諏訪神社の境内 |
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諏訪神社住所:東京都荒川区西日暮里3-4-8 。神社正面の入り口に立つ鳥居。谷中は寺社が密集しています。この前の道は上野の山に続く台地の頂上部にあたります。2016.2.16 |
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本殿の前に昭和43年作の新しい青銅製狛犬が一対据え置かれています。
←左は正面入り口の鳥居の横に立つ、諏方(訪)神社の由来が書かれた看板。2016.2.16 |
諏方(訪)神社の狛犬・阿像・文化13年(丙子・1816年)
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昨年12月に訪れた折はテントで塞がれているので近づけませんでした。今回はゆっくりと周囲を回って観賞できました。私には腕の良い石工の彫った作品に見えます。立体的な彫りが石像に重厚な印象を与えているように思います。石工の名前は見つけられませんでした。2016.2.16
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台座に”れ組”(本殿前の鳥居にもこの名前が彫られていました)が奉納したと彫られています。右阿像、左の吽像、吽像については前回も詳細に見る事が出来ました。2016.2.16 |
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台座の彫込みは文化13年(丙子・1816年)と読めるようです。もしかすると文化1年かもしれません。
今回は阿吽の狛犬をしっかりと撮影することが出来ました。江戸の狛犬の一つの特徴である大きな団扇のような尻尾が際立っています。力強さを感じさせる造形です。2016.2.16 |
綺麗に化粧された二つの狛犬は曇り空の下でもよく目立ちます。2016.2.16 |
諏訪神社・稲荷神社狛犬 |
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境内にある案内板、このあたりが諏訪台と呼ばれていることが書かれています。上野から続く台地は所々で切れながらも延々と北に延びて荒川の岸まで続いています。2016.2.16 |
神社の西側に谷中を通り上野まで続く道が伸びています。西日暮里駅の西側を急角度に曲がって登る道が台地に続きますが、その坂を地蔵坂と呼ぶようです。2016.2.16 |
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神社境内からは新幹線、山手線、京浜東北線等の電車がひっきりなしに通ります。2016.2.16 |
右、上野方面を望むと、再開発の日暮里駅前のビルが見えます。観光用でない本当の駄菓子の問屋街がお陰で無くなってしまいました。繊維問屋街がかろうじて残ったのはそれでも幸いです。2016.2.16 |
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浄光寺(雪見寺)住所:荒川区西日暮里3-4-3 。諏訪神社の入り口に出てみると隣接して浄光寺がありました。明治以前はこの寺が諏訪神社の別当寺だったようです、神仏習合が表れているようです。江戸の六地蔵の一つ(古い時代の六地蔵のようです)があると書かれていたので山門をくぐってみました。2016.2.16
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左・文化6年(1808年)の西村和泉作座像 |
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いよいよ社に向かいます。狛犬と右手には咲き出した紅梅がみえます。辺りは鎮守の森のかわりに家が密集しています。2016.02.16 |
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千住本氷川神社狛犬・右側の像 |
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←画像クリック
素盞雄神社(すさのお)の狛犬 |
がっしりとした体と空に立ち上げた尾を持つ堂々とした姿の狛犬です。口を閉じているので吽像かもしれません。この姿は隅田川を挟んた反対側ある南千住の素盞雄神社(すさのお)の狛犬と極めて似ています。ゆったりと構えた落ち着きのある姿です。画像をクリックすると素盞雄神社の狛犬が見られます、クリックするたびに交互に入れ替ります(大きな狛犬が本氷川神社のものです)。多分同じ石工の作品だと推測されます。
この尻尾の形状は何処か出雲の狛犬にもイメージが似ているように感じました。2016.02.16
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