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↑須賀川市・保土原神社・小林和平狛犬阿像・昭和6年
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2015年10月26日と27日、久しぶりに県境の村の近くの狛犬を見に出かけました。JA直売所で野菜を買うのが大きな目的で、その行き返りの時間を利用して静かな社を訪れ楽しい時間を満喫することが出来ました。26日、須賀川市、27日は鮫川村を訪ねました。尚、須賀川市はご存知のごとく芭蕉の奥の細道の舞台の一つで、狛犬巡りの途中に芭蕉の足跡と幾度か交差することになります。スライド2015.10.26
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カーナビに住所を入れておくと神社鳥居と狛犬の横を通るので、かなり分かりやすい場所にあります。車は鳥居のスペースに駐車できます。
交通量の多い道路から大きな迫力ある小林和平の飛び狛が目に入るでしょう。2015.10.26 |
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保土原神社住所:福島県須賀川市保土原上屋敷30。県道289号線にぶつかる道の脇にあります。 |
狛犬の間を通り過ぎると鳥居があり、その先に木立に囲まれた参道が続きます。 |
小林和平狛犬・阿像・昭和6年 |
かなり大型の狛犬です。高い台座の上に置かれている事もあり迫力があります。阿像はボタンの花と思われるものが彫り込まれています。2015.10.26 |
強い秋の日差しが和平の狛犬を照らしているのでコントラストが強すぎて、下手な私には綺麗に写すことが出来ません。2015.10.26 |
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小林和平狛犬・吽像・昭和6年 |
和平の吽像の顔の表情は目がくるっとして親しみを感じる表情です、個人的な感想はいつも何処か人なっこい狛犬に見えます。
この吽像にはお腹の下にじゃれ合う2頭の子供と顔の下に見上げる一頭、合計3頭の子供の狛犬が彫り込まれています。
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子供をあやすような吽像、光が強いため下手くそな私では子供の表情を上手く撮る事が出来ません。2015.10.26 |
お腹の下でじゃれあう2頭の子供、石川町の石都都古和気神社の意匠に微妙に似ています。2015.10.26 |
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薄暗い杉木立の参道を歩いて社にやってきました。そこだけが太陽の光が差してスポット・ライトが当った様に明るくなっています。
本殿でお参りをして次の牡丹園に向かうことにします。2015.10.26 |
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那須賀川市・牡丹園・石工 小松寅吉・・ スライド |
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須賀川牡丹園住所:福島県須賀川市牡丹園80-1・電話0248-73-2422。場所はカーナビに入れるだけで簡単に分かります。牡丹が咲いていない時は無料で入場できます。無料の駐車場があります。これが牡丹園の入り口です。 |
現在は牡丹が咲いていないので入場が無料です。今の季節はさすが場内は閑散としています。
なお、狛犬等の案内の地図は見当たらないので私は探すのに大変苦労しました。場内で作業をしていた大変親切な係りの人が教えてくれたので何とか見つけることが出来ました。
入り口を入ったらほぼ真っすぐに南口という方向に約400m程進みます。突き当りの手前の右側に、昭和天皇行幸の歌碑の石塔があります。@そこに狛犬が一対。A20m程左前に小さな社・八幡神社、そこに狛犬が一頭。B入り口方向に20m程戻ると小さな池。その脇に小松寅吉の石像。以上3か所に石像があります。2015.10.26 |
@行幸記念の石像脇の狛犬一対・右側の狛犬 |
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親切な作業員の人に教えられた池の脇の石像を見つけました。
寅吉の迫力あるアメノウズメノ命と鶏の石像です。これには説明板が付いていました 。優し気なアメノウズメノ命、対照的に大きな鶏が勇壮で力強い姿に表現されているように見えます。やはり寅吉の石像には動きと力が感じられます。2015.10.26 |
説明を読むとこの石像は社などに奉納されたものではないようです。 2015.10.26 |
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アメノウズメノ命の衣装の彫りなどは流石に寅吉の作品だと思いました。硬質な石の塊から、風になびくが如き柔らかな布の動きを彫り出す技量はやはり寅吉だと見惚れてしまいました。
鶏の毛の彫りも寅吉らしく極めて繊細で、力を抜いた彫りは微塵も見られません。固い石から生命を持つ生き物を生み出したような造形に感じました。2015.09.28 |
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A八幡神社狛犬 |
寅吉のアメノウズメノ命の石像をあちらこちらから見ながら写真を撮っていると、親切な作業員の方が又やってきて八幡神社まで案内してくれました。
小さな社の左側に狛犬が一頭奉納されていました。台座も無しで斜面に居るのでちゃんと見るのに難儀をしました。撮影2015.10.26 |
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十念寺住所:須賀川市池上町101 |
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税務署などのある須賀川市の住宅密集地にあります。参詣客用の駐車場が十念寺の左側にあります。
十念寺は芭蕉縁のお寺の一つです。奥の細道の旅の途中で須賀川に逗留、その折この十念寺を訪ねています。それは元禄2年(1689年)6月15日(新暦)の事です。芭蕉の十念寺訪問については別冊・奥の細道をご覧ください。撮影2015.10.26 |
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安政二年(1955年)須賀川の女流俳人・市原多代女によって建てられた芭蕉の句碑。背丈より高い自然石に彫られた趣のある句碑です。別冊・奥の細道より転載。
”風流のはじめや 奥の田植え唄” |
樹齢500年と推定されるイチイの木が境内にあります。芭蕉も目にしたのでしょうか。 |
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十念寺の左にお寺の作りとよく似た小さな神社があります。手入れの行き届いた美しい社です。 |
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十念寺・狛犬阿像・石工 忠吉 |
秋の日差しが随分傾いてきたようです。残光を全身いっぱいに浴びた狛犬はあたりの背景から浮き出したように見えます。
彫りのしっかりした狛犬です。 |
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十念寺・狛犬吽像・石工 忠吉 |
太陽の光と木の影が覆っているので上手く撮影ができませんでした。吽像の台座には安政5年の年号と”明治17年(1884年)甲申”の年号が彫られています。
石工は阿像と同じ忠吉です。中々手慣れた彫りに見えます。 撮影2015.10.26
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吽像から阿像を眺めています。辺りには家が建て込んでいますが此処だけは静寂です。 撮影2015.10.26 |
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03/17/2019 |
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