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塙町天神神社狛犬・昭和10年(1935年) (禁)無断転載

2020年1月6日、長い冬季休暇を切り上げて暮らす街に戻る日がやってきました。帰路は初めてのルートである久慈川沿いの道をとりながら袋田温泉に一泊して袋田の滝と大子町の神社を訪ねる事にしました。この道沿いの棚倉町・塙町では旨いヤツガシラが買えるかもしれないと言う期待もあります。2020.01.06   
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塙町・天神神社
天神神社:東白川郡塙町大字植田滝ノ前21

神社は太い道の230号線の脇にありました、この道は昨年の秋八溝山の紅葉見物の折に通ったのですが気付かなかったようです。

鳥居の先に石段の参道が見えます。石段を上った先の拝殿の前で参拝をさせて貰いました。2020.01.06

 
拝殿の前の広場から神社の氏子の方々の集落が見えます。林業の盛んな土地らしく綺麗な一枚板の扁額が奉納されていました。2020.01.06
 
塙町天神神社狛犬・昭和10年(1935年)

右に置かれた阿像、その凄まじい形相と迫力は特筆ものです。目を吊り上げ吠え掛かる姿は邪心を抱くものから神社を守る姿には十分な表情に見えます。

籠彫りの玉が添えられた彫にも感心して見させて貰いました。玉も破損することなく綺麗な状態で残っています。2020.01.06

 

 

 

 

 

阿像から吽像を写しました、阿像の迫力は後ろ姿からもうかがえます。

台座には残念ながら昭和10年の年号だけが見えましたが石工名は見つける事が出来ませんでした。どこかで見たような気もするのですが現時点でははっきりしません。極めて興味深い石像に出会えました。2020.01.06

 

左に置かれた吽像は子取りの意匠です。子取りの子供としては少し大き目な体形が特徴的です。その子供の面構えは親を凌ぐほどの厳しい表情に見えます。2020.01.06

 
塙町・天神神社から次の目的地大子町・真弓神社に向かいます。久慈川を渡りました、川面に水鳥が群れているのが目に入ります。美しい空、穏やかな山の連なり・・夕方の近いせいもあり旅愁を誘われます。2020.01.06
大子町・真弓神社
真弓神社住所:茨城県久慈郡大子町大字浅川。

大子広域公園の山道を超えて160線に突き当たります。左折して進むと僅かで160線の脇に鳥居が見えます。有難い事に参拝者用の駐車場でした、心置きなく参拝が出来そうです。2020.01.06

   

神社の参道は道路の反対側に続いていました。鎮守の森の中にある大変美しい佇まいの神社に出会ったようです。2020.01.06

杉木立と竹林に囲まれた参道の先に随身門が見えてきました。その先の境内にどのような狛犬が奉納されているか期待が膨らみます。只でさえ鎮守の森で守られた薄暗い境内、夕暮れが近いせいか弱い日差しが僅かに差すのみです。2020.01.06

矢大臣の像が安置されていると思うのですがガラスが反射して中身がはっきり確認が出来ませんでした。2020.01.06

随身門の先にはかなり広い境内があり、彫が確りした狛犬も奉納されていました。神前で参拝を済ませてから狛犬を見させて貰う事にします。2020.01.06
 
大子町・真弓神社狛犬・大正11年(1922年)

薄暗い境内の高い台座の上に置かれた右側の阿像、一際目立つモニュメントです。全体のバランスが極めて上手く取れているので心地よく見る事が出来ました。

約100年前の石像としては保存状態が極めて良好に見えます。玉取りの意匠の玉は籠彫りではありません。2020.01.06

 

阿像の背中から吽像を写していますが阿像の線の部分の彫も巧みな細工に見えます。2020.01.06

台座には大正11年(1922年)の年号と”大手町”と”石工”の文字が見えますが残念ながら肝心の石工名がはっきり判読できませんでした。二文字が残って下は欠落してしまっています。

一文字目は”武”や”式”のようにも見えます。2番目は”士”の可能性が高いと思うのですが一番目の文字との組み合わせた”武士”や”式士”では少しおかしい名前になりそうです。かなりの腕に職人と思えるので、どこかで同じ石工の石像に出会える幸運を願っています。

翌日、大子町・十二所神社でそれが現実のものとなりました。2020.01.06

 

左の置かれた子取りの意匠の吽像、親子共に優し気な表情で迎えてくれました。2020.01.06

 
 

造り直されたのかもしれませんが綺麗な高い台座上に置かれた狛犬の姿の美しさに惹かれてシャッターを押しました。2020.01.06

 
大子町芦野倉・吉田神社
吉田神社住所:茨城県久慈郡大子町芦野倉872。

205号線・須賀川大子線から曲がって橋を渡り集落の中の曲がった道を進むとT字路の先に神社が見えました。辺りには茶畑が広がっています。辺りには茶畑とリンゴ畑が多く見られました。

”芦野倉花菖蒲の里”の前に集会場の広い駐車場があったので車を止めさせてもらいました。2020.01.06

 
落ち着いた雰囲気の木の鳥居が出迎えてくれました。境内はかなり長く拝殿は私の好みの小山の斜面に鎮座しているようです。2020.01.06
 

拝殿で参拝をさせて貰いました。境内には4つ程の摂社が祀られています。2020.01.06

 

拝殿の前の境内から眼下に広がる氏子の方々の集落を見ています。多分小山の辺りに私が渡った川が流れていたのではないかと思います。

右手には”芦野倉花菖蒲の里”の東屋が見えます。遠くには八溝山塊に続く山並みと思われる峰々が望まれます。2020.01.06

 
吉田神社狛犬

新しいタイプの狛犬の台座の横に極めて特異な狛犬が奉納されていました。県境の村でも類似の狛犬が幾つかありますが、凹凸の少ない事ではこの狛犬が一番かもしれません。

余りにも面白いので角度を変えた画像を複数掲載しました。正確に計測をしませんでしたが、長さが90cm前後であったと思われます。どのような状況や思いでこのような石像を彫ったのかと想像をめぐらす楽しみがあります。

2020.01.06

右側の狛犬

右に置かれた狛犬です。吊り目の様子が分かりますが口の部分は摩耗したのか最初から彫られていないのか判然としません。

耳と尻尾は彫られていますが毛並みを表現したと思われる渦巻き状の彫が見られます。2020.01.06

左側の狛犬
左側の狛犬はかなり摩耗が進んでいる様子で顔つきもはっきりとは分かりませんが、何処か優し気なというか寂しげな表情に見えます。2020.01.06
胴体部分に彫られた模様は生き物の印なのかもしれません。年代・石工名等の記録は何処にも見当たりませんでした。2020.01.06
 
吉田神社・二つ目の狛犬・昭和51年

極めてユニークな狛犬の横に所謂新しいタイプの小型の狛犬が奉納されています。台座には昭和53年に奉納されたと刻まれていました。2020.01.06

   

何処か夕方の近い気配が漂ってきました。今日の神社巡りを切り上げて今夜の宿に向かう事にします。今日は2度目の茨城県の神社と狛犬を訪ねる事が出来ました。冬の自然が厳しい那須地方と白河周辺しか知らない私にはどこか微妙に異なる神社の佇まいや狛犬の様子に大きな興味が湧きました。神社はその地の風土に根差した場所であることが再度実感しました。2020.01.06

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