福島県の南①、北②、東③で囲まれた一帯は、何故か（多分、狛犬が作られるようになった時代になるとある程度の米作地帯で一定の経済力・集落の規模と併せて東京・江戸と異なり戦災を免れた事もその一因かと思いますが）かなり多くの手彫りの狛犬を見る事ができる地域です。機械で彫られた定形的な狛犬を目にすることは極めてまれです。まさに狛犬ベルト地帯（変な名称ですが）の一つ（もしかすると唯一かもしれませんが）ではと思えてきます（全くの素人の印象です）。
スライド・一覧表

区分マップ①は白河市・西郷村・矢吹町・泉崎村・中島村の狛犬掲載一覧とマップです。白河市の狛犬の奉納された神社はもう終わりかと思っても、嬉しい事になかなか最後が見えません。 2022年10月29日 現在で下記のリストになりました。この内、桜がメインだったり、坂本観音の寅吉の馬や聯芳寺の墓碑等を除いた氏子の人々が奉納した狛犬の数は合計約６６対にもなりそうです。＊ 2022年10月29日 に更に二つ、それも一つは信じられない事に小松布孝（寅吉・推定）でした。

白河市の総面積３０５．３平方キロから算出した狛犬密度（変な言葉ですが）は約０．２１２９、つまり４．７平方キロ程の面積をうろうろ探すと１対の狛犬と神社に当たる事になります。複数の狛犬がある神社も含まれているので正確ではありません。因みに、車や人の立ち入れない耕地と山林の面積を引くと白河市の面積は７６．２平方キロとなり、狛犬の密度は０．８５３になります。１．１７平方キロ程の面積を探すと遭遇できる計算になります。計算式が違っているかもしれませんが（その場合はお許しください）、感覚的には４～５ｋｍ程車で走ると狛犬の居る神社に出会うという印象があるので納得できます。そして特筆すべき点は、そのほぼ全て（機械で彫られた定型的なものは多分１～２体）が個性的な手彫りであることです。狛犬を訪ねる者には得難い場所のようです。＊白河市の狛犬データ・ベース・一覧表を参照ください。

白河市の狛犬・彫刻師・野田平業について 　＊太字は複数の狛犬が奉納

②は須賀川市、鏡石町、天栄村掲載一覧表とマップです。

石川町・田村市・浅川町・玉川村・古殿町・棚倉町・鮫川村の狛犬一覧表とマップです。

*南会津郡・嶽観音は那須登山口・山の神の那須連山の向こう側にあります。甲子トンネルを抜けると僅かの距離にある湖畔の社と狛犬が見られます。福島県になりますが掲載しました。最初の思惑と異なり、栃木県の神社と狛犬に魅了されて那須の範疇を外れる地域まで尋ね歩いています。那須の呼び名を外すとまとまりが付かなくなりそうなので、範疇の不都合をお許しください。

マップ上段のを押すと一覧表、を押すと地図が拡大できます。グーグル・マップ中印は小松利平・布孝（寅吉）、小林和平に関係する狛犬・石像です。銘が彫られていないものや推測の石像も含まれています。印は狛犬の居ない社です。

市町村別スライド・ページです。画像処理を行っていないオリジナルの為若干見にくいものも含まれています。ニコンのイメージ・スペースを使用しています。ボタンを押す事でスピード、BGM等が任意に変更・設定できます。現在製作途中で、お見苦しい点はお許しください。各画像をクリックするとスライド画面が開きます。＊禁・無断転載　　スライド・一覧表