狛犬を訪ねて 狛犬を訪ねてマップ 狛犬を訪ねての石工 狛犬スライドショー・一覧表
狛犬を訪ねて36の1・①郡山市・磐椅神社 ⇒会津若松市・守屋神社⇒会津若松市・稲荷神社 狛犬を訪ねて36の2・②会津若松市・熊野神社 ⇒会津若松市・白旗八幡神社⇒ 強清水⇒会津若松市・山神社 ⇒会津若松市・八幡宮 2020.08.03
⇐那須の狛犬スライド
狛犬を訪ねて36の3・③さくら市・八坂神社⇒さくら市・徳の宮神社 狛犬を訪ねて36の3・④さくら市・高尾神社⇒高根沢町・八幡宮 2020.09.01
通りがかった地元の方に神社の道の脇に、参拝の間停めても良いかと御尋ねしてから車を停めました。鳥居の脇には石灯籠が置かれていますが狛犬は見当たりません、最後の望みは石段の上の社の前になります。
心地の良い拝殿に続く石段を登ります。杉の巨木が参道の佇まいに落ち着きを感じさせる静かな神域に高めているように見えました。2020.08.03
拝殿の前にやって来ましたが、残念ながら狛犬は見当たりませんでした。
これ程の神社に、万が一新しい狛犬が奉納されていたらさぞかし不釣り合いに見えそうです、かえって良かったと思いました。木立ちの緑の中でお参りをさせて貰いました。2020.08.03
集落の家並の間に鎮座する神社は如何にも氏子の人達に大切に守られてきた雰囲気が感じられます。綺麗に手入れがされた神社で参拝をさせて貰う事にします。
氏子の方々の奉納した石灯籠が並ぶ参道を通り心を静めてくれる風格のある拝殿に向かいます。2020.08.03
落ち着きを感じさせてくれる美しい佇まいの拝殿で鈴を鳴らしてお参りをさせて貰いました。2020.08.03
右に置かれた阿像、今回の会津の狛犬を訪ねる旅では阿像の開いた口の中に玉が彫られた例をしばしば目にします。
飾りが彫られた玉を足下に収めた所謂玉取りの意匠です。顔の表情も活き活きとして見えます。確かな腕の石工の人の石像に見えました。
全体の造形も安心して見る事が出来る狛犬です。2020.08.03
阿像の後ろから吽像を写しています。あっさりした彫りながらバランスの取れた造形に見えます。台座の文字を探しながら数回阿像の周りを回りながら楽しませてもらいました。
2020.08.03
昭和三年に彫られた狛犬は当時の湊村石工の人の作と思われます。昭和初期にこのような狛犬を彫れる石工の人々がこの地に存在した事は大変興味深い事です。
台座には大正14年(1925年)の文字が見られますが、素人の推測ですが、この年の伊勢神宮参拝の記念として昭和3年(1928年)に奉納されたではないかと思われます。2020.08.03
強清水住所:会津若松市河東町八田下ノ家421。通り道にある強清水に立ち寄り近くにあるそば屋さんで蕎麦を食べてみる事にしました。
県境の村の周辺には幾つかの清水が湧き出しているので(震災の後はそれらの場所での水汲みの行列が見られなくなりましたが)このような水には馴染みがあります。
この地の蕎麦屋さんでは十割蕎麦と言われている事から万が一口に合わないといけないので、一番簡単なもりとかけを頼みました。正解でした。お客の多くが一見の観光客の人々に見える事からも仕方がないのかもしれません。
金堀金山や山神社の御由来が書かれた案内板がありました。かって”村社”の社格を持っていたことが推測されそうです。会津地方ではしばしば目にする戊辰戦争の痛ましい墓の話も書かれていました。2020.08.03
先ずお参りをさせて貰おうと拝殿で参拝をしました。拝殿の扁額には”村社・山神社”と書かれていました。かって金山が有った事の名残に由来するのかと思いました。2020.08.03
通常の狛犬の1/3程の大きさの小型の狛犬です。右に置かれた阿像、開かれた口の中に玉が覗いています。足下には牡丹と多分子供と思われる姿が彫られていました。
意匠はかなり特異で今まで余り見た事の無い狛犬です。2020.08.03
右の阿像から吽像を写しましたが、吽像は太陽の光線が強く当たる為に上手く写す事が出来ませんでした。
台座には大正11年(1922年)の文字が見られます、そうだとするとほぼ100年の年月を経た事になります。2020.08.03
山神社のすぐ先にこの標識が見えました。少し坂を下ると墓碑があり地元の方々が供養を絶やさない様子が見られます。手を合わせて祈らせてもらいました。2020.08.03
八幡宮住所:福島県耶麻郡磐梯町大字大谷家ノ前557。人家の間の狭い入り口が見つかりましたが車を入れるのに危なそうです。50m程手前の行き止まりの道に車を入れて、近所の方に参拝する旨をお話しして了解を得てから歩いて神社に向かいました。2020.08.03
通常の大きさの見応えのある狛犬に出会いました。素人の目からもかなりこなれた彫りの石像に見えます。阿像のあけられた口の中には小さな玉が収められています。この神社の前にも白旗八幡神社で玉を口に収めた同じ意匠を見た事を思い出しました。
足下には牡丹までもが彫られた中々手の込んだ狛犬です。2020.08.03
左に置かれた阿像は玉を足下に収めた所謂玉取りの意匠です。その玉にも彫りが施されています。
逆光になる為に腕の未熟な私には上手く表情を写す事が出来ませんが、違和感を感じさせない石工の人の技量が見てとれます。胴体部分もシャープな造形に彫られていて動きを感じさせる石像に見えました。2020.08.03
この八幡宮で今回の会津の狛犬巡りは一旦終了して、目的地の雄国沼に向かう事にします。
駐車した場所まで戻ります、道の脇に大きな白い韮の花の群落が見られました。2020.08.03
磐梯山近くの湿地帯・雄国沼を訪ねる途中会津若松の神社を参拝しながら狛犬を見る事にして出かけてきました。この地域の狛犬は殆どが始めて目にする石像です。大変興味深い事ですが、やはり地域に依ってぞれぞれに特徴がある事が見てとれます。今回はこの山神社の狛犬を見てから雄国沼に向かう事にします。2020.08.03
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