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羽黒神社住所:須賀川市江持鐘突田71。鏡石町から神明神社を目指した時、県道233号線・新町街道を来たのですが確かに狛犬を見ました。それが羽黒神社でした。写真は急な石段を上った岡の上の社殿です。2017.3.7
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羽黒神社・狛犬・昭和15年(1940年)・石工 鈴木勝治
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右に置かれた阿像、台座を読むと石工・鈴木勝治と彫られていました。須賀川市朝日稲荷神社の日露戦役岩石傷痍軍人会の狛犬と同じ作者と思われます。すぐ横が県道233号線新町街道です。
狛犬の出来は手慣れた石工の人らしくどっしりと作られています。バランスも彫りにも齟齬は見られないようです。2017.3.7 |
こちらは左に置かれた吽像と思われる狛犬。表情が何処か優し気です。私には温かみと安定感を感じる狛犬です。2017.3.7。 |
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233号線・新町街道の脇にありました。阿像から吽像を見ています。後ろの部分の彫りもかなり繊細に細工がされています。見どころがある狛犬がこの神社には2対も奉納されて居る事になります。2017.3.7 |
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狛犬の後ろから県道を撮りました。車の通りがかなりあります。 |
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所謂皇紀2,600年を記念した狛犬のようです。そうすると昭和15年(1940年)の奉納と思われます。 |
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羽黒神社・社殿前の狛犬 昭和5年(1930年)石工・ 熊田龍五郎・吾妻末吉 |
急な石段を上ると2つ目の狛犬が置かれていました。昭和5年では運搬も人力しか考えられませんが、狭く急な石段をどのように運んだのかと思いました(後から裏道があることが分かりました)。
やはりこの時代の狛犬は、石工の人が作り慣れているのか安心してみる事が出来ます。台座に彫られた熊田龍五郎と言う石工の名前もしばしば目にします。 |
左に置かれた吽像、子供の左には牡丹の花が彫られています。こちらの狛犬もバランスが取れていると思いました。どこから見ても不都合は感じられません。顔のデザインが少し変わっているように見えます。こういう独創的な狛犬に出会えることは大変楽しい経験です。2017.3.7 |
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急な石段の縁から撮りました。台座には昭和年の年号と熊田龍五郎と吾妻末吉と連名で石工の名前が彫られています。2017.3.7
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静かで見晴らしが素晴らしい境内の拝殿で参拝をしました。
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境内からはこの神社の氏子の人々が住むと思われる集落の景色が広がっています。特徴ある山頂から那須岳と朝日岳と思われる那須連山が見えます。 |
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降りるのも登るのもこちらの道が簡単です。車を止めるスペースも道路脇にありました。私たちはトンネルを潜り最初の狛犬の所に戻りました。 |
個人的な好みですが、この神社は大変変化に富んでいて飽きる事がありません。参道の始まりが広い道、やがて田圃の畦道へと続きます。そこから一気に急な石段で素晴らしい見晴らしの拝殿まで登ります。岡の反対に降りると湖が現れ辺りの風景を存分に堪能できます。更にトンネルを抜けて元に戻る事になります。
素人考えですが、昔の神社(原初的なものほどでない)は神々を祀るという主目的に加えて、四季折々に氏子の人々に楽しみを与える場所と言う側面があったのではないかなどと思えてなりません。急な石段は空に登るイメージかもしれません、社から暮らす場所を眺めるのは天空から我が身を見るような感じではなかったのかと思えてきます。何処の社も楽しい驚きがあるのでそんな突拍子もない考えが浮かんできます。
湖は後年灌漑用に作られたのでしょうが、今では美しい神秘的な風景を見せてくれているように感じてしまいます。更にトンネルを抜ける事は暗闇から戻った気分です。この神社はそのような楽しみを恵んでくれるようです。足腰に問題がなければ私たちのコース、石段を登り湖側に降りる、がお勧めだと思います。2017.3.7
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人家の畑に沿って日当たりの良い参道が山の上に向かっています。石段を上ると出来の良い狛犬が置かれていました。社のある境内から通ってきた参道を写しています。2017.3.7 |
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正八幡神社狛犬・昭和10年(1935年)石工・樽川梅治、和田大吉 |
石工の名前に昭和8年の鏡石町熊野神社と 昭和7年の朝日稲荷神社 の狛犬の作者・和田大吉の名前が彫られていました。
二つの神社の狛犬も出来の良い作品で楽しく見まわしました。これも彫り、表情、バランス共に良い出来だと思いました。
こちらは右に置かれた阿像と思われる狛犬です。2017.3.7 |
右に置かれた阿像から吽像を見ています、日がかなり傾いてきています。昨日・今日、那須から須賀川までの間に訪ねた社はどこも気分の良い場所でした。日の傾きからそろそろ帰らないと日が暮れてしまうかもしれません。
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こちらは左に置かれた吽像と思われる狛犬です。この狛犬は口に何かを咥えています、少し前に見たばかりの昭和8年作の鏡石町熊野神社の吽像にそっくりです。こちらの作品はそれから2年後の昭和10年に作られた狛犬です。
和田大吉と言う石工の人の独特なデザインなのかもしれません。 |
台座に彫られていた昭和10年の年号と、二人の石工・樽川梅治と和田代吉の名前です。会ったこともありませんが、彼らが作った狛犬を通してその人となりの片鱗に触れたのでしょうか、親近感を感じてしまいます。2017.3.7
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随身門を備えた延喜式に載る由緒のある神社のようです。
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誰もいない拝殿で参拝を済ませ、今日の旅の無事を感謝しました。
空に黒雲が広がる気配、急いで県境の村に帰ることにします。2017.3.7
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県境の村に着くころには空から雪が舞ってきました。翌朝起きてみると、夜通し降り続いた薄雪が地面一面を覆っていました。春の到来が少し後戻りしたような陽気です。2017.3.7
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