
10:10・ゆっくりジョギングをしながら土手に登ると思ってもいなかった事に雪を頂いた富士山が春霞の掛った彼方に美しい姿を見せてくれました。嬉しい事に片道5kmの往路のジョギングの間はずっと冠雪の富士山が見送ってくれていました。やはり物事はやってみないと分からないものです、思ってもみなかった雪の富士山の出迎えにあらためて継続は大切な事だと胸に言い聞かせました。
流石に往路の時間になると町の熱気が水蒸気を生み出すらしくその中に富士山の姿は埋没して見えなくなりました。それでも片道小一時間ほどの富士山を見ながらのジョギングは思い出に残る風景でした。
2025.04.21
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10:58・土手にタチカタバミと思われる小さな黄色の花が大きな群落を作って咲いていました。土手のあちらこちらに野の花が花を咲かせてくれていました、正に春の盛りです。
*野の花の名前が違っている場合もあります。分かり次第訂正申し上げます。
2025.04.21
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10:58・カタバミより少し茎が長いのでタチカタバミではないかと思いましたがカタバミかも知れません。葉っぱの形がクローバーのようにしっかりした円形の葉を持っている小さな黄色の花びらです。
2025.04.21
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10:59・ナヨクサフジが土手に点々と群落を作って今を盛りと咲いています。咲き残りの菜の花の前で紫の花を沢山咲かせていました。
2025.04.21
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ナヨクサフジ
紫の花房を下に向けて咲く優雅な姿からは想像もできない旺盛な生命力のナヨクサフジが辺りの土手の斜面に大量に咲いています。雑草に絡むように咲くので緑の原の中でそれほど目立ちませんがジョギングで進む雑草の中に続く土手道の両側に密集して咲いていました。
2025.04.21
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11:01・タンポポポ
春を告げる野の花で最もポピュラーな花の一つ、タンポポがあちらこちらに咲いています。村の庭では雑草として草刈り機で刈り取る花ですが、広大な土手では緑の雑草に囲まれて精一杯茎を伸ばし花を広げて咲いています。
2025.04.21
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11:35・往路には全く気が付きませんでしたが帰り道の土手の下に今年も藤の花が満開の姿を見せてくれていました。どこに藤の木の元があるかの盛大に伸ばしたツルからは根元の有り場所が判断ができません
この藤は私の好みにぴったりの人の手の入らない自然が作り出した静かな姿の造形です。 今日はジョギングが残っているので藤の花の下での見物は、明日花好きの家人を連れて歩きながら見ることにしました。
2025.04.21
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11:58・ジョギングの往路の最後の坂を下ります。坂の途中の左に見えるサクラソウをカメラに収めて明日の再会を約しました。このサクラソウ自生地の様子は一週間前とは大きく様変わりした風景で驚かされます。前回は艶やかに咲くサクラソウの群落が突出して目立っていましたが今は雑草が勢いを増してサクラソウを圧迫しているように見えます。それこそが、時と共に移り行く私の大好きな自然の作り出す風景です。
明日家人が同行の折にはこの小さなサクラソウ自生地と藤の花を見てから隣接する国の特別記念物の広大なサクラソウ自生地に立ち寄るつもりです。
2025.04.21
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2025年4月22日・ジョギングする土手の野の花とサクラソウ |

10:15・今日は昨日のジョギングの折に見た藤の花を見た後、国の特別天然記念物のサクラソウ自生地を散策することにしました。今日は家人も同行しているので歩いて散策をすることにします。
確かではありませんが、オンブバッタと思われる昆虫が道路の真ん中でじっと動かずにいるのが見えます。工事の車に踏まれる恐れもあるので手に乗せて草むらにおいてあげました。
2025.04.22
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トダスゲ
10:20・土手に登る坂道の途中にあるサクラソウ自生地にやってきました。今日はジョギングをしないで景色を見ながら歩いての散策なので足元の野の花を見ながらゆっくり進みます。
サクラソウ自生地にトダスゲが見えます。
2025.04.22
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10:20・小広い雑草の原の中に可憐なサクラソウが心細そうな様子で花を開かせています。1週間前の 雑草の丈がサクラソウと同じころとは風情が異なりますが、これも時間と共に変化する自然の姿と、背を屈めてサクラソウを眺めています。
2025.04.22
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10:21・同行の家人はそれでも今年初めてのサクラソウとの再会に大喜びです。このような自然の姿のサクラソウは風情を感じさせてくれるものだと私も緑の原の全体を改めて見直してみました。
2025.04.22
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10:22・緑の草原の中に埋もれそうな姿のサクラソウ、可憐さが更に際立って見えます。多分次回見る時には緑の雑草に覆われているでしょうが元気に命を維持して呉れる事を祈るばかりです。
2025.04.22
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土手に咲く藤の花 |
10:57・今日は家人と歩きながらの土手の散策なので存分に辺りの風景や野の花を見ながら藤の花までやってきました。昨年も見た、多分毎年見ていると思いますが、藤の花との再会です。
まず土手の上から藤を見て花の下に向かうことにします。 藤の花房がかなり高く広く咲いているので土手の上からでないと全体が見えません。近ごろはこの藤の花を見に訪れる人の姿を時折見かけるようになりましたが、今年も数人の方と出会っています。 2025.04.22
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11:01・藤の姿を見ながら雑草と野の花の咲く土手を降ります。藤の花の様子が下るほどに微妙に姿を変えてみえます。蛇が嫌いな家人の前を辺りに目を配りながら下ります。
2025.04.22
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11:04・土手を降りて藤の花房の下に降り立ちます。土手の草むらを恐々と降りていた家人は花房の下では藤の花の香りを嗅いだりと様変わりして一面に広がる景色を大いに楽しんでいました。
2025.04.22
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どのように藤が森の木々の間に蔓を伸ばしているのか、もしかすると数本の藤なのかも含めて、私には判断が出来ません。辺りの緑を背景に咲く花の姿は穏やかで心が和みます。
2025.04.22
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枝が密集している森の中に入るのもいささか躊躇しますし、藤の根元が知れても知れなくても咲いてくれた花を愛でるには何の支障も無いのでただ藤の花を見上げています。
2025.04.22
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横から写しましたが私の腕では私の感じた藤の姿を表現する事が出来そうにありません。やはり緑の森の木々と共生しながら花を咲かせてくれるいる姿が私を魅了するのかもしれません。自然の作り出す穏やかな風情と併せて静かに心行くまで見られることも感動を生む大きな原因かもしれません。
2025.04.22
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森の緑との絶妙なコントラストに見惚れてしまいます。個人的な好みですが、緑だけでも紫の花だけでもこれ以上の感動を与えてくれることは無いと思いました。大変好ましいバランスです。
2025.04.22
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高く伸びた森の緑の木に蔓を伸ばして咲くフジです。ひろく広がる藤のカーテンは色々な風景を見せてくれます。この藤は見上げる程の高さに咲いてくれています、紫の花房の背景は空になります。
2025.04.22
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花房が塊で咲いているのが見えます。密集したいささか重たげな紫の花の塊を見せてくれます。
2025.04.22
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11:09・土手でも私達の先を歩いて藤を見ていた二人連れの方が藤の方向に向かって歩いてきました。邪魔になるといけないので最後に全体を写して私達は土手に戻る事にしました。
2025.04.22
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11:14・藤の花と向かいあう土手の斜面(先程降りてきた草叢の土手の斜面)にセリが生えていました。土手の春の思い出に少し摘み取ります。
2025.04.22
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家に帰って早速夕食のおかずに藤の花の咲く土手の思い出としてまず天ぷらを食べます。春の香りが漂います。
2025.04.22
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もう一つまみはおひたしで味わいました。夕飯にセリのおかずが加わり今回の藤の花への散策はかなり密度の高い楽しみを与えてくれました。
2025.04.22
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11:38・オオジシバリ思われる黄色い花の群落が土手の縁に続いています。黄色の花の後ろにはカラスムギの白っぽい列が続きます。春は真っ盛りです。
2025.04.22
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11:40・赤く色付いた”ギシギシ”と形はそっくりで茎から出る葉の付け根の形が微妙に異なるスイバが混在して土手に茎をのばしていまし。土手を吹き抜ける心地よい薫風に踊っているようです。以前はギシギシとスイバの区別がつかず違った説明を付けましたが、葉の付け根の形状が違うことがわかりました。赤の強い方がギシギシで薄い方がスイバです。
2025.04.22
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11:43・黄色のタンポポの花が綿毛になったタンポポと一緒に咲いていました。何でもない花の姿ですが何故か広い自然の中で見ると、惹きつけられます。やはり厳しい自然の中で自らの力で生きている姿が美しいのかもしれません、最も野の花は全てそうなのです。
2025.04.22
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一際赤色が目立つギシギシにシャッターを押します。背景には緑の土手とカラスムギの群落と川面が見えます。
2025.04.22
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今の季節、土手はヘラオオバコとギシギシが主役のようです。ほぼ途切れることなく土手の縁に姿を見せてくれます。
2025.04.22
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11:52・オオジシバリではないかと思われる花が雑草の原の中でも競うように花を咲かせて茎を伸ばしていました。
2025.04.22
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11:58・ヘラオオバコが薫風に踊るように茎を揺らしています、その姿にすっかり見惚れてしまいました。やがてこれらの野の花は巨大な草刈り機で切り取られることになります。それでも又徐々に茎を伸ばして厳しい冬を乗り切り花を咲かせるに違いありません。それが私の胸に響くようです。
2025.04.22
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12:04・楽しい土手の散策を終えてサクラソウ自生地に戻ってきました。今年最後かもしれないサクラソウを眺めています、名残は尽きませんがこのサクラソウの元になっている隣接する”国の指定特別天然記念物”サクラソウ自生地に向かうことにしました。
2025.04.22
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先週の隅田川の桜見物で今年の桜の見納めとなりそうですが、一週間ぶりに訪れた馴染みの土手では藤の花が満開で出迎えてくれました。春は未だ通り過ぎてはいないようです。
雑草と競うように緑の原の中にはサクラソウまでもが可憐な姿で咲いていてくれました。私の好みの混雑とは無縁の自然の中に咲く野の花にはまだまだ出会えるようです。これから国の特別天然記念物のサクラソウ自生地に出かけて野の花を見てくることにします。
2025.04.22
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05/07/2025 |
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土手のフジの花とサクラソウ@ |
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