2021年7月の村の花と木

高原の村の赤いウメモドキの実 ()・無断使用転載

高原の村も、今年の猛暑は例外ではなくうんざりする暑さが夜になっても中々収まらない程です。普通は陽が落ちると涼しい風が下の田圃の方から吹きあがってくるのですが今年は全くそれがありません。それでも、早朝の冷気が体を包んでくれるので生き返ります。高原の花は秋の季節を迎えて辺りの気配を気遣うように静かに咲いていました。 2021.09,28

県境の村の片隅に大好きなカンワラビが黄色の穂を伸ばしていました。最初に築山の置き石の両脇に2本見つけて安堵しました。 それと言うのも目立つことを避けるように、季節に訪れればそれを期待して地面を探す私の目を逃れる事は出来ませんが、穂を伸ばす野草は草刈り機で刈り取る事が多く何時も不注意を悔いています。

度々の事なので前からカンワラビは街の猫の額ほどの植木鉢に移植する事にしています。それらの効果かあちらこちらに姿が見られるようになりました。2021.09.28

置き石の左に茎を伸ばしているカンワラビを拡大して写してみました。何の変哲もない姿なのですが、野草の持つ野放図な力を少し抑えた姿には見飽きる事がありません。2021.09.28
ナツツバキの幹の根元の野草の陰から姿を見せてくれていました。野草をかき分けてカメラのシャッターを押しました。2021.09.28

想像以上にカンワラビの姿が庭のあちらこちらに見られるので街での保存作業が功を奏したと大いに満足しました。あと一月程で美しく色付いたカンワラビが見られそうですが、果たして県境の村にその折りに来られるのかと残念な気持ちになりました。2021.09.28

 

 
街の植木鉢に植えたカンワラビが元気に育っています。嬉しい事に種を飛ばしてくれるのか毎年新しいカンワラビが姿を表してくれます。それを時折草刈り作業で刈り取ってしまう高原の村へ移植しています。2021.10.05

大きく枝を伸ばすサクラゲンカイツツジの後でムラサキシキブが窮屈そうに枝を伸ばしていました。艶やかな紫の実がたわわに実りその目方を何とか支えながら枝が垂れ下がっています。2021.05.19

贔屓目なのかもしれませんが何時も冷気に満ちた高原の村の花や実の色の鮮やかな色合いには息を飲むほどの感動を覚えます。

個人的な推測では冷気の満ちた高原の澄んだ空気や太陽の光がこの色を産み出すのでは思っています。2021.09.28

真っ暗な高原の村には何時も夜到着します。今回は真っ暗な中でも金木犀の咲いている事が芳しい香りが漂う事で分かりました。

2本の金木犀が育っているので何処でも芳しい芳香が癒してくれます。2021.09.28

太い方の金木犀にはびっしりとオレンジ色の花が咲いていました。普段はただ緑の葉を茂らせて場所を塞ぐ木に感じる事もあるのですが、この季節だけは勝手なのですが一幅の清涼感を堪能しています。2021.09.28

金木犀の根占めにしている白いシュウメイギクが前回8月終わりにも咲いていましたが未だ蕾を残しながら咲き続けていました。

かなり力強い生命力の花のようで庭のあちらこちらに花を咲かせています。2021.09.28

山際の斜面には赤いシュウメイギクがかなりの群れで咲いています。茎が長く少し倒れ気味に咲くのでスペースが必要です。2021.09.28

植えた時は私の背丈ほどのウメモドキですが今では辺りに枝を張り巡らしています。これから暫く真っ赤な赤い目が目を慰めてくれるでしょう。

2021.09.28

このウメモドキは実の付きが極めて旺盛で、その実の赤い輝く様子に何時も見惚れています。2021.09.28

これが食べられる実ならどれ程嬉しい事かと何時も卑しい気分で眺めています。2021.09.28

個人的には大変気に入っている野の花のツルリンドウですが、今年はその優雅な紫の花を見る機会を逸しましたがそれと同じほど心を惹かれる赤紫の実が沢山咲いていました。これはツツジの植え込みの中に絡まり沢山の実を成らしていました。2021.09.28
このツルリンドウはかなり前から目にしている古い蔓です、もしかすると何代目か生まれ変わっているかもしれません。丁度岩の間に根を伸ばして馬酔木の枝に絡まりながら美しい実を成らしていました。2021.09.28

花の季節が長いサルスベリの白い花が咲いていました。何故か百日紅の木が合計3本に植えられています。既に赤い百日紅は季節が過ぎて白い百日紅が今が満開のようです。

落葉時の枝切りを怠けたせいで見上げるほどの高さに花を付けていました。これからは草刈りは不要となるので枝切をしなくてはなりません。

2021.09.28

早春に花が咲くツバキですが、赤い大きな実が枝に下がっていました。これがかなり難物で鳥が食べるのか小動物が食べるのか庭のあちらこちらから小さなツバキの枝が根付いています。

真っ赤な大きな実を見ている分には極めて楽しいのですがその先を考えると少し鬱陶しくなります。

裏山の斜面には既に7~8本程のツバキが育っています。2021.09.28

日陰や木陰には未だ蕾のヤマユリが見られます、ただ次に訪れた時には全てが実になっているかもしれません。

2021.09.28

エダマメ

これは花ではありませんが8月の収穫に続いて残しておいた枝豆が丁度食べごろに育っていました。何も植えても、植え時期・手入れ・収穫時期に出掛ける事が出来ずまともに育つ野菜は稀なのです。

所が豆類に限ってはかなりの確率で収穫にありつけます。集落のプロの方の助言もあって今年もとても美味しい枝豆を数回堪能できました。

2021.09.27

丁度食べごろのようで、ぷっくりと膨れた豆の房が沢山になっています。種は蒔きますが滅多に収穫する事が出来ないので見るからに美味しいそうな出来の良い枝豆を目にして大興奮です。2021.09.27

何故か枝豆だけは、私達が作ったものが街のスーパーで売っている物より格段に美味しい事が不思議でなりません。画像の枝豆は村に滞在中に食べる2回分だけを写しました。

畑には、街に持ち帰る少し豆の付きの多い苗を残しておきました(明朝出発前に畑から引き抜く事にします)。街でも暫くの間ぷりぷりした歯ごたえの枝豆が堪能できそうです。2021.09.27

今回は日持ちのする花が咲いていなかったので仏壇に飾る少量の金木犀とウメモドキを切り取り街に持ち帰りました。

花は採れませんでしたが、今回の大きな目的であるトマトなどの野菜類やリンゴや梨等の果物を村の近辺の農協の直売所で多量に買う事が出来ました。価格は街の半額以下、味は比べられない程の深い美味しさのそれらを半月ほどは堪能できそうです。村の農家の方からの取り立て野菜のお土産まで頂戴したので暫く野菜類を買う必要はありません。2021.09.28

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