板橋区西台天祖神社狛犬・年代・石工名不明 *(禁)転用・使用 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
神社はほぼ中山道沿い(江戸時代の道は少し離れているかもしれません)にある神社、周りは家に囲まれています。2019.07.02 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
銀杏の大木が木陰を作る境内は17号国道(中山道)の喧騒とは別世界です。お参りを済ませて狛犬をゆっくりと見させて貰いました。 秋には未だ間があるのに地面には青い銀杏の実が数個落ちていました。余りにも年月の流れるスピードが速いのにぎょっとしました。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
蓮沼氷川神社狛犬・昭和9年(1934年)・推測 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
右に置かれた阿像と思われる狛犬はかなり激しい表情をしています。サイズは僅かに小さめで、私には彫りはかなりあっさりした仕上がりに感じます。2019.07.02 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
右の阿像から吽像を写しています。蓮沼神社の境内は静かな空気が漂っています。阿吽像共に自然石の上に奉納されています。2019.07.02 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
右の置かれた吽像、阿像と同じく丸い目が目立ちます。 自然石の台座に9年らしき数字と人名が見えますが、かなり摩耗して正確には読む事が出来ませんでした。 かなり確かな”9年”(もしかすると戦時中や占領時やその影響する期間を除いた39年かもしれませんが)は昭和9年の事ではないかと推測しました。 2019.07.02 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
境内の左奥に小さな鳥居と多くの摂社、そして鳥居の前に如何にもと言う狛犬が目に入りました。 小型の鳥居は説明に書かれた神明型と言われる仕様に見えます(正面入り口の寛政8年・1796年の神明式鳥居と類似した作りです)。 辺りには興味深い石像類が多く置かれています。嬉しい事に詳しい説明がそれぞれに付いていました。2019.07.02 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
右に置かれた阿像、サイズは小型ですが一見して江戸の狛犬と知れる何処にも違和感を感じさせない石像だと嬉しくなりました。 神社の静寂に同化してひっそりとそこにあります。子細に細部を見ながら何度か周囲を回りました、尖ったような表現は見られません。穏やかな気持ちで流れるような毛の彫りを楽しく鑑賞させてもらいました。2019.07.02 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
右の阿像から左の吽像を見ています。二つの狛犬に挟まれた空間にも長閑な雰囲気が漂っているように感じました(久し振りに江戸の狛犬に出会って気持ちが少し高揚しているのかもしれませんが)。2019.07.02 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
左に置かれた吽像、毛並みの彫りの見事な曲線が目を惹きます。顔の各部の彫りも立体感が有る為に160年近く風雪に晒された経年による摩耗もそれ程の影響を与えていないように見えます。台座に彫られた年号を文久元年と推定したのは干支の”辛酉・かのととり”の酉の文字が見える事からですが、違っているかもしれません。2019.07.02
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
天祖神社拝殿前の狛犬・平成10年 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
天祖神社一の鳥居の脇の狛犬 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
天祖神社説明板に書かれている神社入口の一の鳥居は神明型と呼ぼれる仕様で寛政8年(1796年)に作られたものです。その先に一見すると江戸の狛犬と思われる石像があります。残念ながら台座に年号や石工名が見られません、江戸時代ではと思ったのは鳥居や境内奥の文久元年(1861年)の狛犬の存在などからの個人的な推測です。2019.07.02 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
右に置かれた阿像、狛犬サイズは一般的な大きさに見えます。天祖神社境内奥にある江戸の狛犬・文久元年(1861年)と丸い目の形や足の爪も形状がかなり類似しているように見えます。同一の石工の作ではと推測しています(そうであればと言う淡い希望を込めての推測です)。2019.07.02
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
残念ながら台座には手がかりとなる文字が刻まれていません。江戸の狛犬にはこの天祖神社の例だけではなくしばしば石工名が無い場合が多い印象です。2019.07.02 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
左に置かれた吽像、静かな姿ですが十分すぎるほどの存在感を感じます。大変愉しい一時を過ごす事が出来ました。2019.07.02 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
稲荷氷川神社・大正13年(1927年)狛犬 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
07/27/2019 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Copyright (C) Oct. 10,2007 Oozora.All Right Reserved. |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|