狛犬を訪ねてbWのA古殿八幡神社 @古殿町の狛犬 B矢吹町の狛犬
 

↑石川郡古殿町・古殿八幡神社・小林和平・狛犬阿像

2015年12月07日08日、年末・年始に村に来ることが出来ないために水抜きにやってきました。高原の村では冬季・留守にする時は水抜きと熱線の電源を入れる事が必要なのです。野菜を買う事とそのついでに、村の小さな社を回って狛犬を見る事も大きな目的です。2015.12.07   
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  各回のホーム・ページ見出し名一覧 実施期間
第1回 @関の城下町 A小峰城と金毘羅神社 B借宿・羽黒神社 2015.6.29〜30
第2回 @中島村周辺 B白河の関周辺 B浅川町周辺 2015.7.13〜14
第3回 @西郷村~白河市 A国津神社・羽黒神社 B鐘鋳神社と貫秀寺

2015.7.27~28

第4回 @白河市大信 A白河市近津神社他 B二つの角折神社

2015.8.17〜18

第5回 @西郷村4つの社 A石川町八幡神社他 B小松布孝と小林和平 2015.9.7〜8
第6回 @西郷村から白河市 A白河大信から天栄村 B浅川町 C棚倉町 2015.9.28〜9
第7回 @須賀川市 A白河市

B東白河郡鮫川村

2015.10.26〜7
第8回 @古殿町 B古殿八幡神社 B矢吹町八幡神社 2015.12.7〜8
 
古殿八幡神社

古殿八幡神社住所:福島県石川郡古殿町山上古殿38。伊波止和気神社から今日の目的地である同じ古殿町にある古殿八幡神社にやってきました。小林和平の狛犬の中で最も高い評価を受けている石像を見に来ました。カーナビに従って車を走らせていると349号線の右に神社が見えてきました。分かりやすい場所にあります。

近所の方が仕事に出てきたので道の脇に止めて神社を見せてくださいとお願いしました。

車を止めて狛犬に近づきます、それは少し大型で力の漲った躍動する石像です。2015.12.07 

古殿八幡神社・小林和平阿像・昭和7年

評判通りの小林和平の狛犬です。個人的な感じは優しい感じが漂う狛犬に見えますがこれは力の漲った作品のようです。

彫りも素晴らしいと思います。長く波のように体を流れる尻尾の形や牡丹と思われる花の造形は動きと力強さを感じました。2015.12.07 

古殿八幡神社・小林和平吽像・昭和7年
 
左に置かれた狛犬は吽像と思われます。小林和平の狛犬では愛くるしい子供が目立つようです。この古殿八幡の吽像のお腹の下の子供はかなり気の強そうな様子です。2015.12.07   
昭和7年の文字が見えます。2015.12.07  ”小林和平”の彫り込みが見えます

古殿八幡では毎年流鏑馬が行われてきたようでう絵馬が数多く飾られていました。2015.12.07 

絵馬や写真が飾られているお堂の左右に小さな狛犬が居ました。近づくことが出来ないので年号や石工の名前は分かりません。かなり摩耗が進んでいるようなので古い狛犬かもしれません

お堂が幾つかありました。2015.12.07  最後の石段を登ると大きな社が有ります。
社の建つ境内から登ってきた狛犬の建つ鳥居の覗いています。木立が辺りを覆っています。2015.12.07

静かな社で鈴を鳴らしてお参りをします。社の横に清水が流れていました。狛犬を訪ねて訪れる社にはありがたいことに、耳が痛くなるほどの静寂と素朴な祈りの場所が待っていてくれます、町の暮らしでいささか疲弊した心が柔らかくもまれていくようで、参拝を済ませた後には緊張がすーっと引いていきました。2015.12.07 

冬の光が傾いてきたようです。夕暮れはアッと今にやってきます。鳥居から光を受けて暖かそうな狛犬の後姿を見ています。
日暮れ前に近くの東禅寺を訪れなくてはなりません。村から古殿町はかなり遠く次回何時来れるか分かりません。吽像から阿像を見ています。出発することにします。

古殿八幡の流鏑馬の説明板です。代々の氏子の人々の営々たる苦労の積み重ねで継続されてきた神事のようです。2015.12.07

この広場で流鏑馬は行われるようです。この先に小林和平の狛犬があります。東禅寺に向かうことにします。2015.12.07 
古殿町東禅寺

道路脇に建つ左側の菩薩像が小林和平の作ではないかと言われているようです。2015.12.07 

東禅寺住所:福島県石川郡古殿町山上松久保16。カーナビに従って走っていると、集落の中にあるお寺の横まで連れて行ってくれました。本堂でお参りをさせてもらいました。

境内にも色々な石像が見られました。これらは比較的新しいものでした。
山の斜面にある本堂から集落の中の道を見ています。やはり静かな空間です。2015.12.07

菩薩像の台座に武運長久と書かれています。石工の名前は見つけられませんでした。年号もはっきりと読むことが出来ませんでした。右に昭和13、その下に20と書かれて言うような気がします。その左に昭和27年建立と読めるようにも見えます。武運長久なら昭和13年が菩薩像の建立の年かもしれませんがはっきりとは分かりませんでした。

今日の狛犬を訪ねる旅の終わりです。村に帰る事には日が暮れているかもしれません。鈴かな社でお参りを重ねて心が軽くなってようです。2015.12.07

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